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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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ズラタンでもイグアインでもなく…アーセナルにはジャクソン・マルティネスがベストでしょう!

気を持たせまくる恋愛マンガを読み続けているようです。「夏になったら、僕はポルトを去ることになるだろう。旅立ちのときはそこまで迫っている」「ビッグクラブでプレイできたら素晴らしいと思う。僕はプレミアリーグが大好きなんだ」「子どもの頃はアーセナルファンだった。彼らのようなプレイスタイルが好きだ。ワンタッチでのパスまわしは、僕のスタイルともぴったりだね。アーセナルのような偉大なクラブに入れる機会があったとしたら、なぜノーと言えるんだ?」と本人が再三愛を語れば、御大ヴェンゲルは 「フィニッシュの感覚が素晴らしい」と絶賛。ジャクソン・マルティネスとアーセナルは完全なる両想いなのですから、「イグアインやイブラヒモヴィッチ狙いなどとマスコミに書かれてないで、早く話をつけてしまいましょう」といいたくなります。

2470万ポンド(約47億円)といわれるコロンビア代表ストライカーの獲得資金を調達するために、アーセナルがポドルスキ、ヤヤ・サノゴ、ジョエル・キャンベルの売り先を探していると書いていたのはイギリス紙「デイリー・スター」。このうちの誰かが売れなかったとしても、ジャクソン・マルティネスは買いでしょう。ポルトに入団した2012年からの3年間、30試合26ゴール、30試合19ゴール、30試合21ゴールでいずれもポルトガル・スーペルリーガの得点王。ジルーと違って両足を自在に使えてヘッドも武器となり、ポストに入るのもうまいストライカーが加入すれば、アーセナルの得点力は格段に上がるでしょう。

「ジルーもプレミアリーグに来る直前にリーグ・アンの得点王だったので、ジャクソン・マルティネスと同等じゃないか」という声もありそうですが、FCポルトというチャンピオンズリーグでベスト8に食い込むクラブの絶対的エースのほうが期待値が高いのは、妥当なのではないかと思います。ベスト4進出を賭けたバイエルン・ミュンヘン戦では敗れたものの、ジャクソン・マルティネスは2ゴールを挙げており、2014-15シーズンは大会通算8試合7ゴール。欧州でも実績を残している点取り屋は、チャンピオンズリーグで上位進出を狙うアーセナルにとって、大きな力となるでしょう。「噂ばかりの放出候補」ベンゼマを除けば、欧州の大会で結果を残している20代のストライカーで移籍市場に名前が出ているのは、ジャクソン・マルティネスとイグアインぐらいでしょう。イグアインもいい選手ですが、移籍金に20億円以上の差があり、ガナーズでのプレイを望んでいるというモチベーションを加味すれば、獲るべき選手は明確です。

以前にティエリ・アンリが「アーセナルがプレミアリーグで優勝するためには一流選手が4人必要」と発言し、ヴェンゲル監督が反論したことがありましたが、「ジルーは非常によくやっているが、彼とともにプレミアリーグ制覇をできるとは思わない」というガナーズのレジェンドの言葉には耳を傾けたほうがいいのではないかと思います。私にとってジルーは好きな選手のひとりで、ライバルクラブのFWに対して過少評価されていると思うものの、彼ひとりにプレミアリーグとチャンピオンズリーグの最前線を託すのは酷でしょう。センターの選手としてトップクラブと戦った経験が少ないウェルベックには時間が必要。最終盤でいいプレイを見せていたウォルコットを、CFとして勘定に入れるのは時期尚早です。昨シーズンの最中は、ジルーがシーズンを通じて活躍できればOKと考えておりましたが、先週のバルセロナの3人を見て、プレミアリーグで20ゴールを決められる選手がいないと欧州では勝ち上がれないと頭の中をあらためた次第です。

昨季は強豪パリに敗れて早々に欧州を去ったモウリーニョ監督は、選手層を厚くすると宣言しており、プレミアリーグだけでなくチャンピオンズリーグまで勝てるチームを創ろうとしています。そんなライバル相手に勝たなくてはならないのですから、アーセナルはストライカー、セントラルMF、CB、GKにおいてはさらなる強化が必要…おや、4人ですね。私もティエリ・アンリさんと似たようなことをいっているようです。

1100万ポンド(約21億円)で獲れそうとはいえ、「TuttoMercatoWeb」「テレグラフ」「デイリー・スター(ジャクソン・マルティネスと二股報道?)」が報じた33歳のズラタン・イブラヒモヴィッチは要らないでしょう。彼の存在は、今後欧州で勝つためにカウンターを確立させたいアーセナルの攻撃を遅くしてしまうのではないかと思います。ヴェンゲル監督は、ストライカー問題には早々に決着をつけ、最重要テーマであるビダル、コンドグビアらのセントラルMFや、チェフ獲得に集中すべきではないでしょうか。繰り返しになりますが、倒さなければならないチェルシーは、欧州の頂点を見ているのですから。

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“ズラタンでもイグアインでもなく…アーセナルにはジャクソン・マルティネスがベストでしょう!” への5件のフィードバック

  1. サッカー小僧! より:

    更新お疲れ様です。

    CFの補強、イブラの名前まで上がっていましたね、まぁ、見た瞬間「ないわー」、と思いましたが(苦笑)、そもそも
    イブラほどの選手が来ると、スタメンで起用しないと、いろいろ問題が起こること間違いなし(それはスタメンで
    出たいが故に移籍するチェフも同じ)なので、前も書いたように自分は両者とも獲得はないだろう、と思っています。

    なので、今名前が挙がっている選手なら、J・マルティネスが一番いい、というのは大いに賛成ですが、ただそもそそも
    監督にCFを獲得する気があるのか???という疑問もあります、アンリの言う通り、本気で優勝したいのなら、4つ
    補強必要かもしれませんが、今までの傾向からしても、正直アーセナルがそこまで補強するとはとても思えない
    ので、自分は最低でもDMFとCFを…と思うわけですが、下手すれば、またいつもの「我々には強力なスカッドが…」
    というセリフを聞かされる羽目になりかねない、とさえ思っています、それと同時に、自分はCFを補強しないと、
    アーセナルの優勝はない!と思います(DMFの補強なしは論外です)、まぁ奇跡的に運よく、ウェルベックや
    ウォルコットが確変してくれたら話は別ですが、むしろ彼らは、一年怪我なく過ごすことが大事じゃないでしょうか。

    補強できなくても、当然口では優勝狙う、とは言うでしょうが、それは悪魔で優勝できたらいいなぁ、したいなぁ、と
    いう希望的な意見であり、説得力のあるものとは思えませんし、それでは王者チェルシーには勝てないでしょう。
    要するに、CFを獲得すれば、自分は、正真正銘、監督は優勝を狙いに来ている、と信じていいのでは、と思っています。
    エジル、サンチェスに続く、監督の、本気で優勝を狙っている!、という意思を感じさせる補強を期待したいですね。

  2. 新参 より:

    更新お疲れ様です。
    ストライカーの補強は、ウェルベック、ウォルコットをどこまでストライカーとしてカウントしているかによって決まると思います。まだサイドプレイヤーだと判断したなら、ジャクソン・マルティネスは大ありだと思います。

    個人的には、シーズン序盤の左サイドがどうなるかのほうに興味があります。サンチェス不在をエジルがすんなり埋めるのか、ウェルベックがサイドで躍動するのか、ウィルシャーが左サイドでもできることを証明するのか、はたまた…

  3. より:

    そのマルティネス&イブラヒモビッチ2人をミランが獲得するみたいですよ。
    イブラは確定済みのようです。

  4. より:

    さらにミランはフランス代表CBラミ&フランス代表FWメネズ二人をモナコのフランス代表コンドグビアとトレードするみたいです。
    コンドグビアの保有権の一部をミランのスポンサーが保有してるので有利みたいです。これはトレードなので移籍金なし。

  5. makoto より:

    サッカー小僧!さん>
    そうですね。CBはともかく、セントラルMFといいCFを獲ったら、本気度の高い来季は期待度UPです。

    新参さん>
    ウェルベックもウォルコットもいい選手ですが、ジルーがいなくても最前線は大丈夫、といはいいがたいでしょう。CLを本気で勝ちにいくなら、点取り屋タイプが必要だと思います。

    鬼さん>
    報道はみましたが、ミランとジャクソン・マルティネスに合意はないという話もあり、イブラヒモヴィッチはパリが断ったという説もありで、情報錯綜中ですね。ジャクソン・マルティネスは南米選手権に集中するといっていたので、ミランの早期決着は難しいという認識でした。時間があるなら、アーセナルが本気でいけば充分戦えるのではないでしょうか。CLがすべてではないものの、CLは大きな魅力です。

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