プレミアリーグの移籍市場が本格稼働。トッテナム、スウォンジー、セインツが新戦力発表!
「トッテナムが自分に関心があると最初に聞いたときから、迷いはなかった。何しろビッグクラブだからね」。スパーズの充実ぶりには、マンチェスター方面に右SBがいないビッグクラブもあるのに…と愚痴のひとつもいいたくなりますが、ひとまず「いい選手を獲りましたね!」といっておきましょう。しかし、来季のフォーメーションはどうなるのでしょうか。誰かが出ていくというなら、グレン・ジョンソンがいなくなるリヴァプールより先にこちらに情報をまわしていただければと思う次第です。
右SBといえば、サウサンプトンも2人めの補強をこのポジションで決めています。4年契約と発表された23歳のセドリック・ソアレスは、スポルティング・リスボンで急成長を遂げた選手。このニュースを聞いた瞬間、「ナサニエル・クラインは移籍確実⁉」と腰を浮かした方もいらっしゃるかもしれませんが、イングランド代表の右SBがクラブに残留するとしても、セインツにとってはこの補強はmustでしょう。昨季のプレミアリーグで、ナサニエル・クラインの不在時に右サイドを埋めていたのは吉田麻也でした。
昨季のセインツの記録を見ると、あらためてびっくりします。クーマン監督のチームは、吉田麻也、アルデルヴァイレルト、フォンテ、バートランド、ナサニエル・クラインの5人で最終ラインをまわして、プレミアリーグ38試合を乗り切ってしまったといっても過言ではありません。マット・ターゲットとガルドシュはいるものの、来季はヨーロッパリーグを戦うことを考えれば明らかに頭数が足りません。今後、DF陣からプレミアリーグ上位クラブに移籍する選手が出れば、昨夏同様、セインツのフロントはその補充に奔走することになるでしょう。
「ここを選んだのは、毎年前進していけると感じたからだ。プレミアリーグが優秀なリーグだということは、みんな知っているけど、たぶん世界最高だろうね。サウサンプトンには素晴らしい伝統があって、イングランドのビッグクラブとしてリスペクトされている。これからの僕にとってはそういうクラブでプレイすることが重要なんだ」(セドリック・ソアレス)
スポルティング・リスボンもいいクラブだと思いますが、ソアレスにとっては、ワールドクラスが集まるプレミアリーグでプレイできることが魅力的に映ったのでしょう。「マラガのラウール」ファンミとソアレスを押さえたセインツは、さらにいくつかのポジションで若手を獲ってくるものと思われます。今後の動向に、引き続き注目してまいります。
最後にもうひとり。スウォンジーが入団を発表したのは、サンテティエンヌ所属の元フランスU-21代表DFフランク・タバヌーです。契約期間は3年で、フランス紙「レキップ」によると移籍金は550万ユーロ(約7億7000万円)程度とのこと。若いうちから将来を期待されながら、近年伸び悩んでいた左SBですが、2014-15シーズンにスランプから抜け出しました。スウォンジーは、既にマルセイユからガーナ代表のFWアンドレ・アユーをフリーエージェントで獲得しており、この夏はフランスづいています。レンタルのオリヴェイラがベンフィカに帰ってしまうと、バフェティンビ・ゴミスとエムネスだけになってしまうFW問題は、アユー獲得1本では心もとないので、スウォンジーにはもうひと声、攻撃的な選手獲得のニュースがほしいところです。
プレミアリーグをおもしろくしてくれる曲者たちが、いよいよ本格的に動き始めました。来週は、ビッグクラブから大きなニュースが届くものと思われます。発信地は、ロンドン。(キーラン・トリッピアー 写真著作者/BigDom、joncandy)
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更新お疲れ様です。
スパーズは昨シーズン右SBが穴になっていました。ウォーカーが今まで酷使されてきたせいか怪我がちで、復帰後もパッとせず、セインツと同じく不在時はCBのダイアー、キリケシュが回っていましたので。
それとイェドリンはノリッジにローンの話が出ています。プレミアに慣れるという点で個人的には賛成しています。
ですのでウォーカー不在あるいはターンオーバーを考えるとベストな補強と言えると思います。さらに昨シーズンのデイビスが加入して進化したローズみたく、さらに成長してくれればウォーカーの代表スタメンも夢ではないと思っています。
またダイアーについてですが、彼はポジショニングこそ経験値が浅いように思いますが、今後素晴らしいCBになれると確信しています。ですので真ん中で固定して使ってあげてほしいなというのが個人的な意見です。
長文失礼しました。
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僕も悪い補強で無いように感じます
いい加減、ダイアーを安定してCB起用していける環境をつくってもらいたいですし
ダイアーは攻め上がりのクロスにも見られるように
ディフェンスとしてはキックの精度が高いです
最後方からビルドアップの軸になってくれれば
ただボールを保持するだけで、攻められないとういような状況も打開出来る可能性もあります