移籍金94億円、年棒は何と20億円⁉ スターリングのマン・シティ移籍がようやく決定!
リヴァプールのアジア・オセアニアツアーに帯同せず、移籍準備のためにイギリスに残っていたスターリングは、今週末に新しい仲間が待つオーストラリアに合流する予定。背番号はジェームズ・ミルナーが付けていた7番です。ペジェグリーニ監督は、「ラヒム・スターリングは世界でも有数のアタッカー。非常に楽しみだ。彼は若くて並外れた能力を持っており、ファンは彼がプレイする姿を見て熱狂するはずだ」と、20歳のイングランド代表MFに期待を寄せています。将来性があるのは確かで、中も外もこなすスピードスターは貴重ですが、報道されている週給20万ポンド(約3800万円)にはびっくりです。
17歳でトップチームに加わったスターリングは、以来3年、プレミアリーグ95試合で18ゴール。この数字は、彼と同様にサイドを本拠地としながら中に入ってくるアザールやアレクシス・サンチェスに自由を与えれば、1シーズンで叩き出しそうなスコアです。本来は、20億円という年棒は、プレミアリーグで安定的に10ゴール以上を決められるようになってからもらうものでしょう。マンチェスター・シティが払う「期待料込みのサラリー」は、全体の相場を考えても高すぎるといわざるをえません。今季のプレミアリーグで、好奇の目線に晒されてストレスをためたスターリングが不振に陥ったときは、「ロジャース監督とは信頼し合えていない」などとマスコミを煽り、条件を吊り上げた代理人のワード氏も非難されるべきだと思います。
スターリングの新しいシーズンは、おそらくマイナススタートでしょう。アンフィールドでは当然のように大ブーイングを受け、1試合でもいいプレイができなければマスコミから叩かれ、タバコや笑気ガスに手を出そうものなら「待ってました」とばかりにタブロイド紙に大きな見出しを立てられるはずです。この状況を打開するのは、マンチェスター・シティでの活躍しかありません。
カンフーキックのエリック・カントナ、ワールドカップでレッドカードを受けたデヴィッド・ベッカムやウェイン・ルーニー、そのルーニーの退場を喜んでいる姿をカメラに収められてしまったクリスティアーノ・ロナウド、イヴァノヴィッチへの噛みつきやエヴラへの人種差別発言を咎められたルイス・スアレス。所属するクラブのサポーターからも糾弾されるほどの逆境に立たされた先輩たちは、自らのプレイでファンやマスコミの再評価を手繰り寄せてきました。スターリングがリヴァプールで見せた以上の素晴らしいプレイを披露し、マンチェスター・シティのプレミアリーグ制覇に貢献したとき、私ははじめてこの移籍に「おめでとう」といいたいと思っています。
アレクシス・サンチェス、エデン・アザール、アンヘル・ディ・マリア、フィリペ・コウチーニョ、そしてスターリング。今季のプレミアリーグでは、どの「サイドからの刺客」がクラブに栄冠をもたらすのでしょうか。2年連続のMVPを狙う者から、虎視眈々とリベンジを目論む者まで、チームの浮沈のカギを握る彼らのプレイぶりにもあらためて注目してまいりたいと思います。
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更新ご苦労様です。
長かったですね。スターリングにはこれから先待ち受けるものがあるでしょうから、道を踏み外すことの無いように進んでもらいたいものです。
トーレスやスアレスを失った時の喪失感は相当なものでしたが、スターリングの場合は残念ながらありませんでした。まあ彼らのインパクトは相当なものでしたから、、、。
くだんの2人は今でもアンフィールドでは愛される存在ですが、スターリングは厳しいかもしれませんね。また、チームサイトでのあっさりとした告知は両者の溝を感じさせます。
まずはピッチで結果を出してから私も管理人さん同様に評価をしたいと思います。
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Mackiさん>
F.トーレスとスアレスは、クラブの歴史を動かすぐらいのインパクトでしたからね。スターリングには、焦ることなく結果を出してもらえればと思います。