インテル退団が決定的な長友佑都。プレミアリーグに参入するならおすすめはストーク!
さて、本日は、長友佑都です。チェゼーナからインテルに移籍して4年半。2013-14シーズンのセリエAでは、キャリアハイといっていい34試合5ゴールという数字を残した左SBは、長年の勤続疲労が積み重なったのか、2014-15シーズンは度重なる負傷に調子が上がらず、スタメンはわずか11試合。今季はロベルト・マンチーニ監督の構想から外れ、売るべき選手が1チーム分滞留しているといわれるインテルにおいて、売却候補として名前が挙がっています。
「インテル愛」が強いサイドバックは、当然、残留が第一希望。とはいえ厳しい状況のなかで、移籍も視野に入っているようです。彼のなかには、愛するクラブと戦うことを強いられるセリエAのクラブにはいきたくないという、プレミアリーグにおける「スティーブン・ジェラード的な移籍哲学」があるようで、噂になっているサンプドリアやジェノアの可能性は低いといわれています。そうなると、行き先は他国です。興味を示しているといわれているクラブは3つ。積極的に補強を進めているトルコのガラタサライに加えて、プレミアリーグからはストークとWBA。長友佑都が幸せになれそうなのは、どのクラブでしょうか。イタリアメディアは、「プレミアリーグに行くのではないか」と報じています。
私が、焼き鳥でもつまみながら長友の相談に乗るとすれば、一も二もなくストークです。今季、マーク・ヒューズ監督は明確にヨーロッパリーグ出場権を狙っているのではないでしょうか。マスチェラーノ、スアレス、セスク、ソングとプレミアリーグのトップクラブはバルセロナに主力級を持っていかれ、悔しい思いをしてきましたが、ボージャン・クルキッチ、ムニエサ、モハメド・エル・オウリアチと地味に抜き返している「バルサに強いクラブ」が実はストークなのであります。グレン・ジョンソン、ヴォルシャイト、マルコ・ファン・ヒンケル、ストライカーのホセルという新戦力の顔ぶれに、このクラブの野望を垣間見る気がします。ピューリス監督時代の「弱者のサッカー」の遺産を払拭し、よりコレクティブなサッカーへ。長友にとっては、初めてのプレミアリーグという魅力もさることながら、このプロジェクトに加わること自体が非常におもしろいのではないでしょうか。直接のライバルは、オランダ代表の左SBエリック・ピーテルスですが、縦への突破とクロスが冴える長友なら、レギュラー争いを制する可能性は充分にあると思われます。
一方のWBAは、ストークを長年指揮していたピューリス監督のチームで、求められるSBの素養は攻撃力よりも粘り強い守備とロングボールの精度でしょう。彼らがTOP10に食い込む要素は感じられず、2015-16シーズンもプレミアリーグ残留をめざして戦うことになるはずです。レスコットをまわしてしのいでいた左サイドは長友のものになるとは思うものの、インテルで欧州行きのチケットを獲りにいっていた選手の移籍先としては、寂しい目標を掲げるクラブなのは否めません。
長友さん、いざ、プレミアリーグへ!インテルでも獲れるかどうかわからないヨーロッパリーグ出場権を、ストークで奪いにいきませんか?プレミアリーグ開幕戦で当たるリヴァプールは、気を引き締めないとやられるのではないかと思います。彼らの躍進は、「GKベコヴィッチと大車輪だったエンゾンジの抜けた穴を、バトランドとファン・ヒンケルが埋められれば」「昨季ケガに泣いたボージャン・クルキッチとアルナウトヴィッチがシーズンを通じて活躍できれば」という条件付きではありますが。
おもしろいと思っていただけた方は、お時間あれば、下のブログランキングバナーをクリックしていただけると大変うれしいです。所要時間は5秒です。何とぞよろしくお願いいたします!
昨年、今年とストークは本腰入れてきてますね。
本気を感じます。
更新ご苦労様です。
ピューリス時代は残留するための戦いが主で、ヒューズの時代になって、一段上の戦いと言うのでしょうか、変わりましたね。赤の縦縞ユニフォームに身を包む長友を観てみたいですね。
PLでの長友も見てみたいですが、Jスポの放送枠を巡る争いが激しくなる
ジレンマがあるので心中複雑ですね。
ぐらさん>
メンバー的には、セインツの上にいってもおかしくない顔ぶれが揃ってます。
Mackiさん>
そうですね。前線はかなり充実してきており、得点のバリエーションも多彩になりました。
ゆうまさん>
どうなるのでしょう。「オンデマンドで観てね」が増えるでしょうね。トッテナムが割を食いそうな予感がします。
問題は長友の2012年に契約更新→2016年までインテルと契約している年俸365万ユーロ 税抜き年俸4億円以上になる選手をSBに使うか?です。
確かボージャンより高額年俸なりますよ。
長友のセリエの移籍先は減額年俸が条件ですからね。
—–
鬼さん>
欧州の常連クラブに移籍するのでなければ、年棒減額は必至ですね。出場機会を取るか、条件を取るかという悩ましいお話にならざるをえないのではないかと思います。