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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

マン・シティはレアル・マドリードに想定内の完敗、リヴァプールはドローでツアー終了!

いやー、見事にやられましたね。チェルシーとユースカップ決勝を争ったチームの主軸だった16歳のハンフリーズと、セルチックでスコティッシュ・プレミアリーグ最優秀新人賞を獲得した20歳のベルギー代表DFデナイエルという若いCBコンビには、ベンゼマやクリスティアーノ・ロナウドの相手はかなり荷が重かったようです。とはいえ、若手にとっては貴重な経験の場だったのではないでしょうか。インターナショナルチャンピオンズカップのレアル・マドリードVSマンチェスター・シティ。1-4というスコアは、ピンチを水際で食い止めたチームと、フィニッシュまで持ち込まれてしまったチームとの差だったと思います。

ベストメンバーを先発に持ってきたベニテス新監督のレアル・マドリード。21分にベイルのクロスに反応して戻りながらの難しいボレーを決めたベンゼマ、25分にクリスティアーノ・ロナウドの動き出しを見逃さずに長いロングボールをピタリと決めたトニ・クロースと、素晴らしい個人技が次々と決まってあっさり2-0とリードします。2点めのクリスティアーノ・ロナウドは右からマン・シティの最終ラインの裏に飛び出しており、ベイルやイスコとのポジションチェンジもスムーズ。マンチェスター・シティの中盤の選手が厳しく当たらなかったこともあり、新チームの攻めの形をしっかり確認できた納得の45分だったのではないでしょうか。

対するマンチェスター・シティは、若手2人抜擢の最終ラインとは対照的に前線はプレミアリーグ本番仕様。トップにスターリングを据え、ナスリ、ダヴィド・シルヴァ、ヤヤ・トゥレが細かいパスをつないで崩そうとする形は悪くなかったと思います。ただし、大小の懸念が2つ。小さいほうは、スターリングがデビュー戦に続いてPKをほしがる倒れ方を見せていたことです。粘ればチャンスなのに、あからさまにファールの要求するようなプレイに走るのは、ただでさえファンの目が厳しい移籍初年度のプレミアリーグでは批判を集めてしまうだけでしょう。そして大きいのは、デルフのリタイアです。ハムストリングを痛めたのだと思われますが、プレミアリーグ開幕に間に合わないようなケガでないことを祈ります。

44分のCKで急造DF陣の隙を確実に突いたペペのヘッドが決まると、その2分後にマンチェスター・シティはスターリングのハンドを見逃してもらい、直後にボールを手ではたいたセルヒオ・ラモスのほうのファールが認められてヤヤ・トゥレがPKを沈めます。3-1でハーフタイムを迎えると、後半は両チーム合わせて16人が入れ替わるテストマッチモード。レアル・マドリードの怒涛の攻撃を受けたマンチェスター・シティは、73分にイスコに右サイドを完全に崩されチェリシェフのイージーなボレーで4-1。イヘアナチョ、マルコス・ロペス、パトリック・ロバーツといった活きのいい若手を投入したところで、出来れば相手の最終ラインを破ってゴールを決めたかったゲームでしたが、結局3点差のままタイムアップの笛が鳴ってしまいました。完敗ではあったものの、マンチェスター・ユナイテッドやチェルシーの北米組に比べると、主力の仕上がりの早さを感じさせる状態ではあり、目くじらを立てるような試合ではなかったと思います。

マレーシア選抜とアジア・オセアニアツアーの最終戦を戦ったリヴァプールは、1-1のドローでした。相変わらずララナの動きがよく、ミルナーやヘンダーソンと絡みながら前線に進出して積極的にシュートを放っていたのに対し、同じセインツからの移籍組であるデヤン・ロブレンは、相変わらずポジショニングの悪さを修正できず。12分にウレーに縦に抜けられた先制ゴールのシーンと試合終了間際のピンチで、いずれもシュートコースを切ることもできませんでした。ロブレンは、攻撃時にはヘディングのスペシャリストとして前線に入り、フリーで4本のシュートを狙うものの枠に飛ばず。これらの1本でも入っていれば、レッズはより気持ちよく帰国することができたでしょう。

収穫は、28分にジャック・ウィルシャーのような強烈な左足ミドルを決めたジョーダン・アイブの力強さと、動きに軽さが出てきたディボック・オリギ。ただしオリギは、ヘンダーソンのスルーパスを受けたGKとの1対1をはじめ、いくつかのチャンスのうち、ひとつでいいのでモノにしておきたかったですね。昨季のリーグアンで長いスランプにはまった経験があり、精神面が心配なベルギー代表FWは、プレミアリーグが始まる前にできるだけ多くのゴールを決め、手ごたえをつかんでおきたいところでした。次のヘルシンキ戦のトップは、いよいよベンテケでしょうか。フィルミーノ、コウチーニョを含め、まだ見ぬ前線の選手が加わったときにどういう化学変化が起こるのか、レッズの準備に引き続き注目していきたいと思います。

本日は、マンチェスター・ユナイテッド、チェルシー、アーセナルがテストマッチを戦います。プレミアリーグ開幕まで残り2週間、昨季プレミアリーグ王者のチェルシーとFAカップ連覇のアーセナルが激突するコミュニティシールドまでは1週間です。テンションが上がってまいりました!(アダム・ララナ 写真著作者/PANNATHORN SUKMANONT)

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“マン・シティはレアル・マドリードに想定内の完敗、リヴァプールはドローでツアー終了!” への2件のフィードバック

  1. プレミアリーグ大好き! より:

    スターリングに少し厳しくないですか?
    ローマ戦の時もPKを貰ってもおかしくないシーンがありました
    ペペとラモスのディフェンスは少し荒かったですし
    デルフの離脱は残念ですね
    ふぇるなんど

    —–
    シティは苦し紛れのゼロトップに実力不足の否めない若手(まだ若すぎるという意味で)でレアルじゃフルボッコにされても仕方ないと思いますね
    2列目とサイドに一人ずつ補強が必要な気がしますがどう動きますかね

  2. makoto より:

    シティさぽさん>
    前戦ではリスペクトしておりまして、「スターリングだから」厳しくしているわけではありません。前半に倒れたシーンは、粘れたのでは?と思いました。デルフ、心配ですね。開幕戦欠場ぐらいで済めばいいのですが…。

    プレミアリーグ大好き!さん>
    若手起用をどこまで積極的にやるかにもよりますね。ヨヨとジェコが出て行った際にその穴を埋める選手を獲れれば、人数的には昨季と変わらないので何とかいけるのではないかと思います。

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