ヨヴェティッチ、ランバート、チャーリー・オースティン…ストライカーの移籍最新情報!
マンチェスター・シティが1月にボニー・ウィルフリードを獲得したことで、ヨヴェティッチはチャンピオンズリーグの登録メンバーから外れてしまいました。当時、ヨヴェティッチははっきり不満を口にしており、これが彼の気持ちが移籍に向かった最大のきっかけだったと報じられています。しかし、仮にボニーの入団がなかったとしても、モンテネグロ代表のストライカーは早晩チームを離れることになっていたのではないかと思います。マンチェスター・シティを観ていて、「ペジェグリーニ監督は、こういう形でヨヴェティッチを活かそうとしているのか」と納得した試合は、ついぞありませんでした。フィオレンティーナの最後の2年間でセリエA27ゴールと輝きを放っていたストライカーは、イタリアでは評価が高いようで、インテルのマンチーニ監督に請われて移籍するなら、そのほうが幸せでしょう。好きな選手だったので、新シーズン、ヨヴェティッチが2年ぶりに真価を発揮してくれればと願っております。
リヴァプールのリッキー・リー・ランバートは、以前からWBA行きが噂されておりましたが、ここにきてイギリス紙「デイリー・メール」が、レスターが手を上げたと伝えており、日本のメディアは「岡崎慎司に最大のライバル⁉」などと煽っています。ファンの方のなかには、「ラニエリ監督はフィジカルが強いストライカーを求めているのではないか」「ピアソン監督の解任で岡崎は要らなくなったのではないか」と不安を感じている方もいるかもしれませんが、おそらくこれはシンプルな話で、ラニエリ監督は2トップで戦おうとしているのではないかと思われます。
前線に2枚据えようと思えば、岡崎慎司、ウジョア、クラマリッチの3人では不安でしょう。足元にボールをほしがり、ポストプレーのうまいリッキー・リー・ランバートは岡崎との相性は悪くなさそうで、むしろよりタイプが近いウジョアとのポジション争いになるのではないでしょうか。レスターは、同時にチャーリー・オースティンにオファーを出しているともいわれておりますが、弱小QPRにいながら昨季プレミアリーグで18ゴールを決めた万能型のストライカーが来るとやっかいです。こちらの獲得が決まれば、ラニエリ監督は「チャーリー・オースティンを軸に、もうひとり誰を使おうか」という発想になるのではないかと思われます。実際のところは、獲得するストライカーが決まり、プレミアリーグ開幕戦を観てみないことには何ともいえません。今は岡崎慎司にとってネガティブな話とは受け取らずに、「2トップならFWが足りませんよね」とフラットに見るのがいいように思います。
さて、そのチャーリー・オースティンについて、「デイリー・ミラー」がエヴァートンが獲得に動き出したと報じています。チャンピオンシップ降格となったQPRのラムゼー監督が、「彼はプレミアリーグのクラブにいくだろう」と早々に語っており、移籍が既定路線ではあるものの、なぜかここまで具体的な話がまったく聞こえてきておりません。以前から名前が挙がっているクラブでは、既にミトロヴィッチを獲ったニューカッスルや、ファンミ、ペッレ、シェーン・ロングが揃うサウサンプトンは動かないでしょう。エヴァートン以外では、ベラヒーノ獲得が不調に終わった場合のトッテナムでしょうか。いずれにしても、チャーリー・オースティンの話が盛り上がらないのは謎です。QPRが要求する移籍金が高いのでしょうか。イングランド代表にまで選ばれた25歳のストライカーの行き先も、そろそろ決まっていい頃だと思います。
ソルダード、アデバヨル、ジェコ、チチャリート、バロテッリ、ボリーニ、バフェティンビ・ゴミス。動きがありそうなストライカーは、こんなところでしょうか。移籍市場締め切りまで、まだ1ヵ月以上あります。8月に入っても、いくつかサプライズがありそうですね。引き続き、追いかけてまいります。(ステファン・ヨヴェティッチ 写真著作者/Steindy)
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