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ヨヴェティッチ、リッキー・リー・ランバートが移籍決定。まだまだ続くストライカー激動の夏!

ジェコ、ヨヴェティッチ、ドログバ、チチャリート、ファン・ペルシ、ファルカオ、リッキー・リー・ランバート、ボリーニ、バロテッリ、ソルダード、アデバヨル。オフシーズンが始まるとき、プレミアリーグTOP6のクラブを出るんじゃないかといわれていた最前線の選手がこれだけいました。「ストライカー・バーゲンセールの夏」。名前が挙がった選手のなかで、昨季プレミアリーグで残したゴール数を及第点といえるのは、10ゴールのファン・ペルシのみ。これに続く数字はヨヴェティッチの5ゴールで、得点を挙げるのがミッションの選手たちが、途中出場が多かったベテランMFフランク・ランパードの6ゴールにも届かないとなれば、売りに出されても仕方がありません。

この2ヵ月で、動いたのは3人。ドログバはアメリカのMSL行きを決め、マンチェスター・ユナイテッドで振るわなかったファルカオは、プレミアリーグでひと花咲かせるべくサラリーの大幅減額などの条件を呑んでチェルシーへ。ファン・ペルシはトルコのフェネルバフチェに新たな活躍の場を求めました。そして今週末、さらに2人のストライカーの移籍先が発表されています。ひとりは、ステファン・ヨヴェティッチ。インテルとマンチェスター・シティの発表を重ね合わせると、基本は2016年12月31日までのレンタル移籍で、一定の条件を満たせば2019年までの完全移籍にスイッチするという契約のようです。マンチェスター・シティでの2年間でリーグ戦30試合8ゴールという数字には、本人も納得がいっていないでしょう。選手の大幅な入れ替えがあるインテルは、チームが落ち着くまでに時間がかかりそうですが、勝手を知るイタリアで眠らせていた才能を再び開花させていただければと思います。

そしてもうひとり、日本時間の昨日深夜にリッキー・リー・ランバートのWBA移籍が発表されています。フィジカルが強くポストプレーに長け、周囲を使えるランバートは、シンプルなサッカーを志向するピューリス監督との相性はよさそうです。昨季こそリヴァプールの戦術に合わず2ゴールに終わったものの、サウサンプトンでの2年間で28ゴールを決めている選手なので、うまく使ってもらえれば10ゴールの大台に乗せてくる可能性は充分。33歳のランバートとしては、2年契約を提示してもらっただけでもモチベーションが上がるでしょう。ベラヒーノ、アニチェベ、イディエ・ブラウンとライバルが多いクラブではありますが、スーパーサブといわず、最前線のポジションを獲得して若い選手をリードする姿を見せてもらいたいところです。

さあ、これで11人中5人の去就が決まりました。残る放出候補6人のなかで、話が早く決着しそうなのは、ローマと個人合意済みでクラブ間の調整を待つだけのエディン・ジェコです。ペジェグリーニ監督は、「残るか出ていくのかわからない選手」であることを理由にジェコをプレシーズンマッチで使っておらず、既に外堀はすべて埋められている状態。プレミアリーグ4ゴールという昨季の極度の不振は、ピークを過ぎたサインなのか、負傷と起用法によるものなのか。1年後のローマの順位とジェコのレコードを見れば、明快な答えが出ているはずです。

アデバヨルはアストン・ヴィラ、ソルダードはビジャレアル、ボリーニにはセリエA昇格クラブのカルピと、それぞれに移籍先候補の名前が挙げられています。そんななかで、いちばん深刻なのはマリオ・バロテッリです。リヴァプールのロジャース監督は既に構想外と明言しており、イタリアの複数のクラブに示したといわれる710万ポンド(約13億6000万円)の移籍金と、8億円のサラリーは、いずれも下げろ下げろの大合唱。相当なバーゲン価格にしないと、母国での再起は難しそうです。お金にこだわるなら、積極補強が目立っているトルコや中東の線もあるものの、果たして空席はあるのでしょうか。バロテッリの行き先決定は、8月末まで引っ張りそうです。

おそらく、プレミアリーグが開幕する来週末までに、さらに2~3人が決まっていることでしょう。引き続き、チェックしてまいりたいと思います。特に、ノースロンドンのおふたりは…。

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“ヨヴェティッチ、リッキー・リー・ランバートが移籍決定。まだまだ続くストライカー激動の夏!” への2件のフィードバック

  1. プレミアリーグ大好き! より:

    自業自得とはいえバロテッリ可哀想すぎるわ
    キャラは好きなのに

  2. makoto より:

    プレミアリーグ大好き!さん>
    私も、彼のピュアなキャラが好きなので、いい活躍先が見つかればいいなと思ってます。昨季の振る舞いを「度重なるトラブル」といってしまうのは厳しすぎるのではないかとも思ったりしました。

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