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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

ニューカッスルはセヴェ、リヴァプールはコーカー獲得決定。アーセナルのエルネニーも発表間近!

ついこの間、冬の移籍市場がオープンしたばかりだったのに、あっという間に2週間が過ぎてしまいました。プレミアリーグ勢で活発に動いているのはボーンマスぐらいで、残留争いの16位にいるクラブは、ローマからイトゥルベ、ウォルバーハンプトンからアフォベ、ノリッジからは出戻りとなるルイス・グラバンとFWを3人獲得。得点力を上げて、プレミアリーグ18位のニューカッスルから遠ざかろうとしています。そのニューカッスルが、新戦力の獲得を発表しました。ボルドーの生え抜きで、セネガル代表の25歳MFアンリ・セヴェ。ユース年代ではフランス代表としてプレイしていたセヴェは、当初はドリブルとシュート力が売りのアタッカーで、アンリの後を継ぐ逸材とまでいわれていました。2012-13シーズンには8ゴール、翌シーズンは6ゴールと順調に成長していたのですが、2014-15シーズンは14試合ノーゴールと停滞。このまま萎んでしまうのかと思われた今季、セントラルMFへのコンバートを果たし、ボルドーの中盤でレギュラーポジションを奪回したのです。

元々シュート力には定評があった選手に、ニューカッスルのサポーターはヨアン・キャバイェの姿をオーバーラップさせるのではないでしょうか。スティーブ・マクラーレン監督は、「以前から注目していた選手で、ボルドーで素晴らしいMFに成長した。いいメンタリティがあり、タフだ」と評価しています。ニューカッスルは、負傷者の数ではぶっちぎりのプレミアリーグナンバーワンで、グフラン、オベルタン、リヴィエールが長期離脱。安定的な布陣を見出せていないなか、ワイナルドゥムが攻撃陣を支えてくれているものの、同じ新戦力のトヴァンは今のところは期待外れです。セヴェが定着し、さらに噂になっているスウォンジーのジョンジョ・シェルヴィまで獲得できれば、中央の安定が浮上を促してくれるのではないでしょうか。残り2週間の動きに引き続き注目です。

さて、負傷者といえば、ニューカッスル、エヴァートンに続くプレミアリーグ3位のリヴァプールが喫緊の課題だったCB補填を発表しました。今季、サウサンプトンにレンタルで移籍しながら、ヴィルジル・ファン・ダイクや吉田麻也に弾き飛ばされ、プレミアリーグ3試合トータル157分しか出番がなかったスティーブン・コーカー。トッテナムの下部組織からデビューすると、ヨーヴィル、ブリストル、スウォンジー、トッテナム、カーディフ、QPR、セインツと渡り歩き、2年連続で同じクラブにいたことがないCBは、セインツに不要のハンコを捺される寸前だったようです。

3年前にイングランド代表のデビュー戦で初ゴールを決めたときはいざしらず、現在は「元代表」といったほうがいいでしょう。191センチの長身を活かしてカーディフ時代にはシーズン5ゴールを決めており、セットプレーでは脅威になりそうですが、果たしてクロップ監督のサッカーにフィットするのでしょうか。アストン・ヴィラから復帰したイロリともども、短期的に結果を求めるには心もとない補強ですが、2013-14シーズンのフォームを取り戻せれば充分機能するでしょう。明日のアーセナル戦では、さっそくコーカーの姿が最終ラインにあるかもしれません。まずは、そのプレイぶりをチェックしてみたいと思います。

そして最後は、ヴェンゲル監督が「これから24時間~48時間で、ひとりの選手の獲得を発表できるだろう。名前は今はいえない。発表を待ってほしい」と語った新戦力のお話です。イギリスメディア「インディペンデント」は、既にメディカルチェックまで終えていたバーゼル所属のエジプト代表MFモハメド・エルネニーが、労働許可証取得の審査をクリアしたと報じています。プレミアリーグデビューは、週末のストーク戦か、あるいはチェルシー戦か。ラムジーをはじめ、中盤の選手を意図的に休ませることができるようになれば、グーナーのみなさんもひと安心でしょう。

移籍市場は徐々に盛り上がりつつあります。「この冬のビジネスはない」とファン・ハール監督が語ったマンチェスター・ユナイテッドと、若手やサブの選手をうまく活用しようとしているヒディンク監督のチェルシーも、順位が順位だけに補強ゼロということはないのではないでしょうか。尤も、チェルシー最大の”補強”である「ジエゴ・コスタの復調」は既に実現しつつあり、サイド・ベラヒーノなどのストライカーは要らない雰囲気になってきてはおりますが…(スティーブン・コーカー 写真著作者/Ronnie Macdonald)

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“ニューカッスルはセヴェ、リヴァプールはコーカー獲得決定。アーセナルのエルネニーも発表間近!” への4件のフィードバック

  1. シティズン より:

    ニューカッスルはシェルヴィも獲得しましたね
    タレントは揃っているだけに今季の混沌としたプレミアの後半戦の台風の目になりそうな予感
    いやぁプレミアは楽しいです

  2. queen より:

    アーセナルは、夏にはスター一本釣り、冬は若手か補填というサイクルが軌道に乗ってきた印象がありますね。エル楽しみですが、過度な期待は控えて、腰を据えて応援します。
    アーセナルで思うのですが、リバプールも大物一本釣り路線でいくのも悪くないと思うんですよね。リバプールはCL行けない(かもしれない)ですが、クロップをしたってそうな大物選手けっこういそうなので。
    私のシェルベイの印象は「走らないジェラード」なんですよね。キ・ソンヨンとのコンビでは守備が泣けてくる結果かと思いますが。

  3. makoto より:

    シティズンさん>
    楽しいですね!シェルヴィとセヴェ、並ぶんですかね。かみあったらかなり脅威です。

    queenさん>
    エルネニーはいかにもアーセナル向きなので、早期になじむのではないでしょうか。楽しみですね。シェルヴィは、一時期は結構走ってまして、このままいい感じになるのではないかと思っていたのですが、直近は萎んでしまってました。新天地で本格的に咲いていただければと期待しています。

  4. queen より:

    アーセナルは、夏にはスター一本釣り、冬は若手か補填というサイクルが軌道に乗ってきた印象がありますね。エル楽しみですが、過度な期待は控えて、腰を据えて応援します。
    アーセナルで思うのですが、リバプールも大物一本釣り路線でいくのも悪くないと思うんですよね。リバプールはCL行けない(かもしれない)ですが、クロップをしたってそうな大物選手けっこういそうなので。
    私のシェルベイの印象は「走らないジェラード」なんですよね。キ・ソンヨンとのコンビでは守備が泣けてくる結果かと思いますが。

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