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ゲッツェ獲得間近、シュクルテルとはお別れ!?リヴァプールの移籍最新トピックス!

シーズンが終わったばかりのプレミアリーグは、既に来季に向けて動き始めています。アーセナルが、ボルシアMGのMFグラニト・ジャカを早期に獲得するのではないかといわれている一方で、リヴァプールもまた、新戦力の移籍話を早々にまとめる見通しと報じられました。イギリスメディア「ザ・サン」が伝えているのは、バイエルン・ミュンヘンで居場所を失ったマリオ・ゲッツェ獲得。既に2000万ポンド(約31億円)のオファーを提示しているといわれ、ゲッツェには週給20万ポンド(約3200万円)が支払われるとのこと。ワールドカップブラジル大会のファイナルでアルゼンチン相手に決勝ゴールを叩き込んだ殊勲者は、2013年にバイエルンに入団してから最初の2年は、ブンデスリーガ19ゴールと主力として活躍。ところが、3年めの今季はスタメンから外され、14試合3ゴール。最終戦の対ハノーファー96で2ゴールを奪ったものの、それまで1ゴールでは優勝に貢献したとはいえません。

来季からドイツの名門の指揮を執るアンチェロッティ監督は、ゲッツェに対して「この状況が変わるとは約束できない。もし君がコンスタントに試合に出たいなら、移籍したほうがいい」と伝えたと報じられており、ゲッツェ本人も「(アンチェロッティと電話で話したことを)誰がどうやって知ったのか、全くわからない。僕らが話し合ったことは、数人しか知らなかったはずなんだ。彼ら(マスコミ)は僕が何をいわれたのか知っている。それ以上のことはない」と認めています。さらに追い撃ちをかけるように、ベッケンバウアーさんまでが「彼が快適と思える場所に行くだろう。私はゲッツェがバイエルンでそう感じたことはないと思う。ユルゲン・クロップに従えばいい」とコメントしており、この夏の移籍は確実視されていました。

ユース時代をドルトムントで過ごし、2009年のトップチームデビューから3年半をクロップ監督とともに戦った選手は、恩師から声がかかればそれを最優先するでしょう。1年前の切れ味をプレミアリーグで取り戻してくれるなら、2000万ポンドは決して高い買い物ではありません。一過性のスランプを脱してこれから本格化するのか、早熟の天才としてこのまま終わるのか。来月で24歳になるまだ若いアタッカーの獲得決定は、ユーロ開幕の前には発表されるだろうといわれています。

ゲッツェのニュースと時を同じくして、2人の選手がリヴァプールを離れると伝えられました。既に移籍決定と発表されたのは、元イングランドU-17代表FWジェローム・シンクレア。16歳でトップチームデビューを果たした天才は、現在19歳。オジョやスチュワート、ランダルらがプレミアリーグデビューを果たすなか、レンタル先のウィガンでもレッズでもチャンスをつかめなかったストライカーは、今後も出場機会は得られないと判断したようです。行き先は、ワルテル・マッツァーリ監督の就任が発表されたばかりのワトフォード。イガロとディーニーという絶対的なエースがいるクラブをよしとしたのは、どちらかがトップクラブに移籍するという見立てがあるからでしょうか。神童と呼ばれた男の決断は、今のところは前途洋々とはいえません。

そしてもうひとり、移籍の噂があるのは在籍8年のベテランです。フェネルバフチェやベシクタシュから声がかかっていると代理人が話したマルティン・シュクルテル。暇つぶしメディア「メトロ」の記事なので、笑って読み飛ばしてもいいのかもしれませんが、シュクルテルはクロップ監督に退団の意志を伝えたとまで報じられています。今季前半戦はレギュラーだった31歳のCBは、負傷で戦列を離れた後はトップフォームに戻れないままシーズンを終えており、マティプ、デヤン・ロブレン、ジョー・ゴメスがいる来季の処遇は不透明です。2013-14シーズンにはCBながらプレミアリーグ7ゴールを決めたシュクルテルの最後の一発は、ニューカッスル戦のオウンゴールとなってしまうのでしょうか。クロップ監督が、最終ラインを抜本的に見直そうとしているのなら、このタイミングでのお別れは双方にとっていい話なのかもしれません。

ゲッツェの話を聞いたとき、これがコウチーニョ離脱の予兆じゃなければいいなと思いました。勝てばチャンピオンズリーグ出場クラブ、負ければプレミアリーグ8位のクラブと、天国と地獄という形容がはまるヨーロッパリーグ決勝という大一番を落としたクラブは、新戦力獲得と同時に、主力の流出阻止にも尽力しなければなりません。負傷で1ヵ月半、ピッチから離れた時期がありながら8ゴールを決めたコウチーニョの穴は、ゲッツェが彼らしさを取り戻したとしても埋めるのは難しいでしょう。移籍市場の本格スタートはまだ先ながら、リヴァプールからは明るい光と冷たい空気が交互に感じられます。(マリオ・ゲッツェ 写真著作者/Danilo Borges)

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“ゲッツェ獲得間近、シュクルテルとはお別れ!?リヴァプールの移籍最新トピックス!” への5件のフィードバック

  1. Macki より:

    更新ご苦労様です。
    ゲッツェの報道が目立つようになってきましたね。リヴァプールエコーのピアース記者もTwitterで「個人合意」のTwitteをしておりました。ご指摘の通り、素直に喜ぶべきかどうか迷うところであります。ポテンシャルはワールドクラスでしょうが、個人的にはコウチーニョの方が違いを作れる男だと思ってます。ゲッツェの加入により彼の流出を避けなければなりません。彼以上の選手はいないので、、、。シュクルテルは要の選手でしたが、怪我に泣いてしまいましたね。復帰した時のゲームが散々でしたので、卒業が近いかなと思ってました。確定報道ではありませんが、チームに貢献したベテランが去るのは何時でも寂しいです。
    シンクレアですが、まあ代理人もあの人なんで、こじれなかっただけでもOKです。新天地で頑張ってくださいですね。
    うーんレッズのオフは色んな気持ちが交錯しますね。

  2. makoto より:

    Mackiさん>
    同感です。コウチーニョのような正確なミドルを打てる選手は、そうそういるものではないですよね。シュクルテルは、自らのスタイルに合わないとクロップ監督が判断するのなら、それがお別れのタイミングなのでしょう。

  3. えじ より:

    スタリッジ、オリジ、コウチーニョ、フィルミーノ、ララーナ、ゲッツェの6人で前線を構築するとの報道もあるのでクロップはレベルの高いポジション争いを期待してるのだと思ってます。

    コウチーニョの放出は何としても防がないといけないですね。クラブは早く契約を見直して交渉しないといけません。

  4. nyonsuke より:

    更新お疲れ様です。

    私もゲッツェ獲得はコウチ放出の布石のような気がして不安です。
    これまでスアレス、スターリングと核となる選手を放出してしまい開幕ダッシュできないシーズンを送ってきた反省を活かしてもらいたいです。
    ゲッツェを獲得してしまうと明らかに2列目の選手は過剰ですので、コウチ放出を危惧してしまい、またこれはファンにとっても受け入れがたいです。
    そういえば、リヴァプールの移籍委員会はどうなったのでしょうか?
    クロップ監督に移籍の決定権があるとの報道はみたのですが、委員会が解散したの報道もみた気がしません。
    できれば、監督を中心とした現場の意見を最優先に獲得・放出を進めていただきたいと思います。
    返す返すも、コウチ放出は阻止しなければなりません。

  5. makoto より:

    えじさん>
    それが機能して、後ろを固められれば来季はTOP4も期待できそうですね。コウチーニョは死守です。

    nyonsukeさん>
    移籍員会自体はあるという認識でした。クロップさんの意向がどこまで強く通るか、ですね。

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