ストライカーとMFは必須!ルイス・エルナンデス獲得決定のレスターが狙う、3人のターゲット
レスターのレギュラーCBコンビ、ウェズ・モーガンとフートは、以前から評価が高かったわけではなく、昨季途中からのラニエリ監督による守備戦術の整備によって持ち味であるハードマークが光った選手たちです。ルイス・エルナンデスの評価が上下どちらなのかよりも、レスターのスタイルにフィットするかどうかが重要でしょう。30歳を超えるベテランCBたちの後継者として期待がかかるルイス・エルナンデスは、GKロン・ロベルト・ツィーラーに続くこのオフ2人めの新戦力。後ろが2人増えたところで、さらなる補強は前のポジションへと移っていきます。
カンテの後釜と目されるニースのMFナンパリス・メンディは、「デイリー・ミラー」が既にメディカルチェックを終えていると伝えており、週明けには入団発表があるかもしれません。イングランド人選手としては史上3番めの3000万ポンドというオファーが話題となったトロイ・ディーニー獲得は難しそうですが、レスターはさらなるストライカー候補をリストアップしているようです。現地紙「レスター・マーキュリー」が報じた新しいターゲットは、ユヴェントスのレフティ、シモーネ・ザザ。イタリア代表としてユーロ2016のメンバーにも名を連ねているストライカーは、昨季のセリエAでは19試合5ゴールながら、スタメンはわずか5試合。ディバラとマンジュキッチの壁は厚く、カバーニなどの名前が取り沙汰されているユーヴェでは、出場機会が増えることはなさそうです。
チャンピオンズリーグ出場が決まったレスターは、ジェイミー・ヴァーディが残留したとしても、岡崎慎司、ウジョアと3人で2トップをまわしていくのは厳しいでしょう。ザザがユーヴェで戦力外となれば、プレミアリーグとチャンピオンズリーグで戦えるクラブからの誘いは、魅力的に映るのではないでしょうか。3000万ユーロ(約35億円)といわれる移籍金は、ディーニーのために払おうとしていた額を考えれば、問題ないはずです。こんな話を聞くと、プレミアリーグ王者に輝いたとはいえ、さして規模が大きくないレスターがユーヴェから普通に選手を引き抜こうとする時代になったのだなとあらためて思います。テレビ放映権料、恐るべしです。
最後に、レスター絡みで名前が挙がった選手をもうひとり紹介しましょう。リヴァプールのセントラルMFジョー・アレン。ウェールズ代表としてユーロで活躍している26歳は、契約が残り1年となっており、クラブにとっても本人にとってもこの先を考えなければならないタイミング。昨季プレミアリーグでは19試合2ゴール、スターターとしてピッチに立ったのは8試合と数字は微妙です。とはいえ、リヴァプールではターンオーバー要員となっているジョー・アレンが、出場機会を求めるのだとすれば、ドリンクウォーターに勝たなければならないレスターは厳しいのではないでしょうか。セビージャやプレミアリーグの複数のクラブが注目しているといわれるMFは、どんな決断を下すのでしょうか。
レスターの獲得候補として挙がる顔ぶれを見ていると、高額オファーを出してでも獲りにいく選手、安く手に入れる選手のメリハリが効いており、目の付けどころもおもしろいと思います。これからしばらく、凄腕といわれる補強責任者、スティ-ブ・ウォルシュさんならではの人選がメディアで語られ続けるでしょう。プレミアリーグ王者がどんな陣容で新シーズンの開幕を迎えるのか、今から楽しみです。
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動くのも早いですね。1年だけのミラクルでは終わらせず更なる高みへの意欲が伝わります。カンテは足元が上手いというわけでもないですし、展開力もさほどありません。彼がビッグクラブに行けば、他の選手に埋もれてしまうよな気がしてなりません。
ザザがユベントスで戦力外はない
モラタが移籍したし 逆にFWが足らないのに