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サクセスストーリーは続くのか…ジェイミー・ヴァーディ、レスター残留決定!

アーセナルからのオファーが話題となっていたジェイミー・ヴァーディが、ついに来季の居場所を明らかにしました。プレミアリーグチャンピオン、エースと契約延長!レスターの公式サイトには、ジェイミー・ヴァーディの代理人とレスターがさらなる4年契約に合意したこと、ユーロ2016が終わるまではクラブからも選手からもコメントは出ないことが記されています。6月5日にイギリスメディア「BBC」が報じたヴァーディの契約解除金2000万ポンド(約30億7000万円)は、このたびの契約で変更されたはずです。これは、あくまでも新たな契約が結ばれたという話なのですが、「双方の当事者は、この発表がジェイミーに関する最近の憶測を終わらせ、彼のレスターに対する長期的なコミットメントを確認するものになればと願っています」というメッセージから、残留決定といい切っても差し支えないでしょう。レスターサポーターのみなさんは、ようやく落ち着いて眠れる…いや、ユーロに集中できるでしょう。

昨シーズンのレスターがプレミアリーグ4位に終わり、アーセナルがその上にいれば、ヴァーディは止められなかったのではないでしょうか。プレーオフに勝たないとチャンピオンズリーグに出られないクラブから、プレミアリーグ優勝により近くて、欧州最高峰の大会出場が決まっているクラブへの移籍は、わかりやすいキャリアアップです。レスターがプレミアリーグを制したために、ともに栄冠を勝ち取った監督や仲間との絆はより深まり、来季のチャンピオンズリーグをポッド1という有利なポジションで戦えるというアドバンテージもついてきました。週給10万ポンド(約1500万円)といわれる新契約の中身もさることながら、今いるクラブでプレミアリーグ王者になれたことが残留を決める大きな要因になったのではないかと思います。

レスターにしてみれば、プレミアリーグ24ゴールの絶対的エースが新契約にサインしてくれたのは、単純な戦力維持に留まらない大きなプラスでしょう。ヴァーディが先陣を切ってレスターを離れれば、同じく他クラブからのオファーがあるマフレズ、カンテ、ウジョアらが連鎖的にクラブを見切る起爆剤になってしまったかもしれません。ヴァーディの残留が、他の選手にクラブからの離脱を思いとどまらせる先行事例になれば、29歳の選手と長期契約を結ぶリスクを取った甲斐があったというものです。カンテは厳しいかもしれませんが、マフレズが残るだけでも御の字。実際にどう転ぶかはマーケットの締め切りまで予断を許さないものの、来季への期待値が高まり、チームのムードが明るくなれば、難しい判断となったときに残留に傾く選手が増えるのではないでしょうか。

「私の知る限り、ヴァーディはレスターに残ることになる」と、発表前から白旗を掲げていたアーセナルのヴェンゲル監督にとっても、早期にこのアナウンスがあったのはポジティブなことです。モラタかバチュアイかチチャリートか、あるいはまさかのイグアインか、これ以上ヴァーディの決断を待つことなく、ターゲットを完全に切り替えて獲得まで一気に話を進められる状況となりました。ガナーズとしては、2000万ポンドというリーズナブルなお値段でプレミアリーグ20発レベルの選手が獲れるチャンスを活かせなかったのは残念ですが、同等以上の力がある若い選手を獲れれば、多少値が張るぐらいは問題ではありません。

エジルのスルーパスでヴァーディがゴール前に躍り出るシーンを観たかったと思いつつも、落ち着くべきところに着地した安堵感があります。「雨降って地固まる」とはまさにこのこと。一連の話に、不幸な登場人物はいないのではないでしょうか。アーセナルもレスターも、ストライカーを補強しなければなりません。彼らが誰を獲得するのか、次の話に注目してまいりたいと思います。いや、よかった。

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“サクセスストーリーは続くのか…ジェイミー・ヴァーディ、レスター残留決定!” への4件のフィードバック

  1. Davinci より:

    アーセナルファンからしてもヴァーディーの残留は納得かと。CLとプレミアの両立でレスターがどこまで結果を残せるのか楽しみです。

  2. ヤンガナ大好き! より:

    ヴァーディーの選択、納得です。年齢的にも他クラブへの挑戦としては最後のチャンスだったと思いますが、早く決断してくれたことも含めレスペクトしたいと思いますし、来期の活躍を期待します!

    さあ、ここからガナーズは新たなストライカー獲得へ向けた水面下での戦いが始まるのですが、もしかしたらボスはバイエルンのゲッツェを本気で狙いに行っているような気がしてなりません。価格も妥当でクラブも出したがっており、本人は監督愛に飢えていて、しかも代表ではシャドーストライカーができる人材。ドルトムント時代からボスは大のお気に入り!更にはユーロ中のエジルからドイツ代表メンバーは、チャンスがあれば是非、プレミアへの挑戦を薦める発言アシストまで飛び出しています。

    ドイツ代表でガナーズのターゲットになりそうなのはゲッツェしか思い浮かばす、しかもポストプレーの上手いジルーや、天才パサー、エジルとの相性も抜群となると、可能性はゼロでは無いように思えてきました。

    ファンペルシーを失って以来、不在のワールドクラスのストライカーを取って欲しいのは山々ですが、もしかすると若手有望ストライカー+ゲッツェ採りで来期勝負もまんざら無くはないような気がします。

    すみません、ヴァーディーの話題なのに、完全にイギリスタブロイド系のパブトークになってしまいました。何れにしてもユーロ後の7月にはセンターバックとともにチームメンバーを固めて欲しいと思います!

  3. セオ より:

    正直、けっこうドキドキしてたんですが、この結果も納得ッス。KINGアンリもけっこうきついことゆってたみたいですし。ゲッツェねぇ…。エジルが来る前なら大歓迎でしたが、今はちょっと…。そこよりストライカーですよね。グリーズマンいいですよね。ルカクもいいし。ネイマールとか来たらやばいっすね。この時期は夢を見る季節なんで、噂話に一喜一憂しながら楽しみたいと思います。

  4. makoto より:

    Davinciさん>
    レスター、がんばりましたね。私も納得です。

    ヤンガナ大好き! さん>
    パブトーク、歓迎です。ゲッツェですか。思い切ってウォルコットを出して、サイドを拠点に神出鬼没に…ならありかもしれませんね。私は、とにかくワールドクラスのストライカー、イグアインかルカク推しです。

    セオさん>
    グリーズマン来たら、本気でやばいですね。ルカクでも相当盛り上がれそうです。

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