ユーロは終わり、いよいよ…スペイン代表FWノリートは、マンチェスター・シティ入団間近⁉
昨日メディカルチェックを終え、マンチェスター・シティへの入団がほぼ決まったと伝えられているのは、セルタ・デ・ヴィーゴに所属する29歳のスペイン代表FWマヌエル・アグード・デュラン「ノリート」。22歳にしてリーグ・アン17ゴールのバチュアイや、プレミアリーグで3季連続10発以上を決めている23歳のルカクに対して、24歳までバルセロナのBチーム止まりだったノリートは遅咲きの苦労人です。2010-11シーズンの途中からバルセロナのトップチームに呼ばれたものの、ペップ・グアルディオラ監督に起用されたのはたった2試合、ノーゴール。翌シーズンはフリーエージェントでベンフィカに移籍し、初年度こそ29試合11ゴールと結果を出すも、2012-13シーズンはポジションを追われて前半戦を6試合1ゴールと低迷。冬にグラナダにレンタル移籍させられたこの時期が、ノリートにとっていちばんつらかったのではないでしょうか。
26歳になっていたストライカーが、再浮上のきっかけをつかんだのがセルタ入団でした。リーガ・エスパニョーラに昇格したばかりだった2012-13シーズンを17位で終えていたクラブは、ルイス・エンリケ監督を招聘して8位にジャンプアップ。最初のシーズンで14ゴールを叩き込んでクラブの躍進に貢献したノリートは、ベリッソ監督が指揮を執ったその後の2シーズンでも13ゴール、12ゴールと安定的にゴールを決め、昨季のセルタはヨーロッパリーグ出場権獲得となる6位に食い込みました。プレミアリーグでは沈黙し続けた元レッズのイアゴ・アスパスとノリートの2枚看板だったチームにとっては、スペイン代表にまで上り詰めたストライカーの離脱は激痛でしょう。ノリートは、5年ぶりにペップの下でプレイする道を選んだようです。
ノリート入団間近の報を聞いて、「ボニーに取って代わるアグエロのバックアッパー」をイメージする方もいらっしゃるかもしれませんが、左サイドから斬り込んでゴールに迫るプレイを得意とする選手だけに、4-3-3の左や4-4-1-1のセカンドストライカーとしても起用されるとみます。ノリートが4シーズン連続となる10ゴール以上を決めれば、プレミアリーグ初年度のペップはタイトルを獲得するのではないでしょうか。変幻自在にフォーメーションを操る稀代の名将が、高齢者揃いのチームに30歳目前のFWを加えるからには、明確な狙いがあるのでしょう。入団が決まってからのお話ではありますが、ノリートはどう機能するのか、プレミアリーグに何をもたらしてくれるのか。楽しみが多い選手です。続報を待ちましょう。(ノリート 写真著作者/Roi González Villa)
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自分もノリートの移籍に関しては、↓のところが気になりました。
>高齢者揃いのチームに30歳目前のFWを加えるからには、明確な狙いがあるのでしょう
正直、何でノリート?って思いました。
シティらしくないし、サイドは専門のヘスス・ナバスにスターリングがいて、シルバ、デ・ブライネ、ナスリもできるし、そのバックアッパーとして獲得したんでしょうか。
それとも専門の2人が信用されてないのかなぁ。
シティはDF陣も怪我や年齢、それとヤヤトゥレのとこも気になりますね。
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スペインの試合で何度も動き直しをいて良い選手だなと思いました
年齢が気になりますがペップのサッカーを良く知っていて
オシムジャパン初期にジェフの選手が多くいたそれと似ていると思います
もうすでに構想外の選手がいると思いますし
すべての補強に大金をかけられませんからね
昔は若手ばかり注目していましたが、歳を重ねると、カムバック選手(あるいは成り上がり選手)を応援したくなりますね。
ペップならどこに誰を置くか分からないので、起用法も楽しみです。
ご さん>
専門家は技術やスピードが突出している選手を希望しており、そうじゃなければユーティリティが高い選手を優先、ということでしょうか。トップにも外にも置けるというお話なのかなと思いました。
シティふぁんさん>
そうですね。ボニー、ナスリはアウトですかね。
queenさん>
確かに。ジェイミー・ヴァーディやリッキー・ランバートみたいな。