イングランドのプレミアリーグ(ときどきチャンピオンズリーグ)専門ブログ。マンチェスター・ユナイテッド、アーセナル、リヴァプールetc.

偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

「世界が知るときがやってきた!」イブラヒモヴィッチがマンチェスター・ユナイテッド移籍発表!

Time to let the world know. My next destination is @ManUtd(世界が知るときがやってきた。次の目的地はマンチェスター・ユナイテッドだ!)」。ズラタン・イブラヒモヴィッチがいよいよプレミアリーグに乗り込んできます。先ほど、ツイッター、インスタグラム、Facebookのオフィシャルアカウントからメッセージが到着しました。マンチェスター・ユナイテッドの公式サイトのほうは、いつも通りの静かな佇まい。発表は、ユーロ2016のポルトガルVSポーランドが終わった後になるのではないでしょうか。パリ・サンジェルマンとの契約満了時に支払われるロイヤリティ・ボーナスを考慮すれば、正式発表は現地時間の7月1日0時より後でなければならないはずです。

昨季のリーグ・アンでは31試合38ゴールと凄まじい爆発力を見せて得点王に輝きながら、ユーロ2016のスウェーデン代表ではノーゴールに終わったズラタンは、プレミアリーグではどちらの顔を見せるのでしょうか。サポーターとしては、世界屈指のストライカーのスーパープレイが観られることが、ただただ楽しみであります。

マルメからアヤックスに移籍し、2シーズン連続で13ゴールを決めた後、2004-05シーズンにユーヴェ入り。デル・ピエロとトレセゲが元気だったチームでは、当初はレギュラー扱いではなかったものの、1年後には35試合出場16ゴールと完全にクラブの顔となっていました。ユーヴェがセリエB降格とされたカルチョスキャンダルがなければ、2006年のインテル移籍はなく、2008-09シーズンにモウリーニョ監督に出会うこともなく、すなわち今回のプレミアリーグ入りもなかったかもしれません。人の縁というものは、なかなか味わい深いものです。

2009-10シーズンに1年だけ過ごしたバルセロナでペップ・グアルディオラ監督と確執があったことも、来季のプレミアリーグを盛り上げる調味料となるはずです。モウリーニョ&ズラタン対ペップの構図は、こちらがヒール役なのは気になりますが、サー・アレックス・ファーガソン時代も決して華やかで最先端のサッカーではなかったわがクラブには、お似合いの立ち位置でしょう。2010年にACミランに入団した後、ズラタンは選手としてのピークを迎えました。ミランで2年、パリで4年の計6年のうち、得点王は実に4回。シーズン20ゴール以上が当たり前となったワールドクラスのストライカーに、未だ衰えの兆候はありません。

懐の深いポストプレー、195センチの選手とは思えないシュートに持ち込むまでのプレイスピード、アクロバティックなボレーの巧さは、今のマンチェスター・ユナイテッドにはないタレント。ズラタンとワッザの背中を見ながら成長できるラシュフォードやマルシアルは幸せです。チャンピオンズリーグで勝ったことがないイブラヒモヴィッチが、その出場権を持たないクラブを選んだ理由は、やはりモウリーニョ監督の存在だったのでしょうか。

「グアルディオラは、俺をそのへんの選手、いや、へっぽこに変えちまった」
「見たか、グアルディオラのクソ野郎!俺はこうやって決めるんだ。文句あるか!」
「モウリーニョが”スペシャル・ワン”だということだけは明らかだ」
「彼は選手をへこませたり、自信満々にさせたり、その心を巧みに操る」

…ああ、わかりやすい、ペップ評・ジョゼ評のコントラスト。「I came like a king, left like a legend.(王としてやってきて、伝説として去る)」という尊大な言葉を残してパリを後にした男のマンチェスターでの第一声は、「世界が知るときが…」。いちいち大げさな俺様キャラもまた、楽しみです。メディアがうるさいプレミアリーグでは、彼の語録のページ数は格段に増えるのではないでしょうか。次のエンターテインメントは、MUTVのインタビューでしょうか。プレミアリーグファンのみなさん、キングがやってきますので、盛大な拍手(あるいはブーイング?)でお迎えください。

おもしろいと思っていただけた方は、お時間あれば、下のブログランキングバナーをクリックしていただけると大変うれしいです。所要時間は5秒です。何とぞよろしくお願いいたします!


“「世界が知るときがやってきた!」イブラヒモヴィッチがマンチェスター・ユナイテッド移籍発表!” への14件のフィードバック

  1. シティふぁん より:

    噂通り決まりましたか
    ついにプレミアに降臨ですね
    マンチェスターダービーがとても注目されるのは間違いないでしょう
    ラッシュフォード、マーシャルに掛けても良かったのかなとも思いますが
    とても楽しみで待ちきれないですね

  2. プレミアリーグ大好き! より:

    やはりユナイテッドに来ましたね。これでもう一つの噂通りムヒタリアンも決まれば、来季のユナイテッドは後ろから前線までの軸がしっかり固まりますね。今の段階から、さすがモウリーニョと感心してしまいます。

    ううむ。強そう。懸念はELの日程くらいでしょうか。いや、でも楽しみです。

    —–
    大好きな選手なのでユナイテッドで見れるのがただただ嬉しいです。
    開幕が待ち遠しい!

  3. yuto より:

    ついにイブラヒモビッチもプレミアリーグに参戦ですね!
    イブラ、マルシャル、ラッシュフォードの3トップのように3人そろってピッチに共存することも可能だと思います。
    彼らをルーニー、マタ、ムヒタリアンが操る・・
    非常に素晴らしい光景ですが少し、人員過多の気もするのでそろそろ放出の話も出てくるのでしょうか。

  4. makoto より:

    シティふぁんさん>
    決まりました。ELもあり、ラシュフォードやリンガードにも出番はありそうなので、この補強には単純にワクワクしてます。

    むんさん>
    ムヒタリアンまで決まったら、盤石です。心配はマタとシュヴァインシュタイガーの居場所ですね…。

    プレミアリーグ大好き!さん>
    早く観たいですね!

    yutoさん>
    マタ、シュヴァインシュタイガー、アシュリー・ヤング、エレーラ、ブリントあたりがやばそうです。マタ、シュヴァインシュタイガー、ブリントは残したほうが、戦術の選択肢が広がると思うのですが。もうひとつ、心配しているのはアンドレアス・ペレイラのモチベーションです。

  5. por より:

    昨季のイブラの活躍は最高のno.2ことディ・マリアあってのものだと個人的に思ってます。

    ユナイテッドにも最高のno.2ルーニー居てますから、キング・イブラヒモビッチ期待してます。

  6. ひろと より:

    つい先日までアーセナル移籍の噂があっただけに
    、なんとも複雑か心境です。
    でもまぁ、バーディーにしろズラタンにしろ、「ん。。。なんか違うような。。」と感じていたのも事実なので、おさまるべきところにおさまったイメージです。
    お言葉に甘えまして、盛大なブーイングでお迎えしたいと思います。
    胸につけていたエミレーツマークに気遣っていただいて、エミレーツスタジアムでは大人しくしてくださいませ。

  7. リバサポ より:

    なんか、怪獣大対戦みたくなってきましたね。恐ろしい。いっそのことシティにルカク、コーチにベニテスを呼び、ユナイテッドはマンジュキッチを獲得しましょう。
    夢が膨らみます。

  8. queen より:

    ユナイテッドはどちらかというと優等生キャラが多い印象ですので、彼のような良い意味でふてぶてしい選手はどうなるのか楽しみです。

  9. グローリーグローリー より:

    イブラヒモビッチを追っていたクラブはユナイテッドだけ。トップクラブが見向きもしなかった選手をエースとして迎えるなんて。ファーガソン監督なら絶対に獲得しないでしょうね。モウリーニョが望んだ事だとも思えません

  10. makoto より:

    porさん>
    ルーニーの長いパスと、イブラヒモヴィッチの相性はよさそうですね。楽しみです。

    ひろとさん>
    モウリーニョ監督とセットの盛大なブーイング、謹んでお受けしたいと思いますが、そちらもこれからストライカーを獲るようですので、非常に警戒しております。どこが勝つかわかりませんね。

    リバサポさん>
    前線の顔ぶれでは、リヴァプールもまたトップクラスでしょう。マン・シティがノリートを獲りアグエロ健在、チェルシーはバチュアイのようですので、ルカクはアーセナルでいかがでしょうか。ラシュフォードがいるのにマンジュキッチまではちょっと…。

    queenさん>
    そうですね。以前はカントナ、ロイ・キーン、リオがいたのですが、最近はおとなしい選手が多かったですね。あのキャラは、今のチームには必要なのかもしれません。劇薬なので取扱い注意ですが、ベテランの扱い方が世界一うまい監督に託したいと思います。

    グローリーグローリーさん>
    ミランやアーセナルの話がありましたので、「見向きもしなかった」は事実ではないのでは?スペインの2強は、片やはスアレスという強烈な個性が既にいて、もう一方はモラタまで出そうとしている状態。ペップのチームはありえず、レッズは間に合っており、チェルシーは若い選手を欲していて、セリエAはサラリーを払うのを躊躇。タイミングとして、34歳のストライカーを獲りたいクラブが少なかったのだと思います。テベス、ラーション、オーウェンなど微妙なところを結構獲っていたサー・アレックスでも、手を伸ばしていたかもしれないと思いました。

    「モウリーニョさんが望んでいない」というのは、どういった根拠でしょうか。何らかの事実があるなら別ですが、状況証拠でいえば、エトー、ドログバ、ファルカオなどチェルシー時代にベテランを必ずひとりは入れていた監督なら、むしろ大歓迎だったと捉えるほうが自然ではないでしょうか。ファン・ハールさんなら獲れなかったワールドクラスが、モウリーニョさんという旧知の監督がいたためにCLがないなかで優先順位を上げてもらえて、他クラブがこないという幸運も手伝ってフリーエージェントで獲得できたことを、素直に喜びたいと思っています。

  11. グローリーグローリー より:

    オプションとして獲得したのなら大歓迎なんです。そういった意味ではラーション、オーウェン、エトー、ドログバ、ファルカオを獲った両監督の補強遍歴とも整合するかと思います。ただ今回はエースとして獲得している可能性が高いので、いくらトップクラスのタレントとはいえ、本当にモウリーニョがエースとしてイブラヒモビッチを望むのかなと疑問を感じてます。逆に望んでいたのなら少し失望してしまいます

    私の希望はラッシュフォードがポジション争いの余地のあるようなルカクやアウナウトビッチのような選手、あるいはペッレやマンジュキッチのような彼をサポートしてあげられる、ある程度2番手も受け入れてくれそうなベテランの選手でした。選手は2番手のポジションだとあまり、というかほとんど成長しません。ラッシュフォードはルーニーからポジションを奪った程の選手ですから、彼がさらに大きな成長曲線を描くであろう来季を2番手として勤めさせるのは長期的には好ましくないと思います。冒頭にも書きましたがイブラヒモビッチの役割が彼のサポートである事を期待しています

  12. makoto より:

    グローリーグローリーさん>
    ラシュフォードはいい選手、期待できる選手ですが、ペッレでは大きな補強とはならず、若くてレギュラーポジションを求めるルカクでは、ラシュフォードの出番はさらに厳しくなるのではないかと思います。プレミアリーグ18ゴールのルカクが来たら、ラシュフォードは2番手扱いになるでしょう。

    その点、35歳のイブラヒモヴィッチは、出場する試合はスーパーなプレイを見せつつも、目いっぱい出たとしてもリーグ戦30試合と欧州・国内カップ5~10試合ぐらいでしょう。ラシュフォードには先発20試合、途中出場も入れれば30ぐらいの出番はあるでしょう。彼を将来のエース候補としながらも、2年めから大ブレイクするという計算はギャンブルと考えるなら、ズラタンこそがうってつけなのだと思います。

    2回めにおっしゃった内容ならばわかるのですが、「どこも見向きもしなかった選手」「ファーガソンなら獲らない」「モウリーニョは望んでない」は、3つとも事実でなく、ネガティブに振り過ぎではと思い指摘しました。先の賞味期限がさほど長くなさそうなエース、という意味ではファン・ペルシもそうだったと思います。イブラヒモヴィッチが最初の1年、眩しすぎるぐらいの輝きをみせ、2年めは若手に多くの試合を譲って退団となっても、フリートランスファーとそれなりのサラリーで獲れたのなら今回の獲得は有意義だと思います。

    ラシュフォードら若手の将来を考えるなら、
    ・ルカクこそ長く活躍するエース獲得という考え方で、ラシュフォードは基本サブとなる
    ・30代のペッレとマンジュキッチをサブでOKだからと獲るとなると戦力UPにはならず、ラシュフォードが伸び悩んだときの保険としても弱い。逆に戦力として素晴らしいと考えるなら(マンジュキッチはそちらかもしれません)、実績では素晴らしいズラタン獲得と同義となり否定する理由がなくなる
    ・アルナウトヴィッチは純粋なストライカータイプではなく、むしろマルシアルと重なる
    ・ゆえに、ポテンシャルは高いがすべての試合で輝けなさそうなイブラヒモヴィッチ獲得は、絶妙にいいかもしれない。彼を強く否定する理由は見当たらない。あるとすれば「そろそろ衰える」ぐらい
    という見解です。

  13. makoto より:

    補足です。35歳は「来季には」です。すみません。言葉足らずでした。

  14. グローリーグローリー より:

    仰るようにイブラヒモビッチの年齢を考えるとそれなりのプレータイムが与えられると思います。ただカップ戦メインで経験を積んだ若手が成長した記憶がほとんどないのでやはり長期的な観点からは好ましくないと思います。昨季のイヘアナチョのような素晴らしいケースもありますけど、ユナイテッドではそういったケースが浮かびません。これは私がユナイテッドサポーターだから必要以上に危惧してる事かもしれませんが。

    またラッシュフォードの大ブレイクを期待してる、計算してると記述されてますが、私が言ったのは一般的な成長曲線のモデルについてです。大ブレイクなどしなくても来季のスタートからルーニーでなくラッシュフォードがストライカーとしてプレーするなら彼が現状のままでも昨季より大分マシになると思います。仮にギャンブルだと捉えても、リスクヘッジ手段が34歳のイブラヒモビッチというのはどうなんですかね。それよりもルカクやアウナウトビッチ(アウナウトビッチを候補に入れた理由は違うトピックスなので割愛します)とポジションを争いながら成長させた方が良いのではないですかね。ルカクは確かに昨季18ゴール決めてますが後半は3ゴールか4ゴールです。まだまだ成長過程にある選手です。ラッシュフォードと同じスタートラインとは言えないでしょうが、彼の加入=ラッシュフォードの2番手になるとは思えません。どちらかはポジション争いに敗れるでしょうが、切磋琢磨した結果エースが1人生まれれば大きな成果ではないでしょうか。やはり私はモウリーニョには長期的な視点からチームを作って欲しいです。というかそもそも機動力があってなんぼのモウリーニョのチームにイブラヒモビッチはフィットしな(これも違うトピックスなので割愛します)

    コメントの全てに反論を頂いたので、私の意見を改めて述べさして頂きました。ただ仰るように私が最初にしたコメントは主観の問題であり、もっと丁寧に書くべきでした。お気を悪くされたなら申し訳ありませんでした。

コメントを残す