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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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チェルシーがリオネル・メッシ獲得の最有力クラブへ!?…ネタ元は、あのメディアですが。

プレミアリーグファンのみなさんのなかには、オフシーズンの移籍関連記事について、こんなふうに読んでいる方も多いのではないでしょうか。見出しをみる、3行ぐらい読み進めてみる、「BBC」「スカイスポーツ」と書いてあったらそのまま熟読し、「ザ・サン」「メトロ」「デイリー・メール」なら流す。お気持ち、わかります。しかしみなさん、「ザ・サン」は、今年の3月に「イブラヒモヴィッチがマンチェスター・ユナイテッド入団に近づいている!」という記事をぶち上げているのです。「確信!」とまでいい切ったこの記事は、プレミアリーグで優勝に向かってひた走っていたレスターの快進撃にかき消されてしまいましたが、モウリーニョ就任とセットで何らかの裏情報を握っていたのだとすれば天晴れです。3ヵ月半もの長きにわたって放物線を描いて着地した大ホームランについて、誰も覚えていないことに遺憾の意を表すべく、ここに書き残す次第であります。

さて、そんな素晴らしい「ザ・サン」ですが、こちらのニュースはスクープかガセネタか、どう処理したものかと思い悩み、みなさまに問うものであります。「リオネル・メッシにプレミアリーグ参上の機運高まる、最有力候補はチェルシー」。これがまた、さすが石油王!と囃したくなるエピソードで、チェルシーのアブラモヴィッチオーナーが15億ポンド(約1950億円)でメッシを呼んだら、あちらは快く応じたそうです。…失礼。この表現は危険です。だいぶ言葉足らずでした。記事のタイトルは、「Lionel Messi to Chelsea: Blues to join Manchester City in race for Barcelona star after father Jorge holds talks on Roman Abramovich’s yacht(リオネル・メッシはチェルシーへ:ロマン・アブラモヴィッチのヨットで父ホルヘ氏と会合を持った後、ブルーズはマンチェスター・シティとのバルセロナのスター争奪戦に参入)」ですので、正しくはこうです。オーナーは、世界で2番めに大きい15億ポンド相当の自家用ヨット「エクリプス号」に父親のホルヘ・メッシ氏を招待し、ご歓談をされたとのこと。ご存じの方も多いと思われますが、レオとホルヘのメッシ親子は、2007~2009年に稼いだ肖像権収入をベリーズとウルグアイに隠したという脱税容疑で、禁錮21ヵ月の判決を受けたばかり。メッシファミリーは「スペインに狙われた」と憤慨しているともいわれており、コパ・アメリカの決勝でPKを外して敗れ、ダブルで傷心のメッシがプレミアリーグに環境を変えることを真剣に考える可能性があるというお話です。

要は、アブラモヴィッチさんが、「バルサはメッシを出すかも?」「もしかして、今がチャンス!?」と考え、いざというときにロケットスタートを決められるように父親を抱き込んだということですね。親子で350万ユーロ(約3億9000万円)の罰金は不満、バルサから契約延長のオファーがないのも不満。代表チームで栄冠を勝ち取れず、今のクラブでやれることは大抵やった。残されているのは新しいチャレンジ、プレミアリーグなら1億1000万ポンド(約143億円)の移籍金も、週給60万ポンド(約7800万円)という高いサラリーも払ってくれるのではないか…。この条件に動くのは、以前に週給80万ポンド(約1億円)提示と報じられたマンチェスター・シティか、この度の記事で世界最高のオファーを出すと書かれたアブラモヴィッチさんぐらいでしょう。イブラヒモヴィッチ、ムヒタリアン、ルーニー、メッシ…いやいや、ないない、ありません。すみません、珍しくそんなにお金をかけずに順調に補強が進んでいるので、モウリーニョさんがいっていた4人めはもしかして…と、調子に乗ってしまいました。「ザ・サン」は、今回の会談でチェルシーが移籍先候補最有力にのし上がったといっています。

いつもなら笑ってスルーするネタなのですが、一方でスペインメディア「マルカ」が別のチェルシー関連情報を伝えていたので、どうしても気になりまして…。彼らの主張は、「チェルシーが、レアル・マドリードのアルバロ・モラタ獲得に向けて、スペイン人サッカー選手史上最高額の7500万ユーロ(約84億円)の移籍金を用意」というものです。何か、匂いませんか?一見、イギリスとスペインのお騒がせメディアはぶつかっており、どちらかがガセネタ扱いされるのは確実なのですが、「チェルシーがワールドクラスのアタッカー獲得を目論んで大金を隠し持ち、虎視眈々とタイミングを窺っている」という筋書きは共通しています。

クリスタル・パレスからバチュアイをさらい、エヴァートンとヴィツェルの合意をひっくり返したといわれる強烈な差し馬・チェルシーは、ビッグ・イヤー獲得の歓喜を分かち合った同志というアドバンテージがあるペップ・マンシティまで差し切って三冠を達成し、移籍市場における史上最強馬(?)の称号を勝ち取るのでしょうか。パリが手を上げれば出走馬3頭となるバルセロナダービーは、既に返し馬を終え、ホルヘ氏が鳴らすファンファーレを待つばかりのようです。…ネタ元は、「ザ・サン」ですが。

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“チェルシーがリオネル・メッシ獲得の最有力クラブへ!?…ネタ元は、あのメディアですが。” への2件のフィードバック

  1. だしまる より:

    バッカ クラブ間合意ついさっき発表されました。

    —–
    メッシ移籍ニュース・・・今までなら欲しいから手だけあげておくよだったのに対して、今回は火種くらい出ていそうですね。税金問題・ファンやクラブからのサポートって結構大きいですから。バルセロナというチームへの批判になってしまうようです申し訳ないのですが、ペップの辞任もクラブが全責任をペップに押し付けて疲弊してしまったことが主因ですし、セスクの移籍もクラブ・ファンから愛されなかったことがあります。税金問題でメッシの疲弊感はハンパないでしょう。仰る通り、バルセロナにいてモチベーションを掻き立てられることは少ないはず。ならば、新天地を求めるのはありだと思います。 その際は、師弟ながら新たなチャレンジを求めているペップはメッシを求めない気がします。そうするとチェルシー?パリ?

  2. makoto より:

    おハムさん>
    本人がどうかですね。

    だしまるさん>
    おっしゃるとおり、クラブとサポーター次第では、一気に話が進む可能性は否めませんね。チェルシーは、コンテ監督のスタイルにはまりますかね?パリのほうが自然にフィットしそうですが、いや、何しろメッシですので、要らないという監督はいなそうです。チェルシー…。

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