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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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最大の目玉はウィルシャー⁉ 獲得合意から噂まで、デッドラインデー直前の移籍話をおさらいします!

本日は、 プレミアリーグ開幕節と最終節に次ぐ(?)エキサイティングな1日、デッドラインデーでございます。締め切りが近づくにつれて駆け込み補強の動きが活発化し、8月29日にはサウサンプトンがクラブレコードの1900万ユーロ(約22億8000万円)でモロッコ代表MFソフィアンヌ・ブファルを獲得。昨季リールで29試合11ゴールとブレイクした21歳は、プレミアリーグやスペインのトップクラブが関心を示す逸材ですが、「僕のことを本気でほしいといって、動いてくれた」と本人がいうほど、熱意で気持ちを動かしたセインツがゲット。サディオ・マネを失ったチームは、タディッチとプファルを軸に攻撃を組み立てることになりそうです。

同日、ワトフォードがアンデルレヒトのFWステファノ・オカカを獲得しました。ローマ、サンプドリアとセリエAでキャリアを積んでいたオカカは、2009-10シーズンにフラムにレンタル移籍し、プレミアリーグ11試合2ゴールという数字を残しています。デビューから9年半を過ごしたセリエAでは7ゴールが最高だったアタッカーは、ベルギーリーグで27試合13ゴールと磨きをかけた得点力をプレミアリーグで披露することができるでしょうか。ワトフォードは、同時にチェルシーのケネディ、ボローニャの30歳MFズニガ、2011-12シーズンまでワトフォードで活躍したクリスタル・パレスDFマリアッパと要所に即戦力を補強しています。マッツァーリ監督率いる多国籍軍は、イタリア人のオカカとコロンビア人のズニガ、ジャマイカ人のマリアッパを加えてパスポートのコレクションを23に増やしました。イガロとディーニーが仕掛ける速攻が封じられると厳しくなりがちだったチームが、ケネディとオカカによって攻撃のアイデアを増やせれば、昨季は13番めだったプレミアリーグの順位をアップさせることができるかもしれません。

トッテナムのナセル・シャドリは貧攻が課題のWBAへ、マンチェスター・ユナイテッドのウィル・キーンとトッテナムのセントラルMFライアン・メイソンはハル・シティに完全移籍。チェルシーからは2人ともレンタルで、ロイク・レミーはベンテケを獲得したクリスタル・パレスへ、期待されながらなかなか芽が出ないパトリック・バンフォードはバーンリーに出されました。アーセナルからミドルスブラに貸し出されたカラム・チャンバースは、持てるポテンシャルを出し切れるでしょうか。プレミアリーグのトップクラブで出場機会を失った選手が、中堅や小規模クラブに流れる動きが加速しています。

30日夜には、シュコドラン・ムスタフィとルーカス・ぺレスのアーセナル移籍が決定。最終日に動くのは、充実している中盤で出場機会を失いそうなあの選手のレンタルだけでしょう。デッドラインデーに向けて、噂になっている選手をざっと挙げてみましょう。「スカイスポーツ」は、チェルシーが3200万ポンド(約43憶2000万円)でダヴィド・ルイス復帰を画策していると伝えています。マンチェスター・シティのサミル・ナスリがセヴィージャにレンタル移籍合意といわれていますが、開幕戦1ゴール1アシストの清武とポジションを争うことになるのでしょうか。マン・シティでは、マンガラが古巣ポルトにレンタルされるという噂もあります。ジョー・ハートのトリノ行きも、未だ正式発表には至っていません。

「テレグラフ」は、トッテナムがムサ・シソコをほしがっていると報じています。同紙はさらに、本職の左SBを求めていたチェルシーが、マルコス・アロンソ移籍についてフィオレンティーナと合意したと報じました。移籍金は2300万ポンド(約31億円)。選手はメディカルチェックのために、昨日ロンドンに到着したようです。ストークはポルトDFブルーノ・マルティンス・インディ、リヴァプールのママドゥ・サコはサンダーランド移籍の話が持ち上がっていると、それぞれ地元紙「ストーク・コンチネル」「リヴァプール・エコー」が伝えています。

さて、デッドラインデー最大の目玉は、ジャック・ウィルシャーでしょう。「スカイスポーツ」によると、レンタルでの獲得に名乗りを上げたプレミアリーグ勢は、ワトフォード、ボーンマス、クリスタル・パレス。海外からはベンフィカとスポルティング・リスボンの名前が聞こえてきており、「ザ・サン」はACミランが3000万ポンドの買い取りオプション付きレンタルを提案していると報じました。「デイリー・ミラー」の記事がガセネタではないことを信じて書きますが、ウィルシャー獲得のオファーは1日で22本もあったようです。アーセナルで出場機会に恵まれなさそうな24歳のイングランド代表MFは、「結局残留」では終わらないのではないでしょうか。書いているうちに、現地は日付が変わって現在深夜1時です。夜が明ければ、デッドラインデーがいよいよ始まります!(ライアン・メイソン 写真著作者/@cfcunofficial (Chelsea Debs) London)

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“最大の目玉はウィルシャー⁉ 獲得合意から噂まで、デッドラインデー直前の移籍話をおさらいします!” への4件のフィードバック

  1. nyonsuke より:

    更新お疲れ様です。

    いよいよデッドラインデーですね。
    強豪クラブはほとんどの移籍を完了させ余剰戦力を整理という段階なのであまり大きな動きはなさそうですね。
    個人的にはエヴァートンがあまり精力的な補強に動かないのが気になります。

    我がレッズも大きな動きはないと思いきや、ブラジルのルアンにオファーしたという噂が出てきましたね。
    どうも冬まではグレミオに残るのが希望とのことなので、すぐにどうこうはないと思いますが、もし本当ならばスタリッジの去就が気になります。
    開幕3戦をみて今の布陣が機能していけばFWで最も危ういのはスタリッジではないかと思っています。
    クロップ監督もスタリッジをファーストチョイスとしていない感じがあり、ルアンでないにしてもFWの獲得の噂はスタリッジの去就を心配してしまいますね。
    SASの輝きがどうしても忘れられない身としては、スタリッジの奮起に期待したいです。
    あとはバロテッリやサコーの移籍も問題ですが、ランドールのローン話が気になります。
    一番手薄なSBの控え、しかもスカウサーのランドールを出してしまっていいのか、監督がSBの展望をどう考えているのか気になります。
    レッズのデッドラインデーもまだまだ何かありそうで、やはりドキドキしますね。

  2. おハム より:

    エバートンのフロント頭おかしいでしょ、前線の補強えぐすぎます

  3. リバサポ より:

    本当に余計なお世話なのはわかってますが…
    トッテナムの選手層薄くなってません?
    CLと両立できますかね。

  4. makoto より:

    nyonsukeさん>
    私も、スタリッジにSASの頃の輝きを期待してしまいます。オリギとの2トップもおもしろそうなんですが、クロップ監督はやりそうにないですね。

    おハムさん>
    クリスタルパレスですか?

    リバサポさん>
    シャドリはともかく、ライアン・メイソンは残したほうがよかったのでは?と思いました。ご本人の意向ですかね。

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