オスカルが上海上港への移籍合意発表!爆買い中国は、いずれ欧州を超えるのか?
2012年にインテルナシオナルからチェルシーに移籍したオスカルは、モウリーニョ監督の下で主力として活躍し、プレミアリーグ制覇に貢献。203試合38ゴールという数字を残しています。コンテ監督が就任した今季は、開幕当初こそレギュラーでプレイしていたものの、チームが3-4-3にシフトしてからは居場所を失っていました。パスセンスに定評があるブラジル代表MFは、ヴィラス・ボアス監督のチームで輝きを取り戻すでしょうか。プレミアリーグで活躍した選手が去っていくのは、いつも寂しいものですが、新天地での活躍を祈ります。
さて、元プレミアリーグの選手といえば、一世を風靡したあのストライカーにも中国移籍の噂が流れています。上海申花から年俸48億円というとんでもないオファーが舞い込んだと報じられたのは、ウェストハム、マンチェスター・ユナイテッド、マンチェスター・シティで活躍したカルロス・テベス。母国でキャリアを終えたいと欧州を離れたテベスも、破格のサラリーには抗えないのではないかといわれています。1年前、シャフタール・ドネツクにいたアレックス・テイシェイラの争奪戦で、江蘇蘇寧が提示した3800万ポンドという数字を見てリヴァプールが降りたと報じられましたが、今後も中国のクラブが札束攻勢で選手をさらっていくケースが増えるでしょう。中国が欧州を超える日が、いずれくるのでしょうか?
欧州出身の選手が大陸を渡るとすれば、キャリアの終盤にさしかかったベテランの最後のひと稼ぎ、所属クラブでポジションに恵まれなかった選手の一念発起、ポテンシャルは高いのにベンチに座らされている若手の経験値獲得が中心でしょう。トップクラブでプレイしている選手の多くは、暮らしやすい欧州を捨てるという決断はせず、イングランドやスペイン、ドイツなど主要リーグに残るのではないでしょうか。一方、南米やアフリカの選手は、「どのみち出稼ぎで異文化生活をするなら、条件のいいほうでプレイしたい」と、中国を選ぶケースが増えそうです。その昔、ドゥンガ、レオナルド、ジョルジーニョといったブラジル代表のレギュラークラスがJリーグに集まったように、代表チームの主力は中国で活躍するプレイヤーばかりという現象が起こるかもしれません。
中国スーパーリーグの所属クラブは16。外国人枠は7人で、うち1人はアジア枠なので、96人分が欧州や南米からの輸入枠です。このルールがあり、チャンピオンズリーグのような魅力的なコンペティションがあちらにはないことを考えれば、サッカーの勢力図が変わるほどのインパクトはなさそうですが、資金力で欧州をリードしていたプレミアリーグのクラブにとっては、自分たちの上から金額を吊り上げてくるリーグの出現は頭が痛いでしょう。いちファンとしては、アレクシス・サンチェス、ルーニー、アグエロなどリーグの顔となっている選手たちが残ってくれることを願うばかり。サラリーの額が折り合わず、契約延長が頓挫しているといわれているアーセナルのエースが移籍するのが、当面の最大のショックです。ありますかね…。
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オスカルは好きな選手だったので複雑な気持ちです。しかし現状チームがうまくいっている場合、彼の移籍を悲しいとはいえてもおかしいとは言えないのが辛いところ。高いサラリーは再び欧州に戻るときの障害にもなりますしね・・・。
更新お疲れ様です
チェルシー的には控えの選手でこれだけの額が入ればプラスですが、1人のファンとしてはあれだけ忠誠を示してた選手の退団は残念です
せめて欧州の他のクラブで見たかったですね
昨シーズンのラミレスに続いての中国への移籍にはあまり納得したくないといった感想です。
オスカルはこれから選手としてのピークを迎える時期での移籍であり、欧州のトップクラブで輝ける選手だと思っていただけに・・・
やはりプロは稼いでなんぼだと、わかってはいますが悲しいニュースです。
しかし、中国の人は毎週スタジアムに行けばオスカルを見れるのは羨ましいなぁ。
vooさん>
おっしゃるとおり、サラリーが上がりすぎると、欧州に戻ってくるのはしんどくなりそうですね。若いのに…と思ってしまいます。
blueさん>
人柄も含めて、いい選手でしたよね。
yutoさん>
第2のオスカルも出てきそうですよね。ディ・マリアはどうするのでしょうか。