イングランドのプレミアリーグ(ときどきチャンピオンズリーグ)専門ブログ。マンチェスター・ユナイテッド、アーセナル、リヴァプールetc.

偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

現地紙が大胆予測!プレミアリーグ2016-17「冬のマーケットで移籍する可能性が高い選手たち」

移籍市場オープンまで1週間を切りました。イギリスメディア「デイリー・ミラー」が、「January transfer window guide: Which players from YOUR club could be heading for the exit this winter?(1月の移籍市場ガイド:あなたのクラブで、この冬出ていく選手は?)」と題して、プレミアリーグ20クラブの放出選手予測をしています。彼らが「出ていく選手はいない」としたのは、「ローテーションを駆使して多くの選手を起用していた」ペップのマンチェスター・シティと、「負傷者だらけ、小さなスカッドと低予算」と評したサンダーランドのみ。サウサンプトンも、誰も移籍する必要はないとしていますが、「ヴィルジル・ファン・ダイクが出て行かないといっているわけではない」という但し書きつきです。

さて、記事が「移籍する可能性あり」と予測した選手について、プレミアリーグ上位のクラブから見ていきましょう。チェルシーでは、3-4-3にフォーメーションを変えてから苦戦中と評されたイヴァノヴィッチ、「ナイジェリア代表としてオリンピックに出場したことでフリーズした」ジョン・オビ・ミケル、出場機会に恵まれないロフタス=チーク。イヴァノヴィッチにはユーヴェが、ミケルには中国のクラブやフェネルバフチェが興味を示しているようです。セスクについては、「動くべきだが残留を選んだ」としており、私も、再び去就が話題になるのはシーズン終了後と見ています。

アーセナルからは、出場機会を求めているチェンバレン。トッテナムは、エリック・ダイアーよりも優先順位を下げられ、CBの4番手となっているヴィマー。堅実なオーストリア代表CBについては、ファン・ダイクが移籍となったらセインツが関心を示すだろうと予想しています。リヴァプールのママドゥ・サコとティアゴ・イロリはプレミアリーグ出場ゼロで、ユースの選手たちと一緒にプレイしています。クロップ監督の信頼を得ていないCB2人は、海外に居場所を求めることになるでしょう。

大きな動きがありそうなのは、プレミアリーグ王者のレスターと、保有選手が多すぎるマンチェスター・ユナイテッド、混乱の秋を過ごしたウェストハムです。レスターから出ていく可能性が高いのは、WBAの左サイド強化に乗りそうなシュルップ、サンダーランド行きの噂があるウジョア。夏に入団してから、プレミアリーグに顔を出していない20歳のカプツスカはレンタルに出されるかもしれません。マンチェスター・ユナイテッドのデパイはエヴァートンが獲得を熱望しており、入団時の半額となる1200~1300万ポンドでもまとまると予想。シュナイデルランはエヴァートンかWBA、シュヴァインシュタイガーはMLS行きとしています。ファン・ハール前監督が1年半前に獲得した選手たちは、マルシアルを除いて全員放出候補。ファーガソン引退以降の継続性のなさが、マンチェスター・ユナイテッドが停滞している最大の理由ではないでしょうか。

ハマーズでは、11月からランドルフにポジションを奪われたGKアドリアン、リーズのターゲットといわれているアシュリー・フレッチャー、「バレンシアが”東ロンドンの悪夢”から脱出する道を提供してくれる」と書かれたシモーネ・ザザ、ベシクタシュの頃のフォームを取り戻せないギョクハン・トレ、南米に帰れるジョナタン・カジェリ。このチームは、6人もいながらプレミアリーグ17試合で2ゴールしか決めていないストライカーの整理が必要ですが、どこまでシェイプアップするのか、ビリッチ監督は厳しい選択を迫られています。

下位クラブのリストで気になるのは、スウォンジーのシグルズソン、ワトフォードのイガロ、ストークのクラウチとムニエサ、ボーンマスのマックス・グラデルです。プレミアリーグ全試合出場のシグルズソンにチームが失望しているという話には納得しかねますが、ローマやインテルが興味を示しているMFは、チームを去ってもおかしくないとのこと。記事はイガロについても「もはや4番手のストライカー」と酷評。1ゴールしか挙げていないエースは、20歳のアイザック・サクセスに取って代わられるかもしれず、いいオファーがあれば潮時とばかりに出されてしまうかもしれません。35歳のクラウチはチャンピオンシップのクラブに移籍する可能性がありますが、最終ラインが厚いとはいえないストークに、ムニエサは必要でしょう。ようやく調子が上向いてきたチームに、マーク・ヒューズ監督は満足しているものと思われます。

私の雑感を交えつつ紹介してまいりましたが、「デイリー・ミラー」の人選はなかなか的確。このなかから相当数の選手が新天地に向かうのではないでしょうか。5週間後に、答え合わせをしてみるのもおもしろそうです。

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