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移籍金は5000万ポンド超!? リサンドロ・マルティネスのマンチェスター・ユナイテッド入団が正式決定!

「素晴らしいクラブに加われたことを名誉に感じる。この瞬間のために懸命に働いてきた。ここに来たからには、さらに自分を高めていくつもりだ」「幸運なことに、これまでは成功したチームの一員だった。マンチェスター・ユナイテッドでもそうありたい。そのためには、相当がんばらないとね。でも、監督、コーチ、そして新しいチームメートとともに必ず成し遂げられると信じている」

マンチェスター・ユナイテッドの公式サイトが、リサンドロ・マルティネスの入団を発表しました。アーセナルからもオファーがあったアルゼンチン代表にとって、最大の決め手はエリック・テン・ハフ監督の存在だったようです。

「アヤックスで3年間一緒だった。プレースタイルはよく知っている。彼と一緒にいたから大きく成長することができた。今はマンチェスターにいて、再会のチャンスがあると思っていた。自分のキャリアのなかで、とても重要な存在だ」

正式決定をいち早く報じた「スカイスポーツ」によると、移籍金は4830万ポンド(約80億円)とアドオン840万ポンド(約14億円)。プレミアリーグ経験があるジェズスやスターリングより高額の決着となれば、待ったなしで評論家たちの厳しい評価にさらされます。

テン・ハフ監督は、24歳のレフティをどこで起用するのでしょうか。最終ラインでヴァランとコンビか、ルーク・ショーやフレッジとレギュラー争いか、あるいはアンカー固定か。プレミアリーグでCBをまかせるとなると、気になるのは5フィート9インチ(175cm)しかない上背です。

昨シーズンのプレミアリーグにおいて、6フィートに届かないCBは13人のみ。トップクラブの最終ラインで170cm台のレギュラーは、フットボールセンスあふれるセサル・アスピリクエタぐらいです。マグワイアは194cm、ヴァランは191cm、バイリーとリンデロフは187cm、フィル・ジョーンズは185cm。このなかで戦うリサンドロ・マルティネスは、空中戦のハンディキャップを他の要素で埋めなければなりません。

小柄なCBといえば、ファン・ハール時代に最終ラインに下がったダレイ・ブリントを思い出します。180cmしかなかったオランダ代表は、「背の高い選手を5人揃えければ、セットピースで死ぬことになる」と主張するジョゼ・モウリーニョのチームでは、出番を減らしてしまいました。テン・ハフの下で状況を読む力を磨いたと語るマルティネスは、アンカーをまかせたほうが輝くかもしれません。

タイレル・マラシア、クリスティアン・エリクセンに続く3人めがようやく決定。クリスティアーノ・ロナウドの去就次第で最前線が必要となり、中盤でスペースをケアできる存在も引き入れたいでしょう。プレミアリーグ2022-23シーズンの開幕戦まで10日。チームの背骨となるポジションの強化は、何とか間に合わせたいところですが…。


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