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メディカルチェックを残すのみ。モハメド・サラーのリヴァプール入りを現地紙が一斉報道!

リヴァプールの公式サイトには、「メディアウォッチ」のコーナーがあり、現地メディアのさまざまな記事が紹介されているのですが、日本時間の昨晩から新着ニュースの2つにひとつはモハメド・サラーです。「デイリー・メール」「デイリー・ミラー」「ガーディアン」…。各社の記事に共通しているのは、移籍金についてローマと合意したこと。金額はアンディ・キャロル獲得時のクラブレコードである3500万ポンド(約49億7000万円)を超えるが、4000万ポンド(約56億8000万円)には満たないこと。メディカルチェックは明日までには行われる見通しであること。いくつかのメディアは、5年契約で週給9万ポンドと破格の好条件と報じており、3年前にレッズ入団寸前でチェルシーに方向転換したことにも触れています。「Goal.com」は、「Mohamed Salah to complete Liverpool move(モハメド・サラーのリヴァプール移籍はコンプリート)」と断定的な見出しを立てており、今度こそ決まりでしょう。若干フライング気味ではありますが、リヴァプールサポーターのみなさん、おめでとうございます!

プレミアリーグに本格参戦する「エジプティアン・メッシ」について、あらためてその足跡を振り返ってみましょう。バーゼルで頭角を現したサラーは、2013-14シーズンの冬のマーケットでレッズを蹴ってチェルシーを選ぶも、プレミアリーグ13試合2ゴールと結果を出せず。2014-15シーズンの冬にフィオレンティーナにレンタルされるとセリエA16試合6ゴールと才能を発揮し、翌シーズンから2年在籍したローマでは、リーグ戦64試合29ゴールという素晴らしい数字を残しました。

チェルシーに持っていかれた記憶があまりに苦々しかったためか、「リヴァプール・エコー」のサラー関連記事はテンションが高く、ジョゼ・モウリーニョはデブライネとルカクを放出した直後にサラーまで出したと昔話をほじくり返しています。「マンチェスター・シティがデブライネ獲得に5500万ポンドを費やし、チェルシーがルカクをスタンフォード・ブリッジに連れ戻すためのお金を喜んで払うのは、その後の彼らがワールドクラスであることを示したからだ」「サラーは、間違ったタイミングで間違った場所にいた」と、今回の話に関係ない元チェルシーのポルトガル人監督を当てこすり、当時の恨みを忘れていないとアピール。「How Salah can prove Mourinho wrong at Liverpool(サラーがリヴァプールでモウリーニョの間違いを証明するにはどうしたらいいか)」という見出しをデカデカと掲げています。その答えは簡単、オールド・トラフォードでゴールを決めることです。リンデロフを補強したチームも昨季より強くなるはずですが、めまぐるしくポジションを変えてくるサラー、マネ、フィルミーノ、コウチーニョ、ララナに押しまくられるシーンは容易に想像できます。

正式発表は、明日でしょうか。レッズからチェルシーに寝返り、ヴィオラからインテルに乗り換えようとして揉めるなど、ドリブルだけでなく移籍もトリッキーな前科2犯をクラブ関係者にハードマークしていただき、今度こそ晴れやかに赤いユニフォームを持って写真に収まってもらえればと思います。背番号9を希望していると伝えられていますが、そこは空けておいたほうがいいのではないでしょうか。クロップ監督が、噂の大物ストライカーを本気で口説こうとしているのなら。

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“メディカルチェックを残すのみ。モハメド・サラーのリヴァプール入りを現地紙が一斉報道!” への8件のフィードバック

  1. Macki より:

    更新ご苦労様です。
    後一息ですね。Twitterではサラー情報が日々飛び交い、一喜一憂から最後はネタ化しておりました(笑)
    戦力としては申し分なく前線はスピードを持った選手がおり攻撃力は上がりますね。正式発表が楽しみです。

  2. ジャカジャカ より:

    サラー 要りますかね-?この人は守備をサボるのでよっぽどクロップが性根を叩きなおさないとレッズのフットボールについて行けないと思いますが。。

  3. プレミアリーグ大好き! より:

    待望のWG獲得ですね。
    リバプールが獲得出来そうな選択肢の中ではベストに近いと思います。
    FWの獲得は無いと思います。
    スタリッジがクラブを離れるかイングスがローンに出れば話は変わると思いますが。
    あとはおそらくCB、CMF、LSBかと。

  4. makoto より:

    Mackiさん>
    チャンピオンズリーグが楽しみですね!

    ジャカジャカさん>
    クロップ監督の指導力に期待しています。

    —–
    プレミアリーグ大好き!さん>
    左SBを早いタイミングで決めたいですよね。

  5. swallalala より:

    キャロルは相当割高だったんですね ガキなので当時の事を知らないんですが、めちゃくちゃ有望視されていたんですか?

  6. BHA より:

    先日初コメさせていただいたブライトンファンの者です。実は私ブライトンよりも前からのローマファンでして…サッカー見た時からずっとジャッロロッソを応援しています。サラーの移籍については残念です…。2桁得点2桁アシストを記録した大黒柱ですから…。しかしローマとしてもFFPの問題があって当初は最大4000万ユーロという見積もりだったので結局5000万ユーロ近くの収入になった?ことはプラスと捉えられます。逆にリヴァプールはオーバーペイ気味ですし、マネとポジションが被ると思うのでどこで使うの?って思ったりします。サラーはおそらく右ウイングでしか活躍できないのでマネを中央に移すのか、しかしフィルミーノがいるし逆はコウチーニョだし…。そこは注目ですね。とりあえず両者Win-Winの取引になりそうで何よりですね!

  7. toto より:

    >BHAさん
    まー確かに応援してるチームから主力を引き抜かれたらいい気はしないですよね。普通は・・
    ローマも昨年天才ピャニッチをユベントスに同じように引き抜かれ、どうなることかと思ったけど、セリエで2位 CLストレートIN獲得とはさすがだなーって思ってみてました。
    ローマにあってインテル ミランにないもの  それは自己犠牲 ピッチ内は当然ロッカールームでの団結力 選手同士の信頼感 じつにいいチームですわ

    リヴァプールについては確かにサラーは右ウィングでしか活きないと個人的にも思いますね。
    しかしマネは約90試合で45得点とったザルツブルグ時代は左ウィングが主戦場でしたし
    マネをコンバートするんじゃないかと思いますね。まークロップがどう判断するかですが・・
    今左を担当してるコウチーニョは元々中央の選手だしウィングにしてはスピードが足りないからね

  8. makoto より:

    swallalalaさん>
    当時のキャロルは何しろ勢いがありましたね。足元がさほどうまくないのと、スペースを創る動きがなかったのは気になっていましたが、あれほどフィットしないとは予想できませんでした。

    BHAさん>
    バーゼル時代のプレイを見ると、サラーはトップ下やセカンドストライカーでもいけるのでは?と思いました。

    totoさん>
    フィルミーノ、マネ、コウチーニョをいろいろな形で使っている監督なので、おもしろいことをやってくれるかもしれません。「○○しかできない」はシーズンが終わってからでもいいのでは?

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