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17年ぶりの里帰り…ワールドカップ出場をめざすジャーメイン・デフォーのボーンマス移籍が決定!

ジャーメイン・デフォーのボーンマス移籍が決まりました。2014年にサンダーランドに入団してから、3シーズンでプレミアリーグ34ゴール。周囲からのサポータが少ないなか、2年連続のプレミアリーグ15ゴールは見た目の数字以上に素晴らしい活躍だと思います。直近5シーズンのうち3つが17位と綱渡りを繰り返していたサンダーランドがついに最下位で降格となり、エースストライカーはワールドカップ直前のシーズンをプレミアリーグで過ごすことを決断。出場機会が得られるクラブを探していました。「BBC」によると、クラブがチャンピオンシップ降格となった際にはデフォーはフリーで移籍できるという契約になっていたそうです。ウェストハムで4年、トッテナムではトータル9年半、ポーツマスとトロントはそれぞれ1年。34歳になったベテランストライカーはボーンマスと3年契約を結んでおり、燃え尽きるまでプレイする気のようです。

「復帰できてうれしい。このチャレンジをとても楽しみにしている。ボーンマス復帰の可能性が見えたとき、適切なチョイスだと思った。トップレベルの監督が率いる素晴らしいチームに加入するという決断は簡単だった。ボーンマスのファンは知っているはずだ。私がユニフォームを着れば100%の力を出し切ることも、唯一約束できるのはゴールだということも」(ジャーメイン・デフォー)

デフォーがボーンマスにいたのは2000-01シーズン、プロデビュー間もない18歳。フットボールリーグ・ディヴィジョン2(現リーグ1)に所属していたチームで、若きストライカーは11試合連続ゴールを含む29試合18ゴールという鮮烈な活躍を見せ、プレミアリーグデビューの足場を築きました。2017年3月、イングランド代表に3年4ヵ月ぶりに復帰したデフォーは、4年の空白を埋める代表戦ゴールを決めており、来年の夏にロシアで開催されるワールドカップを視界に捉えています。プレミアリーグ9位にジャンプアップした古巣への17年ぶりの「里帰り」は、モチベーションUPにつながるはずです。

GKベゴヴィッチを手に入れ、ナタン・アケに1800万ポンド(約25億円)のオファーを提示したと報じられたボーンマスがめざすのは、ヨーロッパリーグ出場権獲得でしょう。エディ・ハウ監督は、昨季プレミアリーグで36試合17ゴール(後半戦だけで14ゴール!)と大暴れしたジョシュア・キングとデフォーを並べるのか、あるいは縦に置くのか。トータル30発以上の最前線が機能すれば、マンチェスター・ユナイテッドを上回る55ゴールを積み上げたチームは、さらにやっかいな存在になります。フランク・デブール監督を招聘したクリスタル・パレスの巻き返しや、ペジェグリーノ新監督が率いるセインツの攻撃力増強などトップクラブにとっての脅威が増えるなか、美しいパスワークでバイタリティスタジアムを湧かせるエディ・ハウ監督のチームにも上位いじめの主役となる予感が漂います。若き指揮官のチームづくりと、ゴールラッシュを見せてくれそうなベテランストライカーの活躍に期待しましょう。

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