イングランドのプレミアリーグ(ときどきチャンピオンズリーグ)専門ブログ。マンチェスター・ユナイテッド、アーセナル、リヴァプールetc.

偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

マラガの新星サンドロ・ラミレスはエヴァートン、悲運のジェイ・ロドリゲスはWBA移籍決定!

週末、KASオイペンのナイジェリア代表FWヘンリー・オニェクルの獲得を発表したばかりのエヴァートンが、かねてから噂になっていたマラガのサンドロ・ラミレスの入団を発表しました。14歳でバルセロナに加わったストライカーは、19歳でリーガ・エスパニョーラに初登場。1年半で17試合2ゴールという数字を残した後、2016-17シーズンにマラガに移籍すると、ここで30試合14ゴールとブレイクしました。アトレティコ・マドリードが補強禁止処分を喰らわなければ、アーセナルに誘われているラカゼットとサンドロ・ラミレスがプレミアリーグにいる自分をイメージする機会はなかったでしょう。スペイン国内で移籍すると思われていたストライカーがキャリアアップのチャンスを失った後、機を見るに敏のロナルド・クーマンとスティーヴ・ウォルシュFDが525万ポンド(約7億7000万円)の商談をまとめました。

レジェス、ソルダード、ネグレドなど、プレミアリーグでは力を発揮しきれなかったスペイン人ストライカーも多いなか、ポジショニングと機動力がセールスポイントの21歳は結果を出すことができるでしょうか。レギュラーとして活躍したのが昨季だけなのは気になるところですが、スペースがなくても落ち着いてプレイできるバルサ出身選手はプレミアリーグにおける成功例が多く、懸念よりも期待が膨らみます。ピックフォード、クラーセンをいち早く押さえたスティーヴ・ウォルシュFDの青写真は、着々と現実のものとなっています。

活躍してほしい選手といえば、WBAへの移籍が決まったジェイ・ロドリゲスもそのひとりです。2014年4月5日。プレミアリーグ33試合15ゴール、直近の4試合で5ゴールと最高のシーズンを過ごしていたサウサンプトンのアタッカーは、マンチェスター・シティ戦で前十字靭帯断裂の重傷を負い、次のシーズンをまるまる棒に振りました。2015-16シーズンも10試合ノーゴールと沈黙。イングランド代表の中心選手になると期待されていたジェイ・ロドリゲスは、記憶に残る試合を創れないまま27歳になりました。昨季プレミアリーグでは先発した試合が9つしかなく、24試合5ゴールは満足いく数字ではないでしょう。

「スカイスポーツ」は、WBAが支払う移籍金について、イニシャル1200万ポンド(約17億5000万円)、インセンティブを合わせると最大1500万ポンド(約21億9000万円)と報じています。ナイジェル・アトキンスに見出され、マウリシオ・ポチェッティーノの下で開花した後、ロナルド・クーマンには苦しむ姿しか見せられなかったジェイ・ロドリゲスは、トニー・ピューリス監督の期待に応えられるでしょうか。サロモン・ロンドンやマット・フィリップスと仕掛けるカウンターの切れ味に注目したいと思います。

と、この週末に移籍が決まったアタッカーの記事を書いているうちに、「スカイスポーツ」が大物ストライカーのプレミアリーグ参入が決まりそうという記事を配信しています。詳しくは、次の記事で紹介しますね。さっそく、準備します!(サンドロ・ラミレス 写真著作者/enric.lamarca.rizo@gmail.com)

おもしろいと思っていただけた方は、お時間あれば、下のブログランキングバナーをクリックしていただけると大変うれしいです。所要時間は5秒です。何とぞよろしくお願いいたします!


“マラガの新星サンドロ・ラミレスはエヴァートン、悲運のジェイ・ロドリゲスはWBA移籍決定!” への2件のフィードバック

  1. エバートン より:

    上に挙げられたストライカー以外にもルーカスペレス、ボルハ、ボージャン、アスパス、ノリートとスペイン人のアタッカーはとにかく活躍できていなかったのでかなり不安です。
    クーマンがどういうプランを持っているのか分かりませんが、サンドロに期待がかかりすぎないようにマネジメントしてもらいたいなと思います。

  2. makoto より:

    エバートンさん>
    ノリート、ボルハ・バストン、ルーカス・ペレスは現在進行形なので入れるのをためらったのですが、イアゴ・アスパスがいましたね。言葉の問題が大きいのかもしれません。

コメントを残す