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ロス・バークリー、マティッチ、シグルズソン…去就が気になる!「ツアーに参加しない男たち」

怪しい順番に並べると、マティッチ、シグルズソン、ロス・バークリーでしょうか。「スカイスポーツ」が、マティッチはジエゴ・コスタとともに中国とシンガポールを訪れるチェルシーのツアー参加を免除されたと報道。スウォンジーでプレミアリーグ9ゴール13アシストという華やかな数字を残したシグルズソンも、アメリカに渡ったクラブに帯同していません。ロス・バークリーに至っては、アフリカツアー欠場について聞かれたクーマン監督が、「今回チームに同行しなかったのはフィットしていないからだが、彼がどんな状況にあるかは誰もがわかっている。どうなるか見てみよう」ときなくさい話の存在に触れています。クラブのツアーに背を向けた男たち。彼らは、来季のプレミアリーグでどんな色のシャツを着ているのでしょうか。噂通りなら、マティッチは赤、シグルズソンはどちらに転んでも青、ロス・バークリーは白。それぞれの去就についての最新ニュースをチェックしてみましょう。

マティッチの話をする前に、モナコMFティエムエ・バカヨコについてお伝えしたほうがいいでしょう。マスコミがこぞってムードを醸成するのは洋の東西を問わないようで、都議選の自民党を伝えるニッポンの新聞も、チェルシーについて語るイギリスのタブロイド紙も彼らは危機的状況だと煽りました。プレミアリーグのほうは、きっかけはロメウ・ルカクのマンチェスター・ユナイテッド入団でした。争奪戦に敗れたチェルシーについて、「補強がうまくいっていない」「バカヨコもマンチェスター・ユナイテッドだ」「破談だ」と矢継ぎ早に記事が出たのが今週前半のお話。ブルーズ絶体絶命という空気のなかで、「プレミアリーグ王者はバカヨコ獲得に近づいている」とがんばっていたのが「スカイスポーツ」でした。これに加勢したのが13日の「デイリー・メール」。タブロイド紙は、22歳のセントラルMFが金曜日にメディカルチェックを受けて、4000万ポンド(約58億8000万円)にオプションが付いた契約がまとまると報じています。

バカヨコが決まれば、次はマティッチです。「デイリー・メール」は、長期契約で28歳MFを確保しようとするマンチェスター・ユナイテッドと、遅れて参戦したユヴェントスとの一騎打ちと報じています。コンテ監督はプレミアリーグで直接戦わない古巣への売却希望と伝えられていますが、イタリアの名門はマティッチが満足するサラリーを提示しておらず、タブロイド紙の見立ては「モウリーニョ監督が依然リード」。チェルシー&ユーヴェ連合軍によって、マンチェスター・ユナイテッドがストライカーのリベンジを果たされる可能性もありますが、いずれにしてもマティッチがクラブに残る可能性は低いようです。赤のサポーターとしては、プレミアリーグで2度の優勝に貢献した経験豊富なMFをぜひとも獲ってほしいのですが、今はただバカヨコ移籍の報を待つしかありません。

シグルズソン獲得を争っているのはレスターとエヴァートンですが、こちらは勝負の行方よりも移籍金が話題になっています。レスターがクラブレコードの4000万ポンドをスウォンジーに断られると、ほぼ同額でオファーしたエヴァートンも撃沈。「BBC」は、ウェールズのクラブは大黒柱に5000万ポンド(約73億5000万円)のタグを付けていると報じています。「彼を放出するとは考えていなかったが、非常にいいオファーが届いて状況が変わった」とポール・クレメント監督が語っているように、3年前に680万ポンドで呼び戻した選手が7倍以上の値段で売れるなら、スワンズは大満足でしょう。プレミアリーグTOPとなる9000万ポンド(約132億円)を補強に費やしているエヴァートンは、ルカク放出でゲットした7500万ポンドに加えて、ロス・バークリーを売ったお金もこちらに投じようとしているのかもしれません。

そのバークリーですが、6月に「トッテナムが値段が下がるのを待っている」と報じられたきり、これといったインパクトのある話は入ってきておりません。クーマン監督は、ジルーかベンテケを最前線に据え、ルーニーをその後ろで起用しようとしているのでしょうか。前線には既にサンドロ・ラミレスを補強しているエヴァートンは、ミララス、アーロン・レノン、カルヴァート・ルーウィン、ルックマン、いずれ復帰するボラシェと2列めが充実。クラーセンとグイェをセントラルに配したときは、トム・デイヴィスを1列前で使うオプションもあり、指揮官は契約延長に応じないロス・バークリーを見切っているのかもしれません。ルカクがオファーを断った際には「残ってくれると信じている」とコメントしたクーマン監督は、23歳の生え抜きMFにはクールです。いいオファーがあれば、シグルズソンに費やしたお金の回収を図るものと思われます。

3人とも、動くはず。マティッチとシグルズソンには明るい未来が待っているように見えますが、調子の波が激しいロス・バークリーは次のクラブで本格的にブレイクするでしょうか。彼の持ち味がぴったりはまりそうなのはセインツですが、マウリシオ・ペジェグリーノ新監督はアトレティコ・マドリードのルシアーノ・ビエットを最重要ターゲットとしているようです。3人の行き先をすべて見届けるのは、ツアーに出かけた各クラブの選手たちが帰国してからになりそうです。

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“ロス・バークリー、マティッチ、シグルズソン…去就が気になる!「ツアーに参加しない男たち」” への4件のフィードバック

  1. プレミアリーグ大好き! より:

    バカヨコは練習場でコンテと挨拶してましたんでもう決まってるでしょう。ガーディアンなどもユナイテッドにはマティッチ売らないの報道が多いですし結局はユーベに決まりそうですが。この際ですんでベイカー辺りに覚醒してもらいましょう。

  2. Djdj より:

    先程公式からバカヨコのチェルシー移籍の発表がありしたね。カンテとバカヨコの中盤…非常に楽しみです。
    となると、やっぱりマティッチの動向が気になりますね。果たしてユナイテッドに来るのでしょうか?
    ユナイテッドの策略にまんまと引っ掛かり、ルカクのみならずコスタも手放す羽目になったので、流石のチェルシーでもライバルチームに選手、それも仮に移籍したら間違いなく主力になるマティッチをプレゼントするとは考えにくいですが…

  3. とあるチェルシーファン より:

    今年もほぼチェルシー戦全試合見ましたが 正直今年ほど攻撃に活躍するマティッチも見たことないし 守備でポカするマティッチも見たことがありませんでした。 売り時だと思います テクニカルなんですが。。正直守備に戻る足が遅すぎますね 逆にユナイテッドに買ってもらいたいですね

  4. makoto より:

    プレミアリーグ大好き! さん>
    「スカイスポーツ」の主張通りにバカヨコは決まりそうですが、ミッドウィークの多数派は「チェルシーはバカヨコ獲れない」でした。実際にどうなるかを読むのが難しい夏です。

    Djdjさん>
    マティッチ本人がどう考えるかですね。ユーヴェでもいいとなれば、チェルシーは喜んでイタリアに出すのではないかと思います。

    とあるチェルシーファンさん>
    もし売っていただけるなら、ほしいです。カンテ加入により、今までと違う役割を期待されたシーズンだったと思いますが、苦労しつつもまずまずだったのではないでしょうか。

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