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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

カンテとのコンビはプレミアリーグNo.1の強固なブロック!チェルシーがついにバカヨコ獲得!

トッテナムのカイル・ウォーカーが4500万ポンド(約66億円)プラス500万ポンドのオプションという衝撃の高額ディールでマンチェスター・シティ入りを決めた翌日、チェルシーが負けじと念願の選手の獲得を発表しました。「Tiemoue Bakayoko seals £40m Chelsea transfer from Monaco(ティエムエ・バカヨコが4000万ポンドでモナコからチェルシーに移籍)」。イギリスメディア「スカイスポーツ」の見出しは、飾ることなく事実をまっすぐ伝えています。「マン・ユナイテッドが横取り」「停滞」「破談」…タブロイド紙がチェルシーの商談が進んでいないと煽るなか、ブレることなくバカヨコ獲得寸前と報じていたメディアは、記事の中身も客観的なデータや出来事に終始しています。

5年契約を結んだプレミアリーグ王者が支払う4000万ポンド(約58億8000万円)は、2011年の冬にリヴァプールから獲得したフェルナンド・トーレスの4010万ポンドに次ぐ2番めの高値です。22歳のセントラルMFは、2014年にレンヌからモナコに移籍。3年めとなる昨季の32試合2ゴールが、初めてフルシーズン活躍したといえる数字です。ポテンシャルが高いのは間違いありませんが、初めてのプレミアリーグでどこまでやれるでしょうか。エンゴロ・カンテとのコンビが鉄壁と呼ばれるようになれば、チェルシーはプレミアリーグ連覇に大きく近づくでしょう。

「私はチェルシーを見て成長した。子どもの頃から大好きなクラブだったので、サインをするのは自然なことだった。このファンタスティックな監督の下で、偉大な選手たちとともに進化することを楽しみにしている」(ティエムエ・バカヨコ)
「昨季、欧州の最高のステージで上位に浮上したモナコで、ティエムエは傑出した存在だった。チェルシーに迎えられてうれしい。彼は若いのに多くの経験を積んでいる。フランスのタイトルを獲得し、チャンピオンズリーグでも後半のステージに進出した。われわれのスカッドに高いクオリティを加えてくれるはずだ」(マイケル・エメナロTD)

入団発表直前にミヒー・バチュアイに「来るの?」とツッコミを入れられ、口にチャックの絵文字で必死にかわしていた若いMFは、意中のクラブに入団できたことを無邪気に喜んでいます。ウィリー・カバジェロ、アントニオ・リュディガーに続く3人めの新戦力は、ボール奪取力とチェイシングの鋭さはプレミアリーグMVPのカンテにも引けを取らず。攻撃面での貢献度が高まれば、フランス代表でもポール・ポグバをしのぐ存在になるかもしれません。守備戦術に長けた指揮官の下に、やっかいな選手がやってきました。チェルシーの次なるテーマは、ジエゴ・コスタの後釜と層が薄いサイドの補強でしょう。噂になっているレアル・マドリードのダニーロや、欧州屈指の点取り屋オーバメヤンが獲れれば、プレミアリーグはもちろんチャンピオンズリーグでも上位を狙える布陣が完成します。

ベルナルド・シウヴァとバカヨコを手離したモナコは、ムバッペとトマ・レマルにも魅力的なオファーが届いており、すべて売りさばくことになれば、フォルカオとハメス・ロドリゲスを持っていかれた3年前以上にサポーターの怒りが高まるのではないでしょうか。いや、他国のクラブの心配をしてる場合ではありませんね。わがクラブに、ネマニャ・マティッチが来てくれる可能性が高まりました。チェルシーのストライカー獲得とマンチェスター・ユナイテッドの中盤強化に引き続き注目してまいります。

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“カンテとのコンビはプレミアリーグNo.1の強固なブロック!チェルシーがついにバカヨコ獲得!” への3件のフィードバック

  1. nor より:

    まだこれからですが、チームとケミストリーが合えば恐ろしい中盤になりそうです。マティッチについて本人を考えれば移籍ですが、正直モウUには渡したくないですね、、、

  2. makoto より:

    norさん>
    怖ろしいです。マティッチについては、マンチェスター・ユナイテッドサポーターの帽子を深々と被れば「そんなこといわずください」ですが、フラットに見れば心機一転で活躍する可能性が高く、リスキーな放出だと思います。

  3. プレミアリーグ大好き! より:

    個人的にはバカヨコがチェルシー1年目と去年のマティッチを凌駕するような活躍を確実に保証してくれるとは思えないですね・・・
    モウリーニョの元で大暴れするマティッチの姿が簡単に浮かぶことも考えれば、この一連のチェルシーの動きには賛同しかねます

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