チェンバレン、セルジ・ロベルト…噂が飛び交うチェルシーの補強最新トピックス!
まずは、クラブが発表したヤングプレーヤーのレンタル移籍から。DFカラスがフラム、マイケル・ヘクターがハル・シティ、GKブラックマンはシェフィールド・ユナイテッドに貸し出されます。期待の若手でクラブに残る可能性があるのは、ジェレミー・ボガとアンドレア・クリステンセンぐらいでしょうか。アザールの負傷もあってチャンスがまわってきたボガと、レンタル先のボルシアMGでリーグ戦31試合2ゴールと結果を出したクリステンセンをプレミアリーグで観られるのを期待しています。さらにCBを補強するという噂もありましたが、ユース育ちの21歳は即戦力でしょう。
コンテ監督の最重要ターゲットは、ヴィクター・モーゼスのポジションではないかと思われます。「ザ・サン」が報じたのは、アーセナルのアレックス・オックスレイド・チェンバレン。「ESPN」はバルセロナのセルジ・ロベルトを候補に挙げています。契約延長を拒んでいるチェンバレンについては、タブロイド紙がエヴァートンのロス・バークリーと合わせて5000万ポンドを用意したといっていますが、この値段ではバークリーひとりでほぼ使い切ってしまうでしょう。若手有望株の値段が高騰しているプレミアリーグでは、イングランド代表クラスを獲ろうと思えば少なくとも3000万ポンドは覚悟しないといけません。
チェンバレンの使われ方はイメージできるものの、3-4-3を続けるならロス・バークリーのうまい活用法が見当たりません。セントラルMFを攻撃的なセットにしたいときは、セスク・ファブレガスで充分でしょう。昨季プレミアリーグの終盤戦に3バックにシフトしたアーセナルにおいて、両サイドで機能したチェンバレンをリヴァプールと争うのが現実的です。
ラ・リーガで32試合出場とバルサの主力だったセルジ・ロベルトは、コンテ監督のサッカーにぴったりはまると思われます。ウイング、WB、SBをすべてこなす器用なMFは、試合の流れを変えたいときにイタリア人指揮官の戦術的要請に応えてくれるでしょう。ベンフィカのポルトガル代表DFネルソン・セメドを獲得したバルサには、2月に重傷を負ったためにいいシーズンを送れなかったアレイクス・ビダルも復帰しており、セルジ・ロベルトの出場機会は限定的になると見られています。契約解除金は3750万ポンド(約54億5000万円)。昨季あまりにもよかったヴィクター・モーゼスのサブになるなら高く感じますが、チェンバレンが難しければこちらに触手を伸ばす可能性はあるようです。
いちばんおもしろそうなのは、バイエルン・ミュンヘンで先発6試合と不遇なシーズンを過ごしたレナト・サンチェスです。「デイリー・メール」は、カール・ハインツ・ルンメニゲ会長が放出を容認していると報道。4300万ポンド(約62億円)と結構なお値段ですが、まだ19歳と伸びしろは充分です。テクニックと運動量を兼ねそろえた逸材は、セスク、バカヨコ、カンテと明確に違うタイプで、ショートカウンターを武器のひとつとするコンテ監督には魅力的に映るのではないでしょうか。チャロバーを放出し、ロフタス=チークもクリスタル・パレスにレンタルした指揮官にとっては、将来性よりも計算できる選手が優先なのかもしれませんが、マティッチの移籍が確定した後に買い取り付きのレンタルなどで持ってこられるなら、トライする価値はあると思います。チャンピオンズリーグ出場に向けて、選手層に厚みを持たせようとしているコンテ監督がどんな判断を下すのか、楽しみではあります。
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