逸材はついにブレイクするか?ケレチ・イヘアナチョがレスター移籍でクラブ間合意と報道!
この試合は何事も起こらなかったものの、イヘアナチョは次節のクリスタル・パレス戦でプレミアリーグ初ゴールを決めています。ピッチに入ったのはまたも89分、こぼれ球を押し込んだのはその54秒後、しかも0-0から勝負を決める一撃。スターと呼ばれるようになる選手のゴールには、しばしばドラマがついてまわるものです。初年度は途中出場が多かったにも関わらず、プレミアリーグ26試合8ゴール、最後の4試合はすべて先発して5ゴール。私は、2016-17シーズンは彼の年になると信じていました。5節までで先発2試合、その両方でゴール。滑り出しは悪くなかったアタッカーは、この後徐々に輝きを失っていきます。ガブリエウ・ジェズスの登場は、ナイジェリア代表FWの出場時間を確実に奪いました。公式戦29試合7ゴール、しかしプレミアリーグでは20試合4ゴール。後半戦のスタメンが1試合しかなかった伸び盛りの20歳が、「このチームじゃなければもっとやれるはず」と考えてもおかしくありません。
「スカイスポーツ」「ヂイリー・ミラーなど複数メディアが、レスターとマンチェスター・シティがイヘアナチョ移籍についてクラブ間合意に至ったと報じています。彼のポジションはマフレズがいた右サイドか、ジェイミー・ヴァーディの隣、つまり岡崎慎司を押しのける存在か。移籍金2500万ポンド(約36億5000万円)で完全移籍という記事に、トップクラブでそのままブレイクとはいかなかったかと一瞬、悔しさがよぎりましたが、「Goal.com」は、マンチェスター・シティが3500万ポンド(約51億円)の買い戻しオプションをつけたと伝えています。これが事実なら、やはりアグエロの後釜は彼なのかもしれません。ガブリエウ・ジェズスと目まぐるしくポジションチェンジを繰り返しながら、プレミアリーグ屈指の正確なフィニッシュでゴールを陥れる姿は充分イメージできます。
イヘアナチョ入団が決まれば、レスターは1年前に2800万ポンドというクラブレコードで獲得したイスラム・スリマニをスポルティングCPにレンタルするともいわれています。ファーストチョイスはヴァーディとイヘアナチョ、サブに岡崎慎司というのがシェイクスピア監督の構想でしょうか。プレミアリーグ参入以来、2シーズンでリーグ戦8ゴールと数字がついてこない日本代表ストライカーには厳しいシーズンが待っているのかもしれませんが、昨季は買ってくれていた指揮官に見直しを求めるためには、ゴールという結果を出し続けるしかありません。ケレチ・イヘアナチョというフルシーズン出場すれば20発を超えそうな最強のライバルは、相当高いハードルに見えますが…。(ケレチ・イヘアナチョ 写真著作者/Arvedui89)
おもしろいと思っていただけた方は、お時間あれば、下のブログランキングバナーをクリックしていただけると大変うれしいです。所要時間は5秒です。何とぞよろしくお願いいたします!
写真イヘアナチョではない気がします笑
たなかさん>
2011年9月の写真だそうです。古い写真しかもってこれず、すみません。
写真は、1981年生まれの同姓同名の別人です