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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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イヘアナチョ、フェルナンド…週末のプレミアリーグ移籍最新トピックス!

7月24日にハビエル・エルナンデス「チチャリート」、バンジャマン・メンディ、ジャイロ・リーデヴァルトがプレミアリーグにやってくると発表された後、トランスファーマーケットは一気に静かになりました。この10日間で確定した完全移籍は、マンチェスター・ユナイテッドに入団したネマニャ・マティッチと、ストークからバーンリーに活躍の場を移したフィル・バーズリーのみ。各クラブとも8月11日から始まるプレミアリーグに向けて仕上げの時期に入り、次に盛り上がるのは開幕直前とデッドラインデー直前かとウォッチしていると、8月3日にマーケット後半戦の第1号、ケレチ・イヘアナチョのレスター移籍が発表されました。

「BBC」によると、移籍金は既報どおり2500万ポンド(約36億円)。「チームの一員になれて嬉しい。監督と話して、チームに貢献するために必要なことがわかった。このクラブの野心を理解しているよ」と語った20歳のアタッカーは、昨季プレミアリーグで4ゴールしか決められなかった鬱憤を晴らすのではないかと思います。天才的なボールタッチでゴールを陥れるイヘアナチョなら、30試合以上に出場できれば10発はいけるでしょう。岡崎慎司にとっては、今まででいちばん手強いライバルとなりそうですが、与えられたチャンスでゴールという結果を出し続けるしかありません。

4日になると、さらに2つの移籍が発表されました。「スカイスポーツ」のトランスファーセンターのライブブログが、マンチェスター・シティのフェルナンド・レジェスのガラタサライ入団を報じています。2014年の夏にポルトから移籍したセントラルMFは、ペジェグリーニ監督の2年はプレミアリーグ49試合4ゴールとまずまずの出場機会を得たものの、ペップの下ではリーグ戦先発5試合、出場15試合と厳しいシーズンを過ごしました。攻撃への貢献度が低い30歳のMFよりも、4つ年上のヤヤ・トゥレのほうが明らかにペップ好みです。フェルナンドにとって、プレミアリーグでの3年間は幸せな季節とはいえなかったのではないでしょうか。新天地での復活を祈っております。

もうひとつのニュースは、プレミアリーグ昇格組のブライトン・アンド・ホーブ・アルビオン。プルゼニから獲得した右SBアレス・マテュは、チェコのU-21代表に選ばれた若手の有望株です。バレンシアのGKライアン、インゴルシュタットからDFズットナーとMFグロス、チェルシーからレンタルでイジー・ブラウンと満遍なく補強を進めているクラブは、中盤にタレントがほしいところです。原口元気獲得という噂があったクラブは、さらに数人を加えてトップクラブで戦える体制を作るはずです。残留をめざすクラブのさらなるアクションに注目したいと思います。

ストークがクリスタル・パレスのタウンゼントを狙い、ワトフォードはリヴァプールのSBアルベルト・モレノ。それぞれ、それなりの移籍金を必要とする話となりそうですが、うまくまとまるでしょうか。エヴァートンのシグルズソン獲得は可能性大ですが、マンチェスター・ユナイテッドが狙うイヴァン・ペリシッチは、インテルが「必要な選手だから売らない。彼と新しい契約について話し始めている」とガードに走っているようです。ムバッペがレアル・マドリードに1億8000万ユーロ(約234億円)で移籍すると、代理人が否定していたガレス・ベイルが一転マンチェスターへ…というストーリーは、ネイマールパニックに乗っかったメディアの作文でしょう。クラブレコードの移籍金が飛び交ったプレミアリーグ2017-18シーズンのトランスファーマーケットは、息継ぎのタイミングを迎えていますが、開幕直前となる来週には駆け込みで移籍する選手が現れるものと思われます。引き続き、注視してまいります。(フェルナンド・レジェス 写真著作者/Leon Queeley)

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