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コンテ監督はストレスフル⁉ 補強遅れが懸念されるチェルシーが狙う4人の即戦力!

開幕戦の負け方があまりにショッキングだったので、何かとタブロイド紙のネタにされるだろうと思っていました。プレミアリーグ王者チェルシーのお話です。昨季プレミアリーグでホーム10勝3分6敗ながら、アウェイでは1勝4分14敗の内弁慶バーンリーにスタンフォード・ブリッジで2-3。コンテ監督の初年度で3失点以上の敗戦はアーセナル戦のみだったチームが、ハーフタイムを0-3で折り返すとは想像できませんでした。現地紙の話題は、大きく2つに分かれます。ひとつはクラブと指揮官の確執疑惑。もうひとつは、層が薄いWBとセントラルMFを中心とした補強関連です。

「エクスプレス」は、経営ボードとコンテ監督の補強に対する考え方が違うと報道。ただでさえ、遅々として進まない補強にストレスを溜めていると伝えられているイタリア人監督は、獲りたい選手を却下されていると伝えています。コンテ監督がリクエストしたといわれるスウォンジーのフェルナンド・ジョレンテと、インテルのカンドレーヴァはいずれも30代。マンチェスター・ユナイテッドに移籍するという噂が流れ続けていたイヴァン・ペリシッチは28歳で、ベテランのほうにカウントしていいでしょう。これに対して、24歳のモラタとリュディガー、22歳のバカヨコを獲得したクラブは25歳以下の有望株重視。ギャップが埋まらないまま、今に至るというわけです。

この話が事実だとすれば、コンテ監督の危機感はわかるような気がします。ジョン・テリー、ネマニャ・マティッチ、アスミル・ベゴヴィッチと経験値が高い選手がクラブを去り、プレミアリーグ3シーズンで53ゴールのジエゴ・コスタもいなくなる可能性大。昨季は引き分けが3つしかなく、30勝のうち1点差のゲームで11勝していた勝負強いチームを支えていた「ベテラン力」を失うことの怖さは、ロッカールームを知る者だけがわかる感覚なのでしょう。一方で、クラブからすれば、主将ケーヒルをはじめダヴィド・ルイス、セスク、ペドロと主軸に30代が目立ってきたチームを若返らせたいのだと思われます。両者の主張が平行線を描けば、2014年7月に突如ユーヴェに別れを告げた指揮官は、チェルシーに対しても同じ決断をするかもしれません。

この話をふまえて、イギリスメディアが補強の候補に挙げている選手の顔ぶれを見ると、いかにも「クラブと指揮官の妥協点はこのあたり」といった顔ぶれです。WBの候補としてリストアップされているアレックス・オックスレイド=チェンバレンこそ24歳ですが、ダニー・ローズとドリンクウォーターは27歳、ヴィルジル・ファン・ダイク26歳。ベテランでも若手でもない候補者たちは、いずれもキャプテンシーがあって精神的に強い選手で、プレミアリーグを経験者であるところも共通しています。

ファン・ダイクは6000万ポンド、ダニー・ローズは5000万ポンド、チェンバレンは3500万ポンド、ドリンクウォーターは1500万ポンド以上といわれており、ずべてゲットすれば1億6000万ポンド(約227億円)の大商いとなります。ファン・ダイク以外はクラブが「出さない」と明言しており、プレミアリーグ屈指のCBもリヴァプールとの勝負となりそうですが、チェルシーは残り2週間でどこまで追い込めるでしょうか。指揮官とクラブの目線が揃い、効果的な補強ができれば、名将率いるディフェンディングチャンピオンが強いのは間違いありません。

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“コンテ監督はストレスフル⁉ 補強遅れが懸念されるチェルシーが狙う4人の即戦力!” への2件のフィードバック

  1. プレミアリーグ大好き! より:

    2年前にCBを補強しようとしてシロホジを連れてきたフロントですのでこの時期から効果的な補強をチェルシーが行うのは難しいのではないかと思っています。

    ローズやチェンバレンは同じロンドン地区のライバルが放出するとは思えませんし、マフレズへの50億オファーを断ったとされるレスターからも補強は難しいでしょう。

    ありえるとすればファンダイクですが今のチェルシーには正直CBよりも中盤のほうが補強の優先度は高いのではないかと思っています。

  2. makoto より:

    プレミアリーグ大好き!さん>
    難しい選手へのオファーのニュースばかりなのが気がかりです。おっしゃるとおり、WBとセントラルですね。

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