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勝者と敗者のコントラスト…何とか残留のエヴァートンが降格バーンリーからマクニールを獲得!

勝者と敗者のコントラストは、優勝と2位よりも、残留と降格のほうがより鮮やかです。昨季プレミアリーグで33節まで18位だったエヴァートンと、残り6試合まで17位で粘っていたバーンリー。34節でチェルシーに勝ったマージーサイドのクラブは、3勝1分2敗で16位にジャンプアップし、ショーン・ダイクを解任したクラブはラスト4試合を1分3敗で転落しました。

プレミアリーグに残ったエヴァートンは、チャンピオンシップで戦うバーンリーから2人のキーマンを引き抜きました。7月2日に獲得したジェームズ・タルコフスキーは、フリーエージェント。2015年にブレントフォードからやってきたイングランド代表CBは、プレミアリーグ通算198試合出場の大黒柱でした。

昨日、エヴァートン移籍が発表されたドワイト・マクニールは、22歳の成長株。「BBC」は、移籍金2000万ポンドと報じています。昨季プレミアリーグの38試合ノーゴール1アシストは、もの足りない数字に見えますが、ドリブル成功90本はサン=マクシマンに次ぐ2位。クロス成功42本は6位です。トップリーグでプレイしたかったウインガーは、エヴァートンからのオファーに対して迷いはなかったといっています。

2021-22シーズンの公式戦で11ゴール5アシストのリシャルリソンの後継者というと、荷が重く感じられます。しかし、プレミアリーグで5ゴールに終わったカルヴァート=ルーウィンの数字を上げるというミッションなら、モチベーションは上がるのではないでしょうか。

最終ラインにタルコフスキー、中盤にはウルヴスでプレイしていたルベン・ヴィナグル、サイドにマクニールというトフィーズの補強はまずまず。前線にゴールゲッターを加え、SBを強化できれば、昨シーズンのような苦しい展開から逃れられる可能性が高まります。

一方、タルコフスキーとマクニールを持っていかれたバーンリーは、主力の過半を手離すショッキングな夏を過ごしています。アーロン・レノン、エリック・ピーテルス、フィル・バーズリーは契約満了でリリース。GKニック・ポープは1000万ポンドでニューカッスル、タルコフスキーのよき相棒だった主将ベン・ミーは、ブレントフォードでプレイすることになりました。

ネイサン・コリンズは2050万ポンドでウルヴス。プレミアリーグで6年連続残留のシンボルだったGKとCBコンビが跡形もなく消え去り、マクニールまで抜けるとなると、1シーズンでの復帰は難しくなります。エヴァートンとは4ポイント差で、17位リーズとのギャップは3ポイント。もうひとつ勝っていれば残れたクラブに、長く苦しい季節が到来する予感が漂っています。


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“勝者と敗者のコントラスト…何とか残留のエヴァートンが降格バーンリーからマクニールを獲得!” への1件のコメント

  1. イレブン より:

    私がプレミアリーグよく見ていた頃、バーンリーと言えばダイチ監督でした。身体を張ったディフェンスそして高さと荒っぽさで点を奪って、上位チームもかなり苦しめられましたね。
    一時はヨーロッパリーグ争いもしてたけど、やはり変化していかなければ進化するプレミアには残らないってことですかね。

    マクニールはバーンリーらしからぬテクニカルな選手でしたのでエヴァートンではもっと活躍できるかもしれません。
    いつかバーンリーがプレミアに戻ってくるときを楽しみにしたいです。

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