ディバラ、マグワイア…かなり緩めなリヴァプール補強最新トピックス!
セリエAで33試合22ゴールの点取り屋、パウロ・ディバラがリヴァプールに来るなどという話が実現するとは思えないのですが、「デイリー・ミラー」はプレミアリーグ4位のクラブが虎視眈々と狙っていると報じています。「Paulo Dybala ‘on Liverpool’s radar’ as Juventus target £88m move for Cristiano Ronaldo(ユヴェントスがクリスティアーノ・ロナウドを8800万ポンドで移籍させれば、パウロ・ディバラはリヴァプールのレーダーに捕捉される)」と題した記事は、アルゼンチン代表のイケメンストライカーの移籍の可能性について、レッズが打診しているとレポート。同じネタを拾った「エクスプレス」は、「不確実な未来」という慣用表現を使って、ディバラ移籍はありえると主張しています。
高齢化が進む「イタリアの貴婦人」は、32歳のマンジュキッチや30歳のイグアインなら出すかもしれませんが、最もゴールが多い24歳の放出というジャッジはしないでしょう。本人目線でも、サラー、フィルミーノ、マネの3トップに割って入らなければならないクラブのほうが、よっぽど不確実でしょう。
前線の補強では、フリーで獲れる可能性があるといわれていたスポルティングCPのウインガー、ジェンソン・マルティンスはアトレティコ・マドリードを選ぶようで、フェキル獲得にリトライするか、マンチェスター・ユナイテッドを抑えてシェルダン・シャキリを獲るかの二択が現実的なライン。土曜日のチェスターとのフレンドリーマッチで2ゴールをゲットしたスタリッジを、再度スカッドに組み込む可能性はあるのでしょうか。いずれにしても、「第4のFW」がひとり決まれば前線はOKでしょう。懸案はむしろ、GKとCB。「リヴァプール・エコー」が、ハリー・マグワイアの名前を挙げていますが、ファン・ダイクとの空中戦最強コンビが実現すればテンションが上がります。
とはいえ、この話はクラブOBのフィル・トンプソン氏が「ハル・シティ時代からマグワイアの大ファンだ。空中では支配的だし、後ろからのフィードはジョン・ストーンズよりもいい。リヴァプールの哲学にも合っているだろう」と絶賛し、クロップ監督に勧めているというだけのお話です。ハル・シティでは、3バックの右にいながらウインガーのようにオーバーラップしており、おもしろい選手だなと思って見ていたのですが、レスター移籍後は本格派CBとしてクオリティを高めています。マグワイアが獲れるなら、GKは若手注目株を押さえてロリス・カリウスと争わせるというプランでもいいかもしれません。CKからのゴールを増やせれば、昨季プレミアリーグでは9試合あった下位とのゲームでの取りこぼしは格段に減るはずです。
…すみません。「スカイスポーツ」「エクスプレス」「リヴァプール・エコー」「デイリー・ミラー」をぐるぐるまわりながら、夢物語に終始してしまったようです。ナビ・ケイタとファビーニョを獲ったレッズが前線と後ろの強化に成功すれば、ペップのプレミアリーグ連覇を阻む最有力候補となるのは間違いありません。クロップ就任後、的確な補強が増えたレッズの次の一手に注目しましょう。(パウロ・ディバラ 写真著作者/Leandro Ceruti)
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シティを超えることを考えると、まだまだ補強ポイントが多い印象です。
GKウォード、CBゴメス、WGハリーウィルソンに期待していますが、次の一手が楽しみですね!