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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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やっぱり凄いデブライネとアザール!最も攻撃的で美しいベルギーの戴冠を期待しています!

2010年はウェズリー・スナイデル。2014年はクローゼ、トニ・クロース、エジル、トマス・ミュラー、ノイアーが揃ったドイツのためのワールドカップでした。2018年のロシアは、誰の大会となるのでしょうか。グリーズマン、ムバッペ、ポグバのフランスか、ハリー・ケインが得点王レースのトップを走るイングランドか。あるいはモドリッチとラキティッチのクロアチアか。今回の4強は、どこが勝ってもおかしくありませんが、私が優勝してほしいと思っているのはベルギーです。

当初より、メンバーが全員プレミアリーグに所属しているイングランドを応援していたのですが、全11ゴールのうちPK3発、CKから4発、FKで1発、ディフレクションとミドルが1本ずつと、相手を崩して決めたゴールがひとつしかない国には、優勝までは望んでおりません。クロアチアに勝っファイナル進出を果たせば大成功。若い選手が多い彼らの本番は、2022年のカタールでしょう。

対してベルギーは、大会最多の14ゴール。プレミアリーグ経験者が14人もいるチームは、グループリーグを全勝で突破し、決勝トーナメントに入ってからも素晴らしいサッカーを披露しています。マンチェスター・ユナイテッドのサポーターゆえ、チームTOPの4ゴールをゲットしているロメウ・ルカクは当然応援しているのですが、彼もまた、完成するのは4年後ではないでしょうか。今回の期待は、「エデン・アザールとケヴィン・デブライネのワールドカップ」。プレミアリーグアシスト王とNo.1ドリブラーの27歳コンビには、残り2試合も存分に暴れていただければと思います。

マンチェスター・シティをプレミアリーグ制覇に導いたデブライネは、パナマ戦で右のアウトにかけた絶妙なクロスをルカクに通し、チームの2点めを演出。ペップのチームでは右のインサイドMFを担い、鋭い攻め上がりから16アシストを積み上げましたが、セントラルMFをまかされるベルギー代表では、攻撃面で迫力を欠くのは事実です。しかしそれでも、クルトワのスローを受けて自陣から持ち上がり、ムニエを使ってゴールにつなげた日本戦のカウンターはマン・シティクオリティ。ブラジル戦のゴールは、右45度からクロスに狙った得意の一撃でした。フランス戦は、彼が前に出やすい布陣に切り替えたほうがいいのではないでしょうか。ラストパスのタイミングとボールの質は、間違いなく世界のトップクラスです。

プレミアリーグ5位に陥落したチェルシーで、34試合12ゴールと奮闘したアザールは、ワールドカップでも切れ味のいいドリブルが冴えわたり、2ゴール2アシストを記録しています。ブラジル戦のドリブル10本は、1試合あたりの成功数として過去32年で最多だそうです。南米の雄を相手に自陣にこもり続けた後半を、1失点で耐え抜けた理由として、10番のキープ力もカウントするべきでしょう。フランス戦とファイナルで、勝利につながる決定的なプレイを見せてくれれば、大会MVPに推される可能性は充分にあると思います。

どちらかひとりを選べといわれれば、プレミアリーグの表彰を32ゴールのサラーに全部持っていかれたデブライネのほうです。リーグカップとプレミアリーグを制したプレーメイカーが、ワールドカップまで勝ち取れば、10年続いたメッシとクリスティアーノ・ロナウドのバロンドール占拠にピリオドが打たれるのではないかと期待しています。

ロベルト・マルティネス監督は、フランスとの決戦にどんなアイデアを持ち込んでくるのでしょうか。デブライネのパスセンスを活かすフォーメーションを考えてみました。最終ラインはムニエ、アルデルヴァイレルト、コンパニ、フェルトンゲン。ヴィツェルの両脇にデブライネとデンベレ(好きなんです)を配し、メルテンス、ルカク、アザールが前線に張る4-3-3はいかがでしょうか。本職のSBがいないことに慣れたマンチェスター・ユナイテッドのサポーターならではの布陣なのかもしれませんが…。セミファイナルでも、指揮官の手綱さばきと2人のワールドクラスの素晴らしいプレイを堪能させていただきましょう。

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“やっぱり凄いデブライネとアザール!最も攻撃的で美しいベルギーの戴冠を期待しています!” への6件のフィードバック

  1. ペップの街 より:

    Makotoさんの一推しはポグバのフランスだろうと思ってましたがベルギーと知って嬉しい限りです。この4チームに限らずプレミア勢の活躍は嬉しい限りです。デ・ブライネの素晴らしさにただただ圧倒されてます。フランスとのわずかな差は初優勝への強い思いでしょう。
    クルトワの神セーブに、アザールの神キープに、とにかくチーム全員に強い意志と連帯を感じてます。

  2. ペップの街 より:

    そしてルカク!ブラジル戦のカウンターでの彼の持ち上がりとパスは素晴らしかったです。こんなに献身的なプレーができるとは知りませんでした。日本戦のスルーも含めてフォアザチームに徹してます。
    私は今W杯での彼のプレーを見ていると、神がチャールズ・バークレーにフットボールの才能を授け、ついでに謙虚な人格も授けたらこのようなプレーヤーになるのではと思ってしまいます。

  3. プレミアリーグ大好き! より:

    フランス戦ムニエ出場停止なんですよねぇ、、これがどう響くか

  4. じるー より:

    マルティネスが4バック継続で行くか3バックに戻すか。2ボラ時のデブルイネは宝の持ち腐れでしたからね。
    頼むから4バックで行って良い試合を期待したいです。

  5. ペップの街 より:

    最初は手堅く3バックで行って途中でデ・ブライネを上げて超攻撃的フォーメーションにシフト!でどうですか?シティで披露したキーパーから逃げながらバックとの間を抜ける高速クロスでフランスを葬って欲しいです。・・・待ち遠しくて堪りません!

  6. nor より:

    w杯記事も楽しく読ませていただいています。正直あまり期待していなかったw杯も、気づけば寝不足の日々、本気の試合はどれも面白いですね。チェルシーファンとしては、w杯後にもアザールクルトワがブルーズメンバーでいるのかが最大の関心事ですが、監督人事も音沙汰無しでどうなることやら。フランス戦はスピードの凌ぎ合いに隣国だからこその諸事情も含め、熱い戦い期待してます。

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