右サイド、CB、最前線…地元メディアがマンチェスター・ユナイテッドの補強プランを解説!
ウェルベックだけのアーセナル、ヘンダーソンとデヤン・ロブレン以外はアーノルドとミニョレで、使われる可能性が低いリヴァプールは、トランスファーマーケットでも先行して補強に成功しています。プレミアリーグ2018-19シーズンは、エメリとクロップがロケットスタートを決め、マンチェスター勢とブルーズ、スパーズが当初は苦しむという図式になるのでしょうか。ベースの戦力レベルが高いペップのチームは、さほど崩れないのではないかと思われますが、指揮官問題に揺れるチェルシー、攻撃のキーマンをもっていかれているマン・ユナイテッドとトッテナムは、やりくりに悩むことになるかもしれません。
さて、2年めを無冠で終えたモウリーニョ監督は、どんな布陣で巻き返しを図ろうとしているのでしょうか。ワールドカップ開幕前は、ガレス・ベイル、クリスティアーノ・ロナウド、ミリンコヴィッチ=サヴィッチなど、景気がいい名前が挙がっておりましたが、ここにきて補強ポイントが絞れてきました。「マンチェスター・イブニング・ニュース」は、中盤にフレッジ、バレンシアの後継者としてディオゴ・ダロトを押さえているチームは、左SBはルーク・ショーとアシュリー・ヤングのままでいくと主張しています。彼らが指摘するターゲットは、右サイドのアタッカーとCB。ルカクがいないと迫力を欠く最前線にも、ユーヴェで出番が減っているマンジュキッチなどのベテランを置くかもしれないともいっています。
最近になってヒートアップしているのは、バルサとのウィリアン争奪戦の話題です。チェルシーは、スペインから届いた5000万ポンド(約73億5000万円)のオファーを拒否したといわれていますが、ご本人は移籍に前向きと伝えられており、モウリーニョ監督と経営陣は諦めていないようです。このバトルに敗れれば、プレミアリーグ残留を熱望しているシェルダン・シャキリを獲りにいくのでしょうか。リヴァプールも狙っているといわれるレフティは、インテルから入団した際の移籍金1200万ポンド(約17億⑥000万円)と同額から交渉可能とのこと。「ザ・サン」は、「モウリーニョ監督が友人に獲りたいとこぼした」という怪しい情報を流しています。
守備力を重視する指揮官にとって、最も悩ましいのはCBなのかもしれません。フィル・ジョーンズ、スモーリングというファーガソンの遺産と、ブリント&ロホのファン・ハール案件、就任から2年で獲ってきたエリック・バイリー&リンデロフと6人を抱えながらも、プレミアリーグ制覇をめざすならテコ入れが必要と感じているようです。ジェローム・ボアテング、トビー・アルデルヴァイレルト、ラファエル・ヴァラン、カリドゥ・クリバリ。実力者の名前が次々と挙がりながら、交渉進展のニュースは聞こえてこない状況が続いています。高齢化が気になる前線は若い選手を獲ってほしいのですが、最終ラインのクオリティを上げるなら、年齢を問わず大物をゲットするしかないでしょう。プレミアリーグ経験のあるボアテングかアルデルヴァイレルトが、バイリーとコンビを組むのがリアルな選択肢ではないかと思います。
ワールドカップで頭角を現したマグワイアやパヴァール、ティーレマンスには、大会終了後にオファーが殺到するかもしれません。半ば眠っているプレミアリーグのビッグクラブたちは、残り1ヵ月でどんなチームづくりをしてくるのでしょうか。例年よりもせわしなくなりそうな移籍市場におけるラストスパートが、今から楽しみです。ウィリアン、来てくれたら熱くなってしまいそうです。何しろさぼらないですからね…。
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ワールドカップに夢中になって忘れがちな移籍市場ですがウィリアンが獲得できれば大きいでしょうね
ルカクは右に開いたときのプレーも一級品なだけに右ウイングのワールドクラスが来て欲しいです
サンチェス、ルカク、ウィリアンの3トップが実現できれば期待感は増しますが、ワールドカップで奮闘しているリンガードを信じてみたい自分もいるのが悩ましいところです