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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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現地メディアが一斉報道「マンチェスター・ユナイテッドはアルデルヴァイレルト獲得間近!」

「ザ・サン」「メトロ」「デイリー・ミラー」「エクスプレス」「マンチェスター・イブニング・ニュース」など、現地メディアが一斉に報じています。マンチェスター・ユナイテッドがトビー・アルデルヴァイレルトにターゲットを絞り、移籍金6000万ポンド(約87億円)で決着させる見通しが立ったとのこと。「デイリー・ミラー」と「Goal.com]は、昨季プレミアリーグ2位のクラブは48時間以内の「Done Deal」をめざしていると報じています。5000万ポンドでオファーしていたマンチェスター・ユナイテッドと、7500万ポンドを主張していたスパーズのダニエル・レヴィ会長は、デッドラインデーを5日後に控えて中間で妥結したようです。かなり高額なお買い物ですが、プレミアリーグ屈指のCBは、デ・ヘアの超絶セーブに何度も救われていたチームに安定をもたらしてくれるはずです。

2014-15シーズンにアトレティコ・マドリードからサウサンプトンにレンタルされたアルデルヴァイレルトは、ポチェッティーノ監督のトッテナムに堅実な守備を評価され、2015年の夏にノースロンドンに降臨。先読みのよさを発揮して最終ラインを統率し、最初のシーズンからプレミアリーグ38試合フル出場という数字を残しました。マティッチがCBの前のスペースをカバーし、マン・シティに次ぐ28失点という堅守を見せたマンチェスター・ユナイテッドは、最終ラインがずるずる下がるシーンが多いのが課題のひとつでした。カバーリングと的確なマークに長けたベルギー代表が加われば、より高い位置から反撃を開始できるでしょう。

セットピースでのフィニッシュと的確なロングフィードも、アルデルヴァイレルトのストロングポイントです。ゴール前の攻防における空中戦の強さではリーグNo.1のマンチェスター・ユナイテッドですが、アルデルヴァイレルトにはボレーという武器もあります。マルシアル、ラシュフォード、ルカク、アレクシス・サンチェスといったスピードとキープ力があるアタッカーたちに、最終ラインから長いボールが1発で届けば、昨季プレミアリーグで68ゴールに留まったチームの得点力は確実に上がるものと思われます。ポグバ、フレッジ、アルデルヴァイレルトによって勝負の縦パスが飛躍的に増え、アレクシス・サンチェスがアーセナル時代の輝きを取り戻せば、マンチェスター・ユナイテッドは昨季よりも長く優勝争いに留まれるのではないかと期待しています。

現地メディアは、バルセロナのCBジェリー・ミナとの交渉は打ち切ったと報道。「スカイスポーツ」は、マグワイア獲得に向けてプレミアリーグレコードとなる移籍金を積むと伝えていますが、多数派となっているアルデルヴァイレルトに関するニュースほどの具体性はありません。スパーズとのディールが成立すれば、マルコス・ロホは売りに出されることになるでしょう。マンチェスター・ユナイテッドの夏の補強はこれにて終了か、あるいはマルシアルという燻っている火種が最後に燃え盛るのか。実力派CBの入団によって最終ラインが安定し、2017-18シーズンは不完全燃焼に終わったルーク・ショー、ポグバ、アレクシス・サンチェス、バイリーらが持てる力を出し切れれば、モウリーニョ監督のチームは充分戦えると信じています。

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“現地メディアが一斉報道「マンチェスター・ユナイテッドはアルデルヴァイレルト獲得間近!」” への4件のフィードバック

  1. プレミアリーグ大好き! より:

    マルシャルを…マルシャルをください(泣)
    昨シーズンの干されっぷりからこれはいつものポチェ放出コースだと覚悟していましたがやはり貢献が大きかったトビーの放出は悲しいですね。

  2. ルニキ より:

    守備ラインがズルズル下がるのが選手の能力上仕方がなかったのか、今のモウリーニョではそうするしか守れないのかずっと気になってます。
    アルデルヴァイレルトはいい選手なんですが、やはり怪我がちなのが…
    今朝の試合でやっぱりバイリーが怪我したので、結局毎試合違うCBが出るようになってしまう気がします

  3. Scholes より:

    上のコメントの方と同じ考えです。リーグ優勝するチームの最終ラインは、シーズンを通してほぼ固定というイメージを強く持っているのですが、ずーっとCBのケガ多いですよね。ファーディナンドとヴィディッチが懐かしく感じられる今日この頃です。

  4. sini より:

    ユナイテッドサポの皆さん

    アルデルヴァイレルトは、昨季ずっと休んでいたので負傷がちというイメージかもしれませんが、
    実際には負傷だけでなく、契約延長問題で揉めたから復帰後もずっと試合に出れなかった、という感じです。
    実際、それまで2シーズンはほぼ皆勤賞でした。

    なので、ヴィディッチほどでなくとも、リオ・ファーディナンドくらいの稼働率ならば、余程のことがない限りは計算できるかと思いますよ。

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