サッリのユーヴェ監督就任とアザールのマドリード行きは、いずれも条件を詰めるのみ!?
一方のアザールも、移籍金に関する情報が伝えられています。「Goal.com」は、チェルシーの希望額は1億1500万ポンド(約158億円)で、レアル・マドリードは8900万ポンド(約122億円)に近づけようとしているとレポート。「関係者によると」という怪しい話ではありますが、「長引く物語を終わらせるために、1億600万ポンド(約146億円)で合意する見通し」だそうです。ヨーロッパリーグのファイナルで勝利した後、「これでお別れだ。フットボールの世界は、何が起こるかわからないけどね。決断を下し、両クラブがどうするかを待っている」と語ったチェルシーの10番は、いよいよプレミアリーグにおけるキャリアを終えようとしています。
補強禁止処分を喰らったブルーズは、1月に獲得したクリスティアン・プリシッチに後を託そうとしているのでしょうか。ブンデスリーガ20試合4ゴールの20歳アタッカーが、プレミアリーグ16ゴール15アシストのエースのレベルに達するまでに、それなりの時間が必要でしょう。アキレス腱を断裂したカラム・ハドソン=オドイの復帰は10月以降になりそうですが、ELでの活躍ぶりを見ると、プリシッチより2歳下の彼も後継者候補なのではないかと思います。
アザールの穴が簡単に埋まらないとすると、次の監督は相当苦労しそうです。依然としてフランク・ランパードの名前が挙がっていますが、「ESPN」はチェルシーがプレミアリーグ経験のある若い指揮官に目を付けていると報じています。ワトフォードをFAカップ決勝に導いたハビ・グラシア。2018年1月にマルコ・シウヴァ解任の後を受け、4勝3分7敗で14位に着地させた49歳のスペイン人監督は、2018-19シーズンの開幕から4連勝というロケットスタートを決め、2015年のプレミアリーグ復帰以来最高位となる11位でシーズンを終えました。
「攻撃的なスタイルとコーチングスキルがチェルシーの経営陣の目を引いた」とありますが、下部リーグや中小クラブの監督経験しかなく、いきなりアザール抜きのチェルシーは厳しいでしょう。「ESPN」は、「あくまでも候補者のひとり」と伝えており、今後のブルーズ関連のニュースに彼の名前は出てこないのではないでしょうか。ユーヴェを離れたアッレグリという声もあるものの、アメリカメディアは「コンテ、サッリとイタリア人が続き、そのたびに選手たちが彼らのスタイルに合わせようと苦労していたため、3人めの招聘を躊躇している」と、可能性が低いことを示唆しています。
サッリもアザールも、メディアのトーンは「もうじき決定」で、指揮官、エースの順に発表されるというのが既定路線のようです。後任監督は誰か、補強禁止処分は延期されるのか。チェルシーサポーターのみなさんには、しばらくは落ち着かない日々が続きそうです。
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