ポチェッティーノ株が爆上がり! スパーズ入りを熱望する若手たちはHow much?
ダニエル・レヴィ会長が47歳の指揮官を手離さない理由は、プレミアリーグやチャンピオンズリーグにおける安定的な戦績だけではないでしょう。最大の魅力は、若手育成力。ハリー・ケイン、デル・アリ、トリッピアー、ベン・デイヴィス、ハリー・ウィンクス、不遇な事故でピッチを去ったライアン・メイソンなど、多くの選手がアルゼンチン人監督の下でブレイクしています。現在のチームでは、ダヴィンソン・サンチェス、ファン・フォイス、オリヴァー・スキップがさらなる成長を遂げそうな有望株。お手頃価格で原石を連れてくれば、的確に磨いて5倍の値付けを可能にしてくれる監督が、レヴィ会長の錬金術のベースになっています。
この夏の補強方針も、将来性がある若手特化のようです。7000万ポンド(約95億円)までは下げられそうなロ・セルソは、エリクセン売却で大金が入ってこなければ手を出さない選手だと思われますが、以前から噂になっているライアン・セセニョンとリヨンMFタンギ・エンドンベレはより現実的です。「ネクスト・ベイル」と呼ばれるセセニョンは、フラムの契約延長オファーを断っており、プレミアリーグ降格クラブが要求する4500万ポンド(約61億円)をいかに2500万ポンド(約34億円)に近づけるかが当面の課題です。
左SBとWB、両ウイング、トップ下をこなせる19歳の怪物を獲得できれば、ダニー・ローズが売りに出されることになるようです。現地メディアが報じるスパーズの希望価格は3500万ポンド(約47億6000万円)。昨季プレミアリーグの先発出場が20試合に留まったベテランの価格としては、いささか高く感じられ、週給8万ポンドもネックになりそうです。「僕の移籍が話題になっているみたいだね。このクラブは、一定の年齢になったら移籍させるのがポリシーだから」と語るイングランド代表には、マンチェスター勢やエヴァートンが興味を持っていると報じられていますが、セセニョンの去就とともに決着がつくのは7月に入ってからになる見通しです。
22歳のエンドンベレも、スパーズをリスペクトしている選手のひとりです。2017-18シーズンにリヨンにレンタルされて頭角を現し、昨季はリーグアン34試合1ゴールという数字を残した新鋭は、ビッグクラブでチャレンジしたいと明言しています。「トッテナムは素晴らしいクラブだと思う。プレミアリーグで4位に入り、CLではファイナリストになった。偉大なビッグクラブだよ(「スカイスポーツ」より)」。3月にマン・シティ入団が噂された際に、8000万ポンドと伝えられた選手だけにタフな交渉となりそうですが、本人の意志が強ければ妥協点を見出せるのではないかと思われます。
CLの躍進で一気に株を上げたポチェッティーノ監督のチームは、ひとりも獲らなかった1年前が嘘のような大胆補強を敢行するのでしょうか。安く仕入れて倍額以上でさばく…策士レヴィ会長の立ち回りが今から楽しみです。
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ポチェッティーノのために昨シーズンの分、今期は奮発してほしいな
現有戦力を生かすこんな素晴らしい監督なかなかいないよ
関係ないけど未だにスパーズをバカにしてるどこぞの掲示板はほんと遅れてる
更新ありがとうございます。
エリクセンも得難いですが、最も替えが効かないのはポチェ監督。シーズン中マドリードから打診があったらしいですが、何故か引き抜けそうだとビッグクラブから見られてるフシがあります。
これからスパーズ入りする選手にとっても、ポチェ監督があと何年いるかは大きな問題ですね。