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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

ユーヴェで決まりといわれていたデ・リフトに、マンチェスター・ユナイテッドが再び接近⁉

何しろプレミアリーグが好きなものですから、 エル・クラシコやイタリアダービーが開催されると聞いても、その時間にウルヴスVSボーンマスがあるとなれば、そちらを優先してしまうのです。同じ理由で、アヤックスのCBマタイス・デ・リフトの移籍話については完全にスイッチを切っていました。ひと頃は、マンチェスター・ユナイテッドが獲りにいっているといわれていたのですが、やがてバルセロナとユヴェントスの一騎打ちと伝えられるようになると、急速に興味を失ってしまいました。プレミアリーグは関係なさそうですね、と。

6月の半ばだったか、「BBC」のゴシップコーナーでユーヴェ移籍に近づいているというタイトルをチラ見したのが最後だったように記憶しています。19歳ながらチャンピオンズリーグでビッグクラブ相手に健闘し、冷静な判断とキャプテンシーを評価されたCBは、イタリアの名門でセリエA9連覇とビッグイヤー制覇をめざすと決めてかかっていたのです。

ところが昨日の朝、いつものように現地メディアをチェックすると、こんな見出しが目に飛び込んできました。「Manchester United have ‘agreed’ Matthijs de Ligt deal with Ajax(マンチェスター・ユナイテッドが、マタイス・デ・リフトの取引についてアヤックスと合意)」。第一印象は「今さらのゴシップ⁉」でしたが、オランダの至宝がプレミアリーグに来る可能性があると聞けば、しかもそれがCB獲得を最優先としているわがクラブとなれば、読まないわけにはいきません。

「エクスプレス」で解説しているのは、フランスサッカーに精通しているといわれるジュリアン・ローレンス氏です。曰く「ユーヴェはデ・リフトの個人合意を取り付けながらも逃してしまう可能性がある」。イタリア王者のオファーは、アヤックスが設定した金額に対して大きなギャップがあり、にわかに他クラブにチャンスが生じているというお話でした。

ユーヴェが提示した金額は5000万ポンド(約68億円)に満たず、アヤックスは7800万ポンド(約106億円)を要求しているとのこと。クリスタル・パレスのSBアーロン・ワン=ビサカに5000万ポンドを支払ったクラブとしては、CLで活躍した大器に同額は安すぎると感じるのですが、ローレンス氏によると、ユーヴェが出し渋っているのは「イカルディやポグバの獲得を目論んでいるから」だそうです。

アヤックスとデ・リフトが、シンプルに「最も条件がいいところ」を選ぼうとしているのなら、時間をかけて交渉すれば妥結に至るかもしれません。しかし、オランダのクラブと選手が求めているのは、CLに出られないマンチェスター・ユナイテッドに有利なポイントのようです。アヤックスは「早くお金を払ってくれるクラブ」。デ・リフトが最も重視しているのは出場機会。「アヤックスは時間の浪費を嫌がっており、相手がどこだろうと行ったり来たりの交渉をしたくないと考えている(ローレンス氏)」ということなら、CLでバルサに完敗したプレミアリーグのクラブにもチャンスがあります。

イタリアメディアは、ユーヴェが次のオファーで一気にギャップを埋めにいくと報じており、マンチェスターの曇り空に一瞬、日が差しただけで終わるかもしれません。いやー、速攻を仕掛ければゲットできるなら、なりふり構わずいってほしい!マグワイアにプレミアリーグのDF史上最高額となる9000万ポンドといわれると抵抗があるのに、デ・リフトに7800万ポンドならテンションが上がってしまうのはなせでしょう。金額の問題もさることながら、19歳という若さの魅力に加えて「リヴァプールのジャンプアップを見てきたから」でもあるのかもしれません。

インサイドMFのコウチーニョを手離しつつ、オランダ代表キャプテンのファン・ダイク獲得で欧州の頂点に上り詰めたクロップ監督のチームに対して、ポグバ売却&オランダの次世代を築くデ・リフト獲得なら…。ゲン担ぎみたいな並べ方で恐縮です。ともあれ、「デ・リフトはユーヴェですか。はは。いいんじゃないですか?」といった余裕アピールのスタンスは強がりでしかなく、すねていただけだったと自覚した朝なのであります。

さらにもうひとつ、「ファン・ハールさんがスールシャール監督を評価しておらず、マンチェスター・シティを勧めていた」という記事(by「ザ・サン」)にカチンときていたことも白状させていただきます。何て器が小さいのだろうと、われながら残念です。…いや、今はそんなことはどうでもいいですね。デ・リフトさん、ウチなら間違いなくレギュラーです。何卒よろしく!(マタイス・デ・リフト 写真著作者/ОЛЕГ БАТРАК)

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“ユーヴェで決まりといわれていたデ・リフトに、マンチェスター・ユナイテッドが再び接近⁉” への3件のフィードバック

  1. プレミアリーグ大好き! より:

    これは飛ばしっぽいですが、ユナイテッドはポグバやムヒでライオラに引っ掻き回されてるのにライオラ案件懲りないですね

  2. かーど より:

    ただでさえサンチェスで給料体系ぶっ壊してるのにデリフトまで来てそれを餌にポグバの給料まで釣り上げられる(ライオラならやりかねない)なんてことになったらいくら資金が豊富でも流石に破綻しますよ

  3. ルーニー より:

    なぜまたライオラ案件に手を出す?本当にこのクラブはかもにされてますね。活躍して移籍させられるのが目に見えてます
    もうポグバも売ってくれ。ベイルは要らない、これ以上高級取りは要りません。ただでさえラッシュ君の年俸が異常なのに

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