チェルシー時代の輝きを取り戻せるか?ジエゴ・コスタにエヴァートン移籍報道が勃発!
エヴァートンは、2017年の夏にもジエゴ・コスタを獲りにいっています。アントニオ・コンテ監督との確執で退団は決定的といわれていたチェルシーのエースは、ミラン、ガラタサライ、パルメイラス、中国の争奪戦となりました。当時は、古巣であるアトレティコ・マドリードに復帰したいという本人の意向が強く、補強禁止だったクラブがペナルティ解除になるのを待って入団するほどでした。移籍金は5700万ポンド(約78億円)といわれており、欧州のクラブとのバトルに加わったエヴァートンには厳しい金額でした。プレミアリーグ89試合52ゴール16アシストのストライカーは、自らを育ててくれたスペインでキャリアを終えるものと思われていました。
2018年1月、ワンダ・メトロポリターノのヘタフェ戦に姿を見せたジエゴ・コスタは、ゴールを決めた際にサポーターと抱き合って歓喜し、レッドカードを喰らうという派手な復帰となりました。最初の6試合で3発と順調に立ち上がりながらも、その後の9試合はノーゴール。2017-18シーズンは15試合3ゴールで、前シーズンのプレミアリーグで20発の大台に乗せた点取り屋らしからぬ数字でした。
完全復活が期待された2018-19シーズンは、開幕から7試合連続で先発出場するもノーゴール。13節のバルセロナ戦でようやくゴールを決めますが、左足の古傷の痛みが引かずにブラジルで手術を受けることになり、2ヵ月のリタイアを余儀なくされました。シーズン2発めは、3月末のアラベス戦。4月のバルサ戦でレフェリーを侮辱したとして8試合出場停止という重いペナルティを受けた後、脱税疑惑でマスコミに追いかけられ、トレーニング参加を拒否したとも伝えられました。
ラ・リーガ16試合2ゴールは、シメオネ監督が納得するパフォーマンスではありません。「デイリー・メール」によると、クラブとの関係は悪化しており、プレミアリーグ復帰の可能性は決して低くはないようです。マルコ・シウヴァ監督は、暴れ馬を乗りこなすことができるでしょうか。昨季のエヴァートンは、12月中旬からの2ヵ月を3勝8敗という不振に陥り、カルヴァート=ルーウィンが前線で体を張ってボールを収めるようになって、ようやく得点力を取り戻しています。
ジエゴ・コスタは泥くさい役回りをこなせるのか、好不調の波があるリシャルリソンとセットで空回りするリスクを回避できるのか…。30歳になったストライカーは、実績は申し分ないのですが、前年のエヴァートンの浮き沈みを思い出すと期待と不安が半々です。守備意識が高いターゲットマンのほうが機能するのではないかと思いつつ、チェルシー時代の鮮やかなカウンターや絶妙な駆け引きを観たい気分もあり、危険な補強というシールを貼るのを躊躇するのであります。いや、「デイリー・メール」のファンタジーかもしれません。どうなるか、見てみましょう。
おもしろいと思っていただけた方は、お時間あれば、下のブログランキングバナーをクリックしていただけると大変うれしいです。所要時間は5秒です。何とぞよろしくお願いいたします!
「お騒がせ男」のジエゴ・コスタ‼︎でもチームにとっては頼りになる点取り屋、そんなイメージで、悪役のキレキャラながらなぜか憎めない面もありました。
モラタもイグアインも彼の不在を埋めることは出来ませんでした。
トップ6の切り崩しを目論むエヴァートンにとっては切り札になるかも、一瞬で決めるゴールは脅威となるでしょう。
でも、監督やチームメイトとの確執も懸念されます。どうなることやら。
コスタのまさしく野獣のようなプレースタイルは大好きなんですが、カルヴァート=ルーウィンが終盤戦はレギュラーとして申し分ないプレーを見せていただけに疑問です。
長身を武器にポストプレーやヘッドの競り合いをしながらスピードもある方なのでカウンターでの存在感もありましたし、守備の仕事もサボらず2列目のためにプレーする献身性も持ち合わせているので同年代のラッシュフォードより魅力に感じました。
ラッシュフォードはシュート力がある分、自分自身で無理にシュートを打つ選択もあり味方を活かすプレーや守備のサボりなどチームプレーが少なく、ポグバやマルシャルも同様な所があるのでチームとしてまとまらない要因の1つに見えました。
エバートンはカルヴァート=ルーウィンを1トップに据えて、キーンやズマは悪くはなかったですがミナと組むCBにレギュラークラスを取った方がいいと思うのですが。