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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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そろそろお別れの時…売却候補シュコドラン・ムスタフィの移籍金をモナコが打診。

ダニ・セバージョスとニコラ・ペペの加入によって、攻撃陣の輪郭はくっきりしたアーセナルですが、昨季プレミアリーグで51失点を喫した守備の立て直しという悩ましい課題が残っています。9月まではベジェリンとホールディングが不在。右サイドは当面ジェンキンソンとメートランド=ナイルズに踏ん張ってもらうとして、左はキーラン・ティアニーが来なければコラシナツ&モンレアルとSBの頭数は揃っています。気になるのは、やはりCBです。チャンバース、マヴロパノス、ムスタフィ、パパスタソプーロス…。コシールニーがフランスに帰るとなると、信頼できるのはホールディングとパパスタソプーロスぐらいでしょう。

フラムにレンタルされていたチャンバースは、昨季プレミアリーグで31試合2ゴールという数字は残しているものの、ポカが多かった以前の印象を拭い切れず。マヴロパノスは将来性に期待というステータスから動いておらず、噂になっているユーヴェのルガーニなど即戦力補強は必須でしょう。そしてもうひとり…シュコドラン・ムスタフィは、クラブが売却先を探していると報じられていました。2016年の夏にバレンシアから3500万ポンドで獲得したドイツ代表CBは、入団当初は出足のよさとアグレッシブなチェックを評価されましたが、時が経つにつれてミスが目立つようになりました。

サポーターや評論家から酷評されていたCBに、エメリ監督も見切りをつけたということでしょうか。現地メディアとフランスの「レキップ」が、モナコから照会があったと報じています。アーセナルの値付けについて、「メトロ」が2700万ポンド(約35億6000万円)、「レキップ」は3000万ポンド(約39億6000万円)と伝えており、口が悪いノースロンドンのグーナーが「ウチが払うの?」とボケていましたが、高く感じられる金額はあくまでも交渉のスタートラインということなのでしょう。

見出しが目に入った瞬間、ムスタフィが加わったときの期待感と、あの頃チームにいたCBのことを思い出しました。ガブリエウ・パウリスタ。2015年の冬のマーケットでビジャレアルから来たブラジル人CBも、グーナーが最終ラインの軸になってくれると夢見た即戦力でした。英語に苦しみ、コミュニケーションがうまくいかなかったことがプレミアリーグで輝けなかった理由といわれましたが、彼が本領を発揮していればガナーズの悩みはひとつ減っていたでしょう。2017年の夏に、ムスタフィがいるからとガブリエウを諦めたクラブの判断を間違っていたというのはフェアではありませんが、バレンシアで元気に活躍している彼のニュースに触れるたびに、ため息をついてしまいます。

プレミアリーグ84試合7ゴール3アシスト、180回のタックルに177回のインターセプト。27歳になったCBの復活を待ち続けるのは酷でしょう。そろそろ、お別れの時です。ホールディングが主軸となることを期待しつつ、パパスタソプーロスと即戦力のニューフェイスでプレミアリーグの序盤戦をしのぐのが妥当なチョイスではないでしょうか。くれぐれも、移籍金を詰め込み過ぎて風船を割ることのないように…。新戦力獲得を進めるとともに、余剰戦力の売却のほうも的確に着地させていただければと思います。

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“そろそろお別れの時…売却候補シュコドラン・ムスタフィの移籍金をモナコが打診。” への1件のコメント

  1. ゆゆ より:

    グーナーですが、モナコのこの話が出た時にぺぺと同じぐらいテンションが上がってしまいました。
    もはや欧州で売れるとも思っていなかったですし、こんな移籍金残してくれるのかと。これでティアニー分補填できますよ。
    BBCもムスタフィに関してとコシェルニーへのフランスへの動きも報じているので間違いなさそうですね。
    CBが2枚減るのは不安ですが、ルガー二がまとまれば問題ないでしょう。
    ダメでもチェンバースの覚醒に期待するしかありません。ホールディングもエメリが来て伸びたので、チェンバースも伸びるはず!

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