ダヴィド・ルイス、イオビ、ロ・チェルソ…プレミアリーグのデッドラインデーLIVE!【後編】
締め切り10分前に届いたニュースは、アンディ・キャロルのニューカッスル復帰です。2011年1月、当時はフットボール史上8位の高額だった3500万ポンドでリヴァプールに移籍した長身のストライカーは、アンフィールドで過ごした2シーズンでプレミアリーグ6ゴールと期待外れに終わり、ウェストハムでも7年で34ゴールと微妙なスタッツしか残せませんでした。30歳になったポストプレーヤーにとって、今回の移籍はトップリーグで輝くための最後のチャンスになるでしょう。
17時10分、セルティックのキーラン・ティアニーがアーセナル移籍の手続きを完了させたと報じられました。2回のオファーが拒否された後、満を持して提示した3度めは2500万ポンド。スコットランド代表でアンディ・ロバートソンのライバルとなっている22歳は、コラシナツと攻撃力を競うことになりそうです。ヘルニアの手術を受けたばかりで酷使は禁物ですが、彼の加入によって、オーバメヤンやラカゼットに精度の高いクロスが入る機会が増えるのではないでしょうか。
10分後、来ましたジオヴァニ・ロ・チェルソ!昨季公式戦で45試合16ゴール6アシスト、アルゼンチン代表で19キャップを数えるベティスのプレーメイカーは、6000万ポンド(約77億円)の買い取りオプション付きローンでノースロンドンに活躍の場を移すことになりました。ユーヴェがディバラをプロテクトしたため、スパーズの前線の補強はロ・チェルソのみとなりましたが、懸案のポジションにライアン・セセニョンとエンドンベレが加わっており、悪くない着地といっていいでしょう。
直後、マンチェスター・シティがダービー・カウンティのGKスコット・カーソンをローンで獲得。第2GKのブラボが古傷を抱えているため、保険として押さえたのだと思われます。締め切りが終わって30分経っても、ダヴィド・ルイスの続報はありません。17時50分には、ダニー・ドリンクウォーターが1月までバーンリーにレンタルと伝えられました。レスターでプレミアリーグ制覇を果たした後、コンビを組んでいたエンゴロ・カンテの後を追ってチェルシーに入団したセントラルMFは、力を発揮できる機会を得られないまま中小クラブに逆戻りとなりそうです。
19時30分、レスターがサンプドリアのデニス・プラートを1800万ポンド(約23億2000万円)でゲット。セリエAで3シーズンを過ごしたベルギーのセントラルMFは、エンディディと並んでプレイすることになるのでしょう。ティーレマンス、アヨゼ・ペレス、ジェームズ・ジャスティンを手に入れたロジャーㇲ監督のチームは、ハリー・マグワイアの代役を押さえずに開幕を迎えることになりました。ウェズ・モーガン、ジョニー・エヴァンス、ソユンチュ、ベンゴヴィッチと頭数は揃っておりますが、大ベテランとプレミアリーグの経験が浅いCBが2人ずつという顔ぶれは、EL出場権をめざすクラブとしてはもの足りないといわざるをえません。
プレミアリーグ昇格1年めのシェフィールド・ユナイテッドは、オランダ人GKマイケル・ヴェリプスをフリーで獲得し、エヴァートンのべシッチをレンタル。「Transfer deadline day LIVE」は、「来季はアーセナル?チェルシー?」とあのビッグネームの去就を気にしています。
ようやくビッグニュースが飛び込んできたのは、20時をまわってからでした。「DONE DEAL – Arsenal sign Luiz」。ダヴィド・ルイスが800万ポンド(約10億3000万円)というお買い得価格でアーセナルと契約完了。7月25日にダニ・セバージョスを引き入れてから、ウィリアム・サリバ、ニコラ・ペペ、キーラン・ティアニー、ダヴィド・ルイス…ローンあり分割ありとやりくりメニューをフル活用して、たった2週間でこれだけの戦力を揃えたエドゥTDに拍手を送りたいと思います。6月まで最もしょっぱいクラブと目されていたガナーズは、最高の補強でプレミアリーグ2019-20シーズンに臨むクラブに変貌を遂げました。
21時、ウルヴスがバイエルンの20歳MFシャバニを獲得。最後の「DONE DEAL」は、デッドラインデー直前の主役となった2つのクラブによるものでした。アーセナルからエヴァートンに移籍するアレックス・イオビは移籍金2800万ポンド、アドオンの条件を満たせば最大3400万ポンド(約43億9000万円)になるといわれています。トランスファーデッドラインデー、これにて終了。あれだけ動いていたマンチェスター・ユナイテッドは得点力を高められる選手を獲れず、最後の1日は完全に沈黙。アーセナルとトッテナムが重要なターゲットを続々と決めるスリリングな21時間でした。
プレミアリーグ2019-20シーズンがいよいよ開幕します。フライデーナイト開催となった最初のゲームは、欧州王者リヴァプールVSノリッジ。今季も粛々とレポートさせていただきますので、どうぞよろしくお願いいたします。
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シティはロドリとカンセロとカーソンですか。目的が明確なピンポイントの補強でした。
ただ、レロイ・サネは本当にかわいそうでした。怪我したことが彼のフットボウラー人生を狂わせなければ良いのですが。しっかり治して帰ってきて欲しいです。
激アツなまとめ記事、ありがとうございます!!
アーセナル史上、最も熱い夏だったのでは?という移籍期間でした。
最終日に、まさかまさかのティアニー、ルイスダブル獲りとは!!エドゥ~~~~!!!って感じです(笑)
イウォビがいなくなるのは寂しいですが、ラカオーバにペペ加入で、さらに若手も育ってきてる今が売り時なのかも、ですね。
ライバルのスパーズにセセニョンは強烈ですね、攻撃はさらに厚みと説得力を増すでしょう。
ユナイテッドとチェルシーファンの方には、ストレスのかかる夏だったでしょうね。
でも、補強が必ずうまくいくとも限らないし、すべては開幕してからの成績です。
これで結果が出なきゃ、エメリ監督もクビでしょうしね。
今年もシティとリバプールの2強なのか?というのも楽しみです。
どうしちゃったんだ?ってのもありますからね。
間も無く開幕ですね。
また、バカみたいに喜んだり、イライラしたりするんだろうなぁ(笑)
選手達が怪我なく、素晴らしいプレーをして楽しませてくれることを祈ります。
更新ご苦労様です。
終わってみたら、ガナーズの熱い熱い夏の市場だったのではないでしょうか。
スパーズはセセニョン、ロチェルソを無事獲得でき安堵しています。
相当前から交渉していたもののやはりデッドラインデーまでもつれますね。
むしろエンドンベレの獲得がスムーズにいったことの方が驚きでした。
あとはエリクセンの去就ですね。
しかし、蓋を開ければ今年の移籍市場の主役はアーセナルでした。
ルイスに関してはガセネタかと思いましたがまさか実現するとは。
あとはエメリがどれほど選手たちを活かせるかでしょう。注目です。
こんなに補強が上手くいくのはアーセナルらしくない!!!
ビルドアップのクオリティを保障してくれるダビド・ルイスが入ったのはデカイですね、、、本当に獲得出来るとは。チェルシーと何か拗れることがあったのか?
アーセナルの補強、、ほぼ満点あげていいのでは??トッテナムも良い補強をしましたし、シティ リバプール以外で4位以内を争うことになりそうですね!
熱い一日でした。
ドキドキワクワクのレポートありがとうございます。
管理人様のチームごとの補強採点点数を聞いてみたいです。
開幕してみないと何とも言えないのは分かっていますが。
わがユナイテッドは・・・・これこそ分からないですね。
ポグバは走るのか、ラッシュは点を取るのか、デヘアは神なのか、
今シーズンも楽しみです!!!
まさかのルイス放出は暑さも含めて頭がクラクラしてしまいます、特に金額があまりにも安くアーセナルにとって失敗に終わってもなんらダメージもなくルイスを放出させたかったように見える移籍です
若手を中心とした育成路線に一気に切り替えているのでまだ気持ちがついていきません。今季は4位以内など結果の面で求めることができないシーズンとなりそうなので
スモーリングはファン・ハール時代、ズマはモウリーニョ時代のプレイを思い出せ
ダビドルイスの移籍はやはり本当でしたね。
近年、誰もが想像しなかった移籍のニュースがいきなり報道されるパターンが少なからずあるのでこの一件も本当だろうなと思ってました。
今年は大型補強しているクラブが多いので例年以上に混沌としそうです。
マンUチェルシーはトップ4に入れるかどうかすら怪しいですね。
まあルイスが出て行って ようやくダボついていたトモリなど優秀な若手CBに出番が来て良かったと思います 親分の彼がいる限り若手への切り替えは出来ないと諦めていたので。なにせ悪い意味のリーダーシップを撮っていたのも彼なので。。ランプスを守る意味でも良かったなと。