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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

バイアウト条項は1億ポンド超!? リヴァプールは20歳の逸材に最高額の移籍金を払うのか?

1億700万ポンド(約154億円)なら、2年前の冬にファン・ダイク獲得に費やした7500万ポンドをぶっちぎるクラブレコード。DFとしてプレミアリーグ史上最高額で獲得したオランダ代表CBは安い買い物でしたが、レヴァークーゼンで燻り気味の20歳のMFに、プレミアリーグに参入する選手のレコードを更新する価値はあるのでしょうか。イギリス、スペイン、ドイツのメディアが、リヴァプールがレヴァークーゼンのカイ・ハヴェルツ獲得を熱望と報じています。「エクスプレス」は、ライバルはバルセロナ、バイエルン、マンチェスター・ユナイテッドがライバルとレポート。「ムンド・デポルティーボ」は、先頭を走っているのはレッズといい切っています。

早熟の天才について、その来歴をまとめておきましょう。2016-17シーズンに17歳でブンデスリーガデビュー。2016年10月15日のブレーメン戦で史上最年少出場を果たした逸材は、2週間後に初先発と順調にチームに溶け込み、後半戦はレギュラーとして活躍しました。初アシストは2月のアウグスブルク戦で、4月2日のヴォルフスブルク戦では初ゴールをゲット。最初のシーズンからブンデスリーガ24試合4ゴールという数字を残した生え抜きMFは、2年めには30試合3ゴールと完全にレギュラーに定着しました。

圧巻だったのは昨シーズンで、リーグ戦34試合17ゴール4アシストと完全に開眼。パススピードを巧みに変えるプレースタイルから、「メスト・エジルの後継者」ともいわれる新鋭は、本家よりも高い得点力をアピールしました。ユルゲン・クロップが気に入っているとすれば、プレーメイカーとしての能力よりもユーティリティーではないでしょうか。セントラルMF、インサイドMF、トップ下をこなすハヴェルツは、アダム・ララナやシェルダン・シャキリの放出が噂されるプレミアリーグ最強クラブにとって、うってつけのタレントです。

気になることがあるとすれば、今季はブンデスリーガ14試合2ゴール1アシストと壁にぶち当たってサポーターの不興を買っていることと、何しろ高額なバイアウト条項です。リヴァプールのマイケル・エドワーズSDがターゲットとするのは、「所属クラブにおける起用法に問題があり、伸びしろがある」「妥当な額で獲れるワールドクラス」「わけあり価格」といったあたりですが、20歳に1億ポンドオーバーは過去に例がありません。

マンチェスター・ユナイテッドは、ポルトガルで25試合15ゴール13アシストという数字を叩き出しているスポルティングCPのブルーノ・フェルナンデスと個人合意に至ったと報じられており、さらにドイツにも手を伸ばすほどの余裕はないでしょう。昨季のCLで倒したドイツ王者やスペイン王者はトランスファーマーケットでも難敵ですが、クロップ監督の存在感はヤングスター獲得におけるアドバンテージになりえるはずです。

レッズは移籍金のプレミアリーグレコードを更新するのでしょうか。ロバートソンやファビーニョをチームに馴染ませるのに時間をかけた指揮官にとって、1月の新戦力獲得は次のシーズンにいいスタートを切るための助走期間という意味合いもあるでしょう。ファビーニョ、ミナミノ、ハヴェルツ、サラー、フィルミーノ、マネ。「プレミアリーグのディフェンディングチャンピオンが、開幕戦から超攻撃的布陣を敷いてきた」などというニュースが届いたら盛り上がります。…いやいや、冷静になりましょう。オファー、個人合意、メディカルチェックといった言葉が聞こえてくるまでは、妄想を愉しむのみ。残り2週間でサプライズがあるかどうかは、誰にもわかりません。(カイ・ハヴェルツ 写真著作者/Fuguito)

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