イングランドのプレミアリーグ(ときどきチャンピオンズリーグ)専門ブログ。マンチェスター・ユナイテッド、アーセナル、リヴァプールetc.

偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

いよいよデッドラインデー!プレミアリーグ2019-20シーズン冬・最新補強リスト

マンチェスター・ユナイテッドは、タフな交渉の末にスポルティングCPのMFブルーノ・フェルナンデスを獲得。ヘンクのノルウェー代表MFサンデル・ベルゲを手に入れたシェフィールド・ユナイテッドは、クラブレコードとなる2200万ポンド(約31億5000万ポンド)を投じたと伝えられています。いよいよ、本日は冬のマーケットのデッドラインデー。プレミアリーグのクラブが費やした30日までの総支出は1億8510万ポンド(約265億円)となっており、1年前の1億8000万ポンドを上回っています。ちなみに過去最高額は、2017-18シーズンの4億3000万ポンド(約615億円)。当時の莫大な移籍金の半額は、1億4200万ポンドでコウチーニョを売って7500万ポンドでファン・ダイクを引き入れたリヴァプールの立ち回りによるものです。

ここ数年で選手の獲得費用があまりにも高騰したため、大型補強でチームを強化していたビッグクラブは方針を見直し、若手育成やレンタルの活用を促進しています。この冬最大のディールは、ブルーノ・フェルナンデスの4700万ポンド(約67億円)。2位と3位はいずれもスパーズで、夏にローンで獲ったロ・チェルソの完全移籍が2720万ポンド、PSVアイントホーフェンのFWステーフェン・ベルフワインには2700万ポンドを支払っています。シェフィールド・ユナイテッドのベルゲ獲得が2200万ポンド。ウルヴスは、オリンピアコスのポルトガル人ウインガー、ダニエル・ポデンセに1690万ポンドを費やしました。

アストン・ヴィラがヘンクから獲ったタンザニア代表FWムブワナ・サマッタは1000万ポンド。リヴァプールがザルツブルグFW南野拓実にかけた移籍金は、バーゲン価格の725万ポンドでした。マンチェスター・シティとチェルシーが動いていないマーケットは、ひと頃と比べると明らかに小粒です。フランク・ランパードは経験豊富なストライカーをほしがっているといわれておりましたが、ナポリのドリース・メルテンス獲得に成功したとしても、お支払いは600万ポンドという少額でOKと伝えられています。

大きな移籍金が動かなかったこの冬のマーケットでは、ローン移籍が目立ちました。ざっと名前を挙げてみましょう。アーセナルがフラメンゴから獲得したのは、スペイン人CBパブロ・マリ。アストンヴィラは、チェルシーで戦力外となっているドリンクウォーターと、ミランにいたベテランGKペペ・レイナを押さえています。クリスタル・パレスの前線強化は、エヴァートンでプレミアリーグ5戦1発と冴えなかったジェンク・トスン。ニューカッスルは、シャルケ04のMFベンタレブとスパーズSBダニー・ローズを確保しました。

ノリッジはヘルタ・ベルリンのMFオンドレイ・ドゥダを獲り、サウサンプトンはスパーズで出番がなかったカイル・ウォーカー=ピータースを右サイドに加えました。トッテナムがベンフィカから借りた21歳のMFジェドソン・フェルナンデスは、既にプレミアリーグで2試合に出場しています。ハダースフィールドからアーロン・ムーイをレンタルしていたブライトンは、この1月に完全移籍に切り替えましたが、このたび貸し出された選手の何人かは、活躍すれば夏に移籍金のやりとりが発生するものと思われます。

昨年は、プリシッチとラポルテという5000万ポンド超えのディールがありましたが、最終日にビッグディールはあるのでしょうか。クリシュトフ・ピョンテク、ガレス・ベイル、サロモン・カルー、ウィリアン・ホセ、トマス・ミュラー、イヴァン・ラキティッチ、エディソン・カバーニ…マンチェスター・ユナイテッドとロンドン勢がターゲットとしているといわれる顔ぶれは、移籍金がかからなくなったベテランが大半です。締め切りまで24時間。ビッグネームたちの決断はいかに…!

おもしろいと思っていただけた方は、お時間あれば、下のブログランキングバナーをクリックしていただけると大変うれしいです。所要時間は5秒です。何とぞよろしくお願いいたします!


コメントを残す