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マンチェスター・シティは8000万ポンドで容認!?リヤド・マフレズにパリSG移籍報道!

FFP違反を問われ、チャンピオンズリーグ出場禁止処分を通告されたマンチェスター・シティ。2月14日のUEFAの通告に対して全面的に否定し、スポーツ仲介裁判所(CAS)に上訴したクラブは、コロナウイルス蔓延の影響で審議が遅延しているため、次のシーズンは出場権を得られる可能性があるともいわれています。2020-21シーズンの出場禁止が決まれば、セルヒオ・アグエロはチームを去ると報じられていますが、パリ・サンジェルマン行きが噂されている彼はどうするのでしょうか。

リヤド・マフレズ、29歳。プレミアリーグ189試合53ゴール39アシストというスタッツを残しているウインガーは、マン・シティ入団後のチャンピオンズリーグでは12試合2ゴールと振るわず、フランス王者とともに最後の夢を追いかけようとしているといわれています。

ルアーブルからレスターに移籍したのは2014年1月。チャンピオンシップに所属していたクラブのプレミアリーグ昇格に貢献した後、2014-15シーズンは30試合4ゴールに留まりました。ターニングポイントは、2015-16シーズン。ジェイミー・ヴァーディー、岡崎慎司とともにラニエリのカウンターの主軸となったアルジェリア代表は、プレミアリーグ37試合17ゴールという出色の数字を残して、奇跡的なリーグ制覇とPFA年間最優秀選手をダブルで手に入れました。

当時25歳だったマフレズは、アーセナルへの移籍を取り沙汰されながらも、2シーズンはレスターに残留。アーセン・ヴェンゲル監督と代理人のやりとりを気にしていたウインガーは、「タイトルを獲得した後、ビッグクラブでプレイしていれば違う物語があっただろう。トップレベルでの2年を失ってしまった。レスターに行くなといわれてね」と、苦しかった時期について述懐しています。

マンチェスター・シティに移籍したのは2018年の夏。ペップ・グアルディオラの下で2度めのプレミアリーグ優勝を味わったマフレズは、自らの足跡をどう評価しているのでしょうか。水色のシャツで過ごした2シーズンは、プレミアリーグ50試合14ゴール12アシスト、先発出場は29試合。2年めの今季は、ゴールに絡む機会を増やしていたものの、チームは敗戦を積み重ねてリヴァプールの独走を許してしまいました。30歳を目前にした今、新天地に求めるのはCL出場権か、あるいはレギュラーポジションか。「マンチェスター・イブニング・ニュース」によると、クラブは引き留めるつもりはなく、8000万ポンド(約104億円)を得られれば移籍を容認する構えのようです。

手離すわけにはいかない2人のワールドクラス、デブライネとスターリングとは契約延長交渉を始めているといわれるマン・シティは、ペップさえ残ってくれれば新たなウインガー獲得に苦労することはないでしょう。プレミアリーグが再開に漕ぎ着けられれば、彼のドリブルを堪能する機会は最大で9試合となります。クラウディオ・ラニエリとともに、「フットボールの世界に予断は禁物」と教えてくれたレフティの身の振り方に注目しましょう。


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