イングランドのプレミアリーグ(ときどきチャンピオンズリーグ)専門ブログ。マンチェスター・ユナイテッド、アーセナル、リヴァプールetc.

偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

シュマイケル、フォファナ、マディソン、ティーレマンス…財政難のレスターはどこまで売るのか!?

月日が経つのは早いもので、トランスファーマーケットの喧騒を追いかけているうちに、8月になりました。2強対決となったコミュニティシールドはリヴァプールが制し、プレミアリーグ開幕まであと5日。フライデーナイトのロンドンダービー、クリスタル・パレスVSアーセナルの後、週末に9試合が開催されます。

20クラブの補強リストを見てみると、最も多くの選手を引き入れたのは、24シーズンぶりのプレミアリーグとなるノッティンガム・フォレストです。総勢11人を獲得していた古豪は、シュツットガルトのベルギー代表MFオレル・マンガラと契約したと報じられています。

一方、8月になっても補強ゼロのクラブもあります。ブレンダン・ロジャース率いるレスター。2年連続でヨーロッパリーグに出場したクラブは、深刻な財政難に陥っており、新たな選手を獲りたければ主力を売却しなければなりません。

7月いっぱいは、レギュラークラスの離脱はなかったのですが、既に魔の手が忍び寄っています。キャプテンのカスパー・シュマイケルは、ニースと個人合意済みと報じられており、代役が見つかればすぐにでも決まる見通し。最近になって、チェルシーがウェズレイ・フォファナ、ニューカッスルはジェームズ・マディソンを獲ろうとしているといわれています。

「スカイスポーツ」によると、3月に契約延長したばかりのフォファナに、レスターは8500万ポンド(約138億円)という高額のタグを付けているそうです。「エクスプレス」「ザ・サン」など複数メディアが、チェルシーとフォファナは合意に至ったと伝えていますが、レスターが納得する条件を探るという難しい仕事が控えています。

ジュール・クンデの獲得に失敗したクラブは、選手を差し出して移籍金を引き下げるという手も検討しているようです。ロジャース監督がほしがっている19歳のCBレヴィ・コルウェルとのスワップなら、話は進むかもしれません。とはいえ、レスターが最も出したくない主力ゆえ、交渉が長引くのでは間違いありません。

一方、ジェームズ・マディソンについては、レスターの主張は5000万ポンド以上で、ニューカッスルの最初のオファーは3500万ポンド。無傷でマーケットを締めるわけにもいかないクラブは、4500万ポンド程度まで引き上げてゴーサインを出すのではないかと思われます。マグパイズは、ハーヴィー・バーンズにも関心があるようですが、こちらは契約が4年残っているため、6000万ポンド。総額1億ポンドとなるようなダブルは実現しないでしょう。

昨季の公式戦で52試合18ゴール12アシストのジェームズ・マディソンを抜かれるのは激痛ですが、昨年の11月に頭角を現したキアナン・デューズバリー=ホールのような若手抜擢で乗り切るしかありません。

そういえば、ユーリ・ティーレマンスも複数のクラブのターゲットでしたね。アーセナルとマンチェスター・ユナイテッドは、バーゲン価格になりそうなベルギー代表を獲りにくるのでしょうか。売ったら戦力ダウン、守ったら収益ダウン。レスターとロジャース監督にとって、2022-23シーズンは相当厳しい1年になりそうです。


おもしろいと思っていただけた方は、お時間あれば、下のブログランキングバナーをクリックしていただけると大変うれしいです。所要時間は5秒です。何とぞよろしくお願いいたします!


コメントを残す