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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

ククレジャ+フォファナ+オーバメヤンは2億ポンド超!? 補強を急ぐチェルシーのご予算は…?

「とても幸せ。世界最高のクラブに加入できたのは大きなチャンス。ここでもハッピーになるためにハードワークして、チームの力になりたい」

チェルシーの公式サイトを見ると、「Cucurella becomes a Blue」というシンプルなキャッチコピーが目に飛び込んできます。「BBC」によると、マルク・ククレジャ獲得のためにブライトンに支払う移籍金は6000万ポンド(約98億円)超え。エイバルとヘタフェで3シーズンを過ごした後、プレミアリーグで35試合1ゴール1アシストという数字を残しただけのSBとしては、あまりにも高額に見えます。

ラヒム・スターリングは4750万ポンド、カリドゥ・クリバリは3300万ポンド。昨日、アストン・ヴィラから獲得した18歳のMFカーニー・チュクエメカは2000万ポンド。これまで獲得した選手たちの横にククレジャを添えると、マン・シティのドリブラーやナポリのハードマーカーが安く感じられます。マン・シティの3000万ポンドを拒否したブライトンは、クラブレコードの移籍金となると、断ることはできなかったのでしょう。

6人の新戦力に、1億6000万ポンド(約261億円)を費やしたブルーズは、7人めにも目いっぱい投資すると伝えられています。ウェズレイ・フォファナを守ろうとするレスターへのオープニングオファーは6000万ポンド。ブレンダン・ロジャース監督は、「彼は売りに出されていない」と移籍を否定していますが、DFのワールドレコードとなる8000万ポンド(約130億円)を見せつけられたら、こちらも拒否できないはずです。

この話は、21歳のCBにヴィルジル・ファン・ダイクを超えるポテンシャルがあるのかというテーマです。サンテティエンヌではリーグアン20試合、プレミアリーグでは2シーズンで35試合。昨季は開幕前の骨折で7ヵ月の長期離脱を強いられ、将来の希望を感じさせただけで終わっています。フランス代表経験はゼロ。1年後に「安い買い物だった」といわれる可能性はあるものの、リーグ戦トータル55試合の選手に5000万ポンドを超えるビッグマネーはギャンブルです。

Twitterアカウントから、レスター所属という文言を消した本人は、既に乗り気になっているのでしょう。リヴァプールの大黒柱のように、ワールドクラスという評価を手に入れるのか。GK史上最高額の7100万ポンドだったケパ・アリサバラガや、レスターに8000万ポンドをもたらしたハリー・マグワイアのように苦しむのか。チェルシー移籍となれば、対峙するストライカーだけでなく、8000万を連呼するメディアにも対処しなければなりません。

フォファナ獲得に注力していると報じられたクラブは、ピエール・エメリク=オーバメヤンを獲りにいくといわれています。バルセロナは、公式戦23試合13ゴールのストライカーを半年で手離すのでしょうか。移籍決定を伝える2月のニュースに、バイアウト条項は1億ユーロ(約8450万ポンド)と書いてありましたが、まさか…!?(ウェズレイ・フォファナ 写真著作者/Ardfern)


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