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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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マン・シティはバルサ移籍合意報道を否定…スペインに行きたいベルナルド・シウヴァは残留?退団?

2017年にマンチェスター・シティに入団してから、プレミアリーグ5シーズンで優勝4回。ベルナルド・シウヴァは、ケヴィン・デブライネに負けず劣らず、ペップにとって重要な存在です。マン・シティでプレミアリーグ208試合57ゴール87アシストのベルギー代表に対して、167試合29ゴール28アシストは地味ですが、繊細なタッチ、意外性、狭いエリアでの打開力は、28歳のポルトガル代表が上でしょう。

豊富な運動量、奪えるタイミングを外さない守備、2~3人に囲まれても動じないドリブル。素晴らしいプレーメイカーが揃うプレミアリーグといえども、彼の仕事をトレースできるタレントはなかなか見当たりません。最前線、セカンドストライカー、左右のウイング&インサイドと、中盤より前ならどこでもこなせるユーティリティーも、彼を手離せない理由のひとつです。

所属チームはプレミアリーグ最強で、チャンピオンズリーグの優勝候補。監督から絶大な信頼を得ているとなれば、大半の選手は移籍など考えないでしょう。しかしベルナルド・シウヴァは、1年前に「スペインでプレイしたい」といい出しました。母国ポルトガルに住む家族の近くにいたいという気持ちは、今も変わっていないようです。

変わらないといえば、クラブの資産やテレビ放映権を売ってまでワールドクラスを買いまくっているバルセロナも、昨夏と同様に彼をほしがっています。昨日、クラブのオフィシャルが、「バルセロナとマンチェスター・シティは、ベルナルド・シウヴァについて合意は至っていないが、4200万ポンド~4650万ポンドで議論がなされている」とツイート。マン・シティは、オファーを受け入れたという報道を否定しています。

以前から、「満足していない選手を引き留めるのは好きではない」と公言しているペップは、稀代のプレーメイカーの退団を覚悟しているようです。ウェストハムの本拠地ロンドンスタジアムに乗り込んだ開幕戦で、レフティはベンチスタート、ギュンドアンが先発出場。プレスの取材に応じた名将は、本人の意志とクラブの決断を尊重するといっています。

「ベルナルドは、ロッカールームにいる私たち全員にとってスペシャルな選手。ここでプレイを続けてくれたらうれしいけれど、今、何が起こっているか、これから何が起こるかわからない」

「残ってくれたらパーフェクト。最終的に去らなければならないとしたら、それはフットボールがそういうものだからだ。クラブは合意する。選手には欲望があり、私はそれを止める理由にはならないだろう」

「フットボールプレーヤーとしての人生はとても短い。気づかないうちに終わってしまう。そんななかで、私はクラブの小さなパーツに過ぎない。クラブが決断したら、オッケーだ」

マンチェスター・シティのジャッジ基準は、シンプルだそうです。本人の意向が強いこと、希望額を超えるオファーがあること、代役が見つかること。ガブリエウ・ジェズスもスターリングも、3つのポイントをすべて押さえてクラブを離れました。前年は残留を選んだベルナルド・シウヴァも、彼らと同じ決断を下すような気がしてなりません。


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