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ラビオ破談のマンチェスター・ユナイテッド、次なるターゲットはカゼミーロとカイセド!?

やはり、最大の難関は代理人でした。フレンキー・デ・ヨングの獲得を諦めたマンチェスター・ユナイテッドは、ユヴェントスのアドリアン・ラビオも断念したと報じられています。

「Goal」によると、1500万ポンドでクラブ間合意に至っていたプレミアリーグのクラブは、ラビオの母親のヴェロニカさんが要求する条件を見て、交渉をストップ。ブルーノ・フェルナンデスの週給24万ポンド(約3900万円)を上回る額を払うわけにはいきません。

パリ・サンジェルマンに所属していた息子が22歳だったとき、契約延長交渉で副キャプテンの座を求めたといわれる母親は、今回も期待を裏切らないパフォーマンスを披露してくれました。中盤の強化が白紙に戻ったマンチェスター・ユナイテッドは、新たに2人を追いかけているといわれています。

レアル・マドリードのカゼミーロと、ブライトンのモイセス・カイセド。いやー、どちらも厳しそうです。スペインの「マルカ」は、30歳になったブラジル代表MFはプレミアリーグ参入を決断する可能性があると主張していますが…。カルロ・アンチェロッティ監督は、次世代を担う若い選手にまかせられると確信するまでは、経験値が高い中盤のキーマンを手離さないでしょう。

スペインメディアが、移籍の可能性があるとする理由は3つです。「モドリッチ、トニ・クロース、バルベルデ、カマヴィンガ、ダニ・セバージョス、チュアメニと中盤のポジション争いが激しいから」「現在のサラリーの2倍といわれるオファーに魅力を感じているから」はわかります。もうひとつは、

「全体的に、驚くべきことばかりの移籍市場だから」

…なるほど。やはり、無理そうですね。もう一方のターゲットであるブライトンのカイセドは、タイミングが最悪です。チェルシーにククレジャを6000万ポンドで売り、イヴ・ビスマもスパーズに2500万ポンドで譲ったクラブは、お金に困っていません。20歳のセントラルMFを手離す気はなく、相当の高額をふっかけてくるでしょう。

そもそも、プレミアリーグで10試合しか出場経験がない選手は、現在のマンチェスター・ユナイテッドのソリューションになりえるのでしょうか。フレンキー・デ・ヨングを押さえたうえで、将来を見据えてもうひとりというならわかります。このマーケットで狙うべきは、ウルヴスのルベン・ネヴェスやレスターのエンディディのような経験豊富なタレントでしょう。

というわけで、マンチェスター・ユナイテッドは、アンカータイプのリストアップからやり直しとなりそうです。前線の補強も相変わらず迷走気味で、「アトレティコ・マドリードのジョアン・フェリックスに1億1000万ポンド(約179億円)でオファーし、拒否された」などという話が流れてきています。

出てくる名前に納得感があれば、なかなか決まらなくてもポジティブな気分でいられるのですが…。拷問のようなトランスファーマーケットは、残り2週間を切りました。まさか、「前線も中盤も獲れずに終了」はないですよね!?


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“ラビオ破談のマンチェスター・ユナイテッド、次なるターゲットはカゼミーロとカイセド!?” への1件のコメント

  1. ぎぐ爺 より:

    ネヴェスの案件は、デ・ヨングへの提示額が大まかに伝わっているから
    吹っかけられる(られている)でしょうね。

    ユナイテッド移籍あるあるで、期限ギリギリにオファーして金額が折り合わず
    誰も獲れずに終了じゃないすかね。
    でもって、9月頭のホームで「グレイザーOUT!!!」が高らかに歌われると。

    今日、ニュースになっていた買収話が本当なら、どんなに良かったか。。。

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