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ファン・ダイクが口説いたってホント!? コーディー・ガクポと指揮官が語る電撃移籍の舞台裏!

「あっという間に終わった。クリスマスだでもあって、とても慌ただしかった。家族と一緒にいなければならないし、契約成立のために飛行機にも乗らなければならないし、いろいろ大変だった。でも、いい家族がいてくれて、落ち着いて過ごせたのでハッピーだ」

「マジでクレイジーだった。知り合いがみんなメールをくれたんだと思う。僕のスマホは激アツになっていた。でも、みんなにいい言葉をもらえたので、とても感謝している」

マンチェスター・ユナイテッドに来てくれると信じていたゴールゲッターを、プレミアリーグのライバルに持っていかれたことに呆然としました。しかも、こんなに早く…。コーディー・ガクポ、リヴァプール入団決定。2028年までの契約は1月1日付で、7日に開催されるFAカップ4回戦のウルヴス戦でデビューするといわれています。

彼の選択には、オランダ代表のキャプテンが絡んでいました。ヴィルジル・ファン・ダイク。夏にマンチェスター・ユナイテッドに入りたかったと公言していたガクポが、心変わりしたプロセスについて、ご本人とクロップ監督の言葉を聞いてみましょう。

「サインする直前は、そうだったね。ヴィルジルは、ある時期から関わっていた。でも、私たちは彼に話をしろとはいっていない。そんなことをしてもらう理由はなかったから。リヴァプールの監督をやっていると、誰かを説得しなければならない状況で、話しながら『ああ、扉が大きく開いている。これはホームランだ』と気づく瞬間があるんだ」

「今回もあった。クールだった。だから、ヴィルジルに説得してもらう必要はなかった。でも、ヴィルジルはこういうことに関わるのが好きみたいで、あるタイミングから彼も話すようになった。すべて、よかったということだね」(ユルゲン・クロップ)

「監督と電話しているときに、彼が監督のオフィスに入ってきて、少し会話を交わした。ここ数日は、電話でたくさん話した。彼がいってくれたのは、僕にとって正しい移籍であり、成長してより良い選手になれるということ。このクラブは巨大でありながら、本当の家族のようでいられるともいっていた」

「彼はいいことしかいわなかった。ここにいてくれて、いろいろと助けてもらえることに感謝している。チームのキャプテンで、素晴らしい人格者であり、素晴らしいプレーヤーでもある。でも、クラブ自体もとても魅力的だ。大きなクラブに興味をもってもらえて、ここにいられるのはとてもうれしいこと。どっちも大事だった」(コーディー・ガクポ)

ルイス・ファン・ハールが率いるオランダ代表では、センターフォワードか攻撃的MF。過去2年のエールディヴィジでは、左右のウイングとセンターをすべてこなしています。今季の公式戦で24試合13ゴール17アシスト。ワールドカップでは開幕から3連発で、ネーションズリーグでも2ゴール1アシストという数字を残しています。

エールディヴィジ2022-23シーズンのランキングを見ると、既にリーグNo.1といい切れる存在であることがわかります。9ゴール、12アシスト、シュート51本、チャンスクリエイト59回はすべて1位。ドリブル成功26回は2位です。「スカイスポーツ」は、クロップ監督が彼を選んだ決め手について、「フロントスリーのすべての役割をこなす多機能ぶり」と表現しています。

サンチョが不振に陥り、ロナウドが去ったチームにぴったりはまるオランダのエースは、ルイス・ディアス、ディオゴ・ジョッタ、フィルミーノが離脱したチームにもフィットするタレントです。ダルウィン・ヌニェスとガクポのポジションは、試合の展開によって入れ替わるのでしょう。

「BBC」によると、移籍金は3540万ポンド~4430万ポンド。マンチェスター・ユナイテッドは躊躇したわけではなく、交渉によって下げようとしていたのでしょう。ライバルにさらわれた経営ボードを非難するより、鮮やかな速攻を決めたレッズを賞賛すべきなのだと思います。仕方がないと自分に言い聞かせながらも、未だショックですが…。(コーディー・ガクポ 写真著作者/Steindy )


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