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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

電光石火の移籍決定!現地記者は絶賛!「レアンドロ・トロサールがアーセナルにはまる理由」

「両クラブにとっていいディール。アーセナルはムドリクを手離して、プレミアリーグで経験を積んだ選手と契約した。ムドリクは、チェルシーにとって素晴らしい選手になると思うけど、トロサールはリスクが低い」

「ブライトンは、3年半前に1500万ポンドで契約した選手で大金を獲得した。彼はもう28歳で、ブライトンでは不幸だった。2~3ヵ月なら、信じられないほど調子のいいミトマがいるからね」(「スカイスポーツ」カヴェ・ソルヘコル記者)

「ガナーズの補強の流れに逆行するけど、トロサールと契約するメリットは多い。28歳でキャリアの最盛期にあり、プレミアリーグで既に実力を証明している。今シーズンは7ゴールを決めており、これはサカ、マルティネリ、エンケティアといった選手と同等だ。アーセナルの選手で、これ以上決めているのはウーデゴーアだけだ」(「フットボールロンドン」サム・ヒル記者)

いやー、、速かったですね。チェルシーにムドリクをさらわれてから、たった4日で獲得合意。現地メディアは、アーセナルのレアンドロ・トロサール獲得について、概ね好意的に受け止めているようです。

「将来のスーパースターと見做していたムドリクのような爆発力、パルスはないかもしれないが、ウクライナ人にはないものをもたらしてくれる」と評するのは「スカイスポーツ」のニック・ライト記者。「プレミアリーグ4シーズンで116試合25ゴール」「今季前半だけで7ゴール」「欠場が少ない」といった事実を並べながら、今回の補強の魅力をひとことで表現しています。

Experience over potential(経験は潜在能力に勝る)」

切れ味のいいキャッチコピーに拍手を送りつつ、にわかブライトンマニアの私としては、いくつか付け加えたくなります。左サイド、偽9番、トップ下、WBをすべてこなすユーティリティーは、まさにアルテタ好み。オープンプレーから7ゴールは今季プレミアリーグで3位、スルーパス9本は7位、敵陣ボックスでのタッチ数101回も7位と、素晴らしいスタッツを残しています。

ファイナルサードでのポゼッション獲得20回は、デブライネ、ウーデゴーア、ジャック・ハリソンに次ぐ4位。流動性と執拗なプレス、ボール奪取能力で前線の軸となったジェズスの代わりも、まかせられるかもしれません。過去4シーズン、残留争いを繰り返してきたアタッカーは、4年ぶりのヨーロッパリーグもモチベーションの源泉になるのではないでしょうか。

水曜日に、「ブライトンからアーセナルに2500万ポンドの売り込みがあったというネタは、にわかに信じがたい」と書いたのですが、移籍金2100万ポンドにアドオン600万ポンドという着地は噂通りで、実際に何らかのアプローチがあったのかもしれません。ブライトンにしてみれば、アーセナルはベン・ホワイトのときにきっちり払ってくれた信頼できるクラブです。

1億ポンドのグリーリッシュ、8800万ポンドのムドリク、8600万ポンドのアントニー、5500万ポンドのハフィーニャよりも、半額以下の掘り出し物を即買いのほうが「エドゥのお買い物」らしさがあります。予算が浮いたので、年齢層が高い中盤センターには、クラブの将来を担うヤングスターを引き入れてもいいのではないでしょうか。

グーナーのなかには、ロベルト・ゼ・デルビ監督と揉めていたことを懸念する向きもあるようです。しかし、これについては、「選手同士の口論に指揮官が激怒し、4週間も口を聞いてもらえなかった」「トレーニングの中止は、メディカルスタッフに報告していたので指揮官も知っていたはず」と代理人が説明しているので、気にしなくてもいいでしょう。

「フットボールロンドン」のサム・ヒル記者は、「アルテタの下で成功し、バーゲンプライスになる兆しがある」とまでいっています。おお、アーセナルの公式サイトに「WELCOME TO NORTH LONDON」というメッセージとともに、新たなシャツを着たレアンドロ・トロサールが埋め込まれたバナーがUPされています。

背番号は19。プレミアリーグで首位に立つクラブは、「すべての書類の提出が間に合い、マンチェスター・ユナイテッド戦のセレクションに参加できることを願っている」と添えています。アルテタ監督とエドゥSDは、すぐにチームにフィットすると考えているのでしょう。

入団が決まったベルギー代表FWの最初の声を紹介して、この稿を締めることとしましょう。最も好きなポジションは、ストライカーの後ろだそうです。グーナーのみなさん、おめでとうございます!

「今季はプレミアリーグで最高のシーズンだった。ブライトンではいい仕事ができており、自分のフォームはとてもよかった。ワールドカップの後は、状況的にあまりプレイできなかったけど、アーセナルとともに新たにスタートして、トップクラブの大舞台で自分の力を発揮できることに興奮している」

「アーセナルは歴史あるクラブ。その一部になりたいと思っている。そのために、このプロジェクトに参加したんだ。ここに来られて、とてもエキサイトしている。最高の舞台で、ファンのみなさんに自分を見せたい」


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