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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

カイセドはガナーズを熱望?エヴァートンFWはニューカッスル!サプライズ続出の移籍最新ニュース!

「プレミアリーグに来るチャンスを与えてくれたブルーム氏とブライトンには感謝している。彼らのために、常にベストを尽くしてきた。いつも笑顔で、心を込めてサッカーをしている」

「僕は10人兄弟の末っ子で、エクアドルのサント・ドミンゴの貧しい家庭で育った。夢は常に、エクアドルの歴史で最も輝いた選手になること。ブライトンに史上最高額の移籍金をもたらし、再投資によってクラブの成功を継続させられることを誇りに思っている」

「ファンは僕を心から受け入れてくれた。これからもずっと、心の中にいるだろう。彼らには、この素晴らしい機会を逃せないということを理解してもらえればと願っている」

現地メディアが、「アーセナルがブライトンに6000万ポンドを提示」と一斉報道。ブライトンの経営ボードも、ロベルト・ゼ・デルビ監督も、モイセス・カイセドは売却しないという姿勢を貫いています。しかし本人は、移籍が決まったかのようなメッセージを「Instagram」で配信しています。

ブライトンは、このオファーを一蹴。450万ポンドで獲得した若手に、ククレジャの5700万ポンドを超えるクラブレコードを差し出されても断るとは…!本人は移籍を熱望。アーセナルには3日の猶予があり、次のオファーを準備中と伝えられています。ライバルは、先に5500万ポンドを拒否されているチェルシーです。

確実に獲るなら、できるだけ早くブライトンが主張する7500万ポンドを提示すべし。しかしこれは、アーセナルにとっても史上最高額のお買い物となります。21歳で伸びしろがあるとはいえ、プレミアリーグ26試合2ゴール2アシストの選手の移籍金としてはクレイジーです。値下げ交渉をしたいところですが、ムドリクを強奪したクラブが1発で決めにくる可能性があります。

一方、チェルシーのほうは、オリンピック・リヨンの右SBマロ・グストの交渉で合意に漕ぎ着けたばかり。2640万ポンド(約42億5000万円)を支払ったうえで、半年はリヨンに貸し出すという形になるようです。カイセドを諦め、エヴァートンのアマドゥ・オナナにスイッチしたと伝えられていたクラブは、ガナーズが岩盤を砕いたと聞いて舞い戻ってくるのでしょうか。

絶対に売らないといっていたブライトンは、本人の意志を知って、RBライプツィヒのアマドゥ・ハイダラら後釜候補を物色しているようです。現地の記事が指し示す方向は、週末にガナーズが「Done Deal」ですが、カイセドが望む着地にスムーズに進むのでしょうか。チェルシーが絡む争奪戦は、「予測不能」と書かれたシールを貼って様子を見るのが正しい振舞いです。

プレミアリーグの補強といえば、もうひとつサプライズがあります。ニューカッスルが、エヴァートンのアンソニー・ゴードン獲得でクラブ間合意と報じられています。「スカイスポーツ」によると、今週に入ってからトレーニングを3日休んだ21歳のウインガーは、金曜日にフィンチ・ファームに戻ってくるや否や、「二度とこのクラブでプレイしたくない」といったそうです。

これによってファルハド・モシリオーナーは、「売るかどうか」ではなく「いくらで売るか」にシフトしました。自ら付けたタグは6000万ポンド。しかし選手は出る気満々で、クラブはキャッシュが必要です。4000万ポンド(約64億円)とアドオン500万ポンドという着地は、ニューカッスルの完勝といっていいでしょう。

「BBC」のフィル・マクナルティ記者は、「この移籍金の一部は、新監督のショーン・ダイクに支払われる見通し」といっています。直近のプレミアリーグ8試合で4ゴールのチームは、生え抜きのヤングスターの代役を獲らないと戦えないのではないでしょうか。

ウルブスは、フラメンゴに所属する21歳のMFジョアン・ゴメスが合意間近。冬のマーケットで積極的に動いているクラブにとって、パリのFWパブロ・サラビア、アトレティコ・マドリードからローンで引き入れたFWマテウス・クーニャ、ニースMFマリオ・レミナ、ハマーズのドーソン、ブリストルのGKベントレーに続く6人めとなります。

レスターはリヨンのブラジル人MFテテ獲得まであと1歩、トッテナムはスポルティング リスボンのSBペドロ・ポロを巡って交渉中と伝えられています。デッドラインデーまで残り4日。アーセナル、トッテナム、チェルシーのロンドン勢の動向に注目しましょう。(モイセス・カイセド 写真著作者/jamesboyes)


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