2023.06.05 移籍ニュース2023-24移籍ニュース
前線、中盤センター、CB…マンチェスター・ユナイテッドの売却候補&補強ポイントをチェック!
カラバオカップを制し、FAカップはファイナルで最強マン・シティに惜敗。連敗スタートだったプレミアリーグで3位に食い込み、チャンピオンズリーグに復帰という最大のミッションを達成しました。テン・ハフ監督の初年度は、2023-24シーズンに希望をつなぐ充実のシーズンだったといっていいでしょう。
サポーターのみなさんは、ベストバウトの候補を3つ挙げろといわれたら、どの試合を選びますか?私のTOP3は、2-1で競り勝ったオールド・トラフォードのマンチェスターダービー、同じく2-1で逆転勝利のヨーロッパリーグプレーオフ、バルセロナとのセカンドレグ。そしてもうひとつは、ニューカッスルに2-0で完勝したカラバオカップ決勝です。
グリーリッシュに先制のヘッドを決められた一戦は、失点シーン以外にオンターゲットを許しませんでした。78分に右にいたカゼミーロが中央にスルーパスを通し、ブルーノ・フェルナンデスがダイレクトで枠に収めて同点。ボールを追いかけながら、触らなかったラシュフォードをオフサイドとするかどうかが話題になったゴールシーンでした。
1-1となった4分後、ブルーノの素晴らしいパスが左のガルナチョに通り、最初のクロスをアカンジに当てた18歳が縦に持ち直して完璧なグラウンダー。中央で来ると読んでいたラシュフォードは、オフサイドラインを意識しながら最高のタイミングで前に出ました。
FAカップで敗れた後、「開始早々に失点を喫しても、マン・シティに反撃できるチームは、世界でおそらくわれわれだけだろう」と胸を張ったテン・ハフ監督は、この勝利を思い出していたのではないでしょうか。
バルサ戦の失点は18分、レヴァンドフスキのPK。追いついたのは後半立ち上がりの47分で、中央から上がったフレッジに通したブルーノのラストパスが秀逸でした。右足の一撃がゴール右に決まり、優勢となったホームチームの逆転は73分。ブルーノが左サイドを突破し、ガルナチョとフレッジの連打をブロックされると、ボックス右でこぼれ球に反応したアントニーが左隅に流し込みました。
ニューカッスルとのカラバオカップは、シュート数は14対15ながらオンターゲットは10対2と、守備陣が奮闘したゲームです。先制は33分、ルーク・ショーが左から上げたFKをカゼミーロがヘッドでプッシュ。その6分後、左からドリブルで上がったヴェグホルストが縦パスを転がし、内側からボックス左に出たラシュフォードが強引にねじ込みました。
いずれの試合もワールドカップ明けから、あの忌まわしい7-0大敗までのときめいた季節の勝利です。CR7が去って一体感が高まったチームは、10番が無双状態となり、アーセナルに敗れただけの16勝3分1敗で駆け抜けています。カラバオカップ決勝の直前はマン・シティに3ポイント差、アーセナルに5ポイント差に迫っており、プレミアリーグ制覇も夢ではありませんでした。
レッズに惨敗した後は、ELでセヴィージャに3-0で敗れるなど完全に失速。公式戦トータル12勝3分5敗で、3位に滑り込むのが精一杯でした。ガルナチョ、リサンドロ・マルティネス、ヴァラン、エリクセン、ザビッツァー、マルシアル、アントニーなど負傷者が続出し、ベストメンバーが揃わなかったのも苦戦の理由のひとつです。
最終盤の苦闘は、来季の強化のポイントを浮き彫りにしたともいえます。負傷が多いヴァランには、同等のレベルのバックアッパーが必要。移籍金1000万ポンドと報じられたマグワイアに、来季の居場所はないでしょう。エリクセンは、休ませながらここぞというタイミングで活用すべきで、好不調の波が激しいフレッジは後半のゲームチェンジャーと考えたほうがよさそうです。
マルシアル、ファン・デ・ベーク、エリック・バイリーを売却し、カゼミーロを前で機能させるアンカータイプを獲得するというのも強化プランのひとつです。成長感があるファクンド・ペリストリや、サンダーランドで活躍したアマド・ディアロに期待するなら、エランガも売却候補となるでしょう。
前線では、サンチョをどうするかを決めなければなりません。メイソン・マウントが来て、ガルナチョが成長を遂げれば、左サイドでプレイする機会は激減しそうです。売却という選択肢もありますが、アントニーのバックアッパーとして右サイドで起用するのがいいのではないでしょうか。今季プレミアリーグで、左では16試合3ゴールの25番は、右にまわると6試合3ゴールです。
ハリー・ケイン、メイソン・マウント、キム・ミンジェ、デクラン・ライス。第一希望の4人のうち、何人がオールド・トラフォードに向かうのでしょうか。来季こそは、勝負のシーズン。プレミアリーグ38試合で58ゴールという得点力不足を解消し、ビッグタイトルをめざしていただければと期待しています。
サポーターのみなさんは、ベストバウトの候補を3つ挙げろといわれたら、どの試合を選びますか?私のTOP3は、2-1で競り勝ったオールド・トラフォードのマンチェスターダービー、同じく2-1で逆転勝利のヨーロッパリーグプレーオフ、バルセロナとのセカンドレグ。そしてもうひとつは、ニューカッスルに2-0で完勝したカラバオカップ決勝です。
グリーリッシュに先制のヘッドを決められた一戦は、失点シーン以外にオンターゲットを許しませんでした。78分に右にいたカゼミーロが中央にスルーパスを通し、ブルーノ・フェルナンデスがダイレクトで枠に収めて同点。ボールを追いかけながら、触らなかったラシュフォードをオフサイドとするかどうかが話題になったゴールシーンでした。
1-1となった4分後、ブルーノの素晴らしいパスが左のガルナチョに通り、最初のクロスをアカンジに当てた18歳が縦に持ち直して完璧なグラウンダー。中央で来ると読んでいたラシュフォードは、オフサイドラインを意識しながら最高のタイミングで前に出ました。
FAカップで敗れた後、「開始早々に失点を喫しても、マン・シティに反撃できるチームは、世界でおそらくわれわれだけだろう」と胸を張ったテン・ハフ監督は、この勝利を思い出していたのではないでしょうか。
バルサ戦の失点は18分、レヴァンドフスキのPK。追いついたのは後半立ち上がりの47分で、中央から上がったフレッジに通したブルーノのラストパスが秀逸でした。右足の一撃がゴール右に決まり、優勢となったホームチームの逆転は73分。ブルーノが左サイドを突破し、ガルナチョとフレッジの連打をブロックされると、ボックス右でこぼれ球に反応したアントニーが左隅に流し込みました。
ニューカッスルとのカラバオカップは、シュート数は14対15ながらオンターゲットは10対2と、守備陣が奮闘したゲームです。先制は33分、ルーク・ショーが左から上げたFKをカゼミーロがヘッドでプッシュ。その6分後、左からドリブルで上がったヴェグホルストが縦パスを転がし、内側からボックス左に出たラシュフォードが強引にねじ込みました。
いずれの試合もワールドカップ明けから、あの忌まわしい7-0大敗までのときめいた季節の勝利です。CR7が去って一体感が高まったチームは、10番が無双状態となり、アーセナルに敗れただけの16勝3分1敗で駆け抜けています。カラバオカップ決勝の直前はマン・シティに3ポイント差、アーセナルに5ポイント差に迫っており、プレミアリーグ制覇も夢ではありませんでした。
レッズに惨敗した後は、ELでセヴィージャに3-0で敗れるなど完全に失速。公式戦トータル12勝3分5敗で、3位に滑り込むのが精一杯でした。ガルナチョ、リサンドロ・マルティネス、ヴァラン、エリクセン、ザビッツァー、マルシアル、アントニーなど負傷者が続出し、ベストメンバーが揃わなかったのも苦戦の理由のひとつです。
最終盤の苦闘は、来季の強化のポイントを浮き彫りにしたともいえます。負傷が多いヴァランには、同等のレベルのバックアッパーが必要。移籍金1000万ポンドと報じられたマグワイアに、来季の居場所はないでしょう。エリクセンは、休ませながらここぞというタイミングで活用すべきで、好不調の波が激しいフレッジは後半のゲームチェンジャーと考えたほうがよさそうです。
マルシアル、ファン・デ・ベーク、エリック・バイリーを売却し、カゼミーロを前で機能させるアンカータイプを獲得するというのも強化プランのひとつです。成長感があるファクンド・ペリストリや、サンダーランドで活躍したアマド・ディアロに期待するなら、エランガも売却候補となるでしょう。
前線では、サンチョをどうするかを決めなければなりません。メイソン・マウントが来て、ガルナチョが成長を遂げれば、左サイドでプレイする機会は激減しそうです。売却という選択肢もありますが、アントニーのバックアッパーとして右サイドで起用するのがいいのではないでしょうか。今季プレミアリーグで、左では16試合3ゴールの25番は、右にまわると6試合3ゴールです。
ハリー・ケイン、メイソン・マウント、キム・ミンジェ、デクラン・ライス。第一希望の4人のうち、何人がオールド・トラフォードに向かうのでしょうか。来季こそは、勝負のシーズン。プレミアリーグ38試合で58ゴールという得点力不足を解消し、ビッグタイトルをめざしていただければと期待しています。
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