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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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マディソン&バレッラのダブルは実現するのか?中盤を強化したいニューカッスルの補強最新事情!

サウジアラビアのPIF(パブリック・インベストメント・ファンド)にとって、買収から1年半でチャンピオンズリーグ出場は、望外の成果だったのではないでしょうか。ニューカッスルが昨年の夏に獲ったのは、ニック・ポープ、ボトマン、イサク。的確な補強ではあるものの、ビッグ6に肩を並べようとする野心は感じられませんでした。

ところが、いざシーズンが始まると、ボトマンが加わった最終ラインは安定感が格段に高まり、6節から17試合無敗という快進撃。この間の失点は7しかなく、前線からのプレスとシンプルな速攻も、うまくはまりました。負傷したイサクとサン=マクシマンを思うように起用できないなかで、3位で折り返せたのは、攻守の連動性の高いチームに仕上げたエディ・ハウ監督の手柄です。

最後まで崩れなかったニューカッスルは、19勝14分5敗でTOP4フィニッシュ。プレミアリーグと欧州を両立させたい2023-24シーズンは、選手層を厚くする必要があります。最大の強化ポイントは、ブルーノ・ギマランイスがいなくなると弱体化する中盤です。現地メディアは、2人の即戦力獲得に向けた交渉の経緯を伝えています。

「テレグラフ」が獲得に近づいていると報じたのは、26歳のイタリア代表MFニコロ・バレッラ。インテルで4シーズンめを迎えたハードワーカーは、公式戦52試合9ゴール10アシストという大活躍で、CLファイナル進出の立役者となりました。前線への的確なフィード、鋭いミドル、泥くさい守備を武器とするバレッラには、5000万ポンド(約90億円)のタグが付いています。

セリエA35試合出場はチーム最多。中盤の主軸を手離すとなれば、インテルは移籍金の額は譲らないでしょう。「センセーショナルな契約」「実現の可能性は充分」「1月にノッティンガム・フォレストに移籍したジョンジョ・シェルヴィの見事なアップグレード」と煽る「テレグラフ」の記者たちは、もうひとりの獲得もいけると主張しているのですが…。

トッテナムとの争奪戦といわれているジェームズ・マディソンは、レスターが6000万ポンド(約108億円)を要求しているようです。バレッラと合わせると、1億1000万ポンド。「楽観的な見方が広がっている」という「テレグラフ」に対して、地元メディア「クロニクルライブ」は、「より安いプレーヤーも選択肢に入れている」と伝えています。

ミランがブレシアから、サンドロ・トナーリを買い取ったのは2年前。当時支払った移籍金は1000万ポンド以下で、2027年まで契約が残っているからといって5倍には跳ねないでしょう。ジェームズ・スマイルズ記者は、18歳でトルコ代表に選ばれた逸材アルダ・ギュレルがお買い得と煽ったファブリツィオ・ロマーノさんのツイートを引用しています。

「ヨーロッパで最も才能があるタレントのひとり。1500分プレイしたら有効になるリリース条項が発動し、わずか1750万ユーロで獲得できる」

バレッラとジェームズ・マディソンのダブルが実現し、マンチェスター・ユナイテッドやバイエルンが狙っているキム・ミンジまで押さえられれば、ニューカッスルは相当やっかいな存在になるでしょう。まずはバレッラ。すんなり決まったら、情熱的なサポーターのテンションが爆上がりしそうです。(ニコロ・バレッラ 写真著作者/Biser Todorov)


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